たとえば、電車の中で、メールをチェックしたい場合を想定してみましょう。
先日まで、私のかばんの中には、ThinkPadとiPhoneが入っていました。

「あ、そうだ。メールをチェックしなきゃ」

と思った場合、当然、iPhoneを取り出します。メールを確認し、返事が必要であれば、そのまま、返事を書き、送信。作業は終了です。
iPhoneを選ぶのは当たり前です。ThinkPadをかばんから取り出し、立ち上げている間に、一連の作業が終わってしまうからです。ThinkPadに限らず、従来のハードディスク内蔵型パソコンの立ち上がりには時間がかかります。サスペンドからの復帰であれば、もう少し早いかもしれませんが、この方法だと、電力の消耗が気になります。iPhoneでの確認・返信という方法がベストな選択であることに、疑いの余地はありません。

しかし、現在、私のかばんには、MacBook AirとiPhoneが入っています(MacBookの通信用に、EmobileのポケットWi-Fiも入っています)。
先程と同様に、移動中に、

「あ、そうだ。メールをチェックしなきゃ」

と思ったとしましょう。
私はどういう行動に出るでしょうか。

この場合、もちろん、iPhoneを選んでもいいのですが、返信文として、ある程度の長文を打つことがわかっていれば、MacBook Airのほうが速いのではないか…という代替案が浮上します。
かばんからMacBook Airを取り出して、ポケットWi-Fiのスイッチを入れ、ネットに接続(ここまでの所要時間はおよそ10秒です)。MacBook Airの蓋をあけて、メールをチェック。未読の受信メールを確認し、返信すべき文章を打ち込み、送信!
蓋を閉じて、ポケットWi-Fiを切り、かばんにしまって、作業終了。…と、こんな具合になります。
ちらっとメールを確認するだけであれば、iPhoneのほうが速いでしょうが、MacBook Airを選んだほうが処理が速いという場面も増えてきます。

インターネットで何らかの情報を閲覧・確認しなければならない場合など、接続までの所要時間がほとんど変わらないとすると(実際、iPhoneで5秒、MacBook Airで15秒といった僅差ですから)、画面が大きく、文字の打ち込みもしやすいMacのほうにプライオリティを感じます。

誰かに電話をかけながら、ネットで地図を見たり、相手が送ってくれたファイルを見たり…という場合になれば、当然、地図やファイルはMacBookで閲覧することになります。この場合、もちろん、iPhoneも使ってはいるのですが、ただの電話機としての使用になります。もし、MacBook Airがなければ、

「一旦電話を切ります。地図(またはファイル)を確認して、もう一度お電話いたします」

と、iPhoneを使ってやりとりしているはずです(ヘッドセットを使うという手もありますが、ここでは省略します)。

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮(ご意見・ご感想・ご用命はtakenaga@keieikyouiku.co.jpへ)

<次回に続く>