このように、MacBook Airがあると、iPhoneのスマートフォンとしてのさまざまな高機能が非常に中途半端に思えてきます。
MacBook Airが手元にある場合、それ以外にほしい情報機器は、

「電話(電話機)」

だけなのです。まさか、移動中に、MacBook Airを開き、インターネット電話サービスであるSkypeを使って話すわけにもいきません。電話機だけはどうしても必要なのです。しかし、それ以外のほとんどの機能、すなわち、ネット検索も、メール受送信も、ファイルの閲覧・確認も、すべてMacBook Airにお任せでよいのです。

「その場合、MacBook Airと組み合わせるべきベストな電話機とは何ですか」

と尋ねられれば、私はこう答えます。

「高齢者用のらくらくホンのような電話機でしょうね」

らくらくホンは、NTTドコモの携帯電話端末製品のブランド名ですから、より一般的な言い方をすれば、

「携帯電話初心者および50代以上の高齢者層をターゲットとする携帯電話端末(高齢者向け携帯電話)」

がベストだということになります。意外に思われる方も多いかもしれませんが、これからはズバリ、

MacBook Air + 高齢者向け携帯電話

の組み合わせがベストの選択です。

高齢者向け携帯電話は、シンプルで使いやすく、それでも、ちゃんと携帯メール機能はついていますから、いざとなれば(MacBook Airが使えない状況など)、メールのやり取りは「らくらく」できます。ご存知のとおり、日本には、PCメールと携帯メールという2つのメール文化があります。パソコンであるMacBook Airは携帯メールを送受信できませんから、この点でも、携帯電話を持たないというわけにはいきません。

MacBook Airと高齢者向け携帯電話は、驚くほど、その機能が重複しません。きれいに相互補完し合う関係になっており、かっちりと役割分担させることができます。

ネットで何かを調べるとき ⇒ MacBook Air で対応
長文を打つとき ⇒  MacBook Air で対応
PCメールをやりとりするとき ⇒ MacBook Air で対応
ファイルを開くとき ⇒ MacBook Air で対応
電話をかけるとき ⇒ 高齢者向け携帯電話で対応
携帯メールでやりとりするとき ⇒ 高齢者向け携帯電話で対応
電話をかけながら、画面を見たいとき ⇒ MacBook Airと高齢者向け携帯電話の併用で対応

このように、どんな局面を想定しても、両者があればこと足りますし、出番が重複することもありません。最強の組み合わせであることがわかります。

やはり、

「MacBook Air と高齢者向け携帯電話 の組み合わせが天下をとる」

という予想が成立します。

MacBook Airをはじめとする薄型・軽量で立ち上がりの速いパソコンが世の中に出まわりつつある現在、iPhoneをはじめとするスマートフォンの普及は案外難しいかもしれません。
高齢者向け携帯電話を若い世代やビジネスマン向けにアレンジし、MacBook Airのような立ち上がりの速いSSD内蔵パソコンと組み合わせて、販売するほうが、マーケティング的には正しい選択となるかもしれません。

「では、まず、あなたがiPhoneをやめて、高齢者向け携帯電話を使ってみて、その使用感をレポートを書いたらどうですか」

なるほど。それを言われると弱い(笑)。

こう、お答えいたしましょう。

「おっしゃるとおり。私も変えたいのは山々なのですが、まだ、iPhoneの残債がだいぶん残っているので、今、機種変更するのは、難しいのです。すぐにでも実験したいのですが、とても残念です」

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮(ご意見・ご感想・ご用命はtakenaga@keieikyouiku.co.jpへ)

<この稿終わり>