モノを書く仕事をする人でも、プログラムを作る仕事をする人でも、使い慣れたキーボードを変更しなければならないというのはたいへんな苦痛ではないでしょうか。
他の労働条件が同一である場合、同一のキーボードを長く使ったほうが生産性は高まります(キーボード不変の原則)。

私の場合、長いことThinkPadのB5判を使ってきましたので、手は完全に馴染んでおり、サイズの大きなキーボードをクライアント企業の研修施設などで使用しなければならないときには、作業効率が著しく低下してしまいます(当然、通常は自分の使い慣れたパソコンを持ち込ませていただくようにお願いしておきます)。

自宅と職場でキーボードのサイズが違うのは当たり前…と考える方が多いでしょうし、異動先で別なパソコンが貸与されたら、それに慣れるのが当たり前と思われる方も多いと思います。

確かに、Windows機の場合には、同じQWERTY配列のキーボードであっても、メーカーや機種により、少しずつ異なります。

QWERTY配列は、「キー配列のデファクトスタンダード」と呼ばれることがありますが、あくまでも「だいたい同じ」だけの配列であり、たくさんのバリエーションが存在します。

アメリカ国内では、101/104英語キーボードが、ヨーロッパでは102/105多国語(Multi Language)キーボードが、日本では106/109日本語キーボードが主流です。

実際のキー数やキートップ上の表記は、メーカーやモデルや言語によって、ノートパソコンは通常テンキーがなかったり、電源・音量・アプリケーション起動関係のキーなどがあったりなかったりし、かなりの差異があります。
配列だけではなく、キーボードの大きさ、キーとキーとの間隔(ピッチ)、キーボードの深さなどは機種によって大きく異なります。
Windows機の場合、機種を変えれば、まったく性質の異なるキーボードを使うことを強要され、多くのビジネスマンにとってストレスになっているのです。

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮(ご意見・ご感想・ご用命はtakenaga@keieikyouiku.co.jpへ)

<次回に続く>