2011年1月のアーカイブ

過ぎたるは及ばざるが如し②

単独の講演であっても、伸びていいことにはなりません。お客様(受講者、聞き手)の都合を考慮するのが、プロの講師としての配慮です。
帰りの新幹線の切符をすでに持っている方、飛行機のチケットの手配をしてある方にとって、講演時間・研修時間の延長は、たいへんな迷惑になります。
在京の方であっても、その後、大切な商談を控えている方もいらっしゃるでしょうし、ご友人やご家族と食事の約束をされている方もいらっしゃる可能性があります。

「たくさん話をしたほうがサービスだ」
「いい話なんだから、長くしたほうが喜ばれるはずだ」

というのは、全て、話し手のエゴです。

「時間ぴったりに終わらせるよう、事前にしっかりと内容を吟味する」

ことが講演・研修のプロとしてやらなければならないことです。

どうしても話を続けたい場合は、いったん、講演を終了し、雑談形式・自由参加形式で再開すればよいのです。

「…以上で今日の講演は終了です。ただ、先ほど話題に登った◯◯については、気になる方もいらっしゃるので、興味のある方は、前の方にお集まりください。私の方で、少しだけ追加の解説をさせていただきます」

といった感じです。
ただし、リレー講演のアンカーでない場合には、この方法は使えません。①当該情報に関して記載した自著の紹介、②自身のブログを使った情報の補完、③主催者の許可をとった上での講演会全体が終了してからの補講など、別な方法を考えなければなりません。

「過ぎたるは及ばざるが如し」

これから講義・講演・研修を担当されるであろう新人の中小企業診断士の皆さん、新人のコンサルタントの皆さんは、この点を覚えて置かれるとよいでしょう。

<この稿終わり>。

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2011年1月30日

過ぎたるは及ばざるが如し①

「6時間くらいの講義であれば、プラスマイナス5分以内で終えることができますよ」

以前に、大学院時代の恩師に企業研修の代講依頼をいただき、打ち合わせの際に、このように話したら、たいへん驚かれました。

私のように、講義・講演・研修の機会が多いコンサルタントにとって、

「時間厳守」

というのは、実は、大切なノウハウなのです。

一番考慮しなければならないのは、企業研修や企業講演などで、私の後に、講演者がいる場合です。

「10分くらい伸びてもいいだろう」

と考えると、あとで、たいへんなトラブルになる可能性があります。

「どうして、前の講師は時間が伸びたんだ! 私の時間が減るじゃないか」

後の時間の担当講師に、こんなふうに事務局に怒鳴りこまれたりすれば、当然、矛先は時間超過した私に向けられてしまいます。悪いのは、私ですから、当然です。

何人かの講演者でリレー講演をする場合など、一人ひとりが5分ずつ延長すると、5人で25分の延長となり、後の時間の講演者ほど話す時間が短くなってしまいますし、予定していた内容の話を聴くことができなくなった聞き手の皆さんにも失礼です。会の主催者にも多大なご迷惑をかけることになります。

<次回に続く>

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2011年1月28日

日経ビジネススクールのテキスト到着

昨日の日本経済新聞にも紹介が載っていましたが、いよいよ、日経ビジネススクールの研修「ースで学ぶマーケティングの基本ケ」が近づいてまいりました。

お申し込みいただいた皆様、本当にありがとうございます。
当日、よろしくお願いいたします。

私の手元にも、本日、印刷・製本されたテキスト・資料の見本が到着いたしました。

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2ヶ月に1回くらいのペースで開催予定ですので、ご都合の会う方は一度お越しください。

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2011年1月27日

オンデマンド時代は本当に到来するか②

鳴り物入りで登場したAppleTVですが、我が家への普及度合いはイマイチのようです。
最大の理由は、コンテンツの少なさ。これは徐々に解消していくのでしょうが、現段階では残念ながら魅力に乏しく、すぐに見たい映画がなくなってしまいます。
先日テレビでやっていたスピルバーグ監督・トム・クルーズ主演のSF映画『宇宙戦争』があまりにつまらなかったので(ファンの方、すみません)、口直しにと思い、B級SF映画の最高峰『マーズ・アタック』をダウンロードして視聴したのですが、

「さらに見たい」

映画がありません。
普及まではあと数年かかるのではないでしょうか。

2番目の理由は、ダウンロード時間の長さです。不思議な話なのですが、自宅リビングのMac miniでダウンロードすると、たいへんな時間がかかります。先日申し上げたとおり、レンラルビデオ店に行って、映画を借りて、視聴して、返却するまでの時間よりも長時間かかってしまうのです。
2時間の映画をダウンロードするのに、

「5時間」

というのは、いかがなものかと思います。

ところが、試しに、MacBook Airでダウンロードしてみたのですが、今度はあっという間です。ものの5分でダウンロード完了。

寝室兼書斎のiMacではまだ試していないのですが、このダウンロード時間の差は何に起因するのでしょうか。
回線はいっしょ。無線LAN環境にある点もいっしょ。同じネットワークの中に存在する3台のMacです(試したのはまだ2台ですが)。細かく見ていけば、ハードディスクとSSDの差だ、CPUの性能差だ…と分析することもできるのですが、それにしても、

「5分と5時間」

という差にはなりません。「1:60」ですから、差というより比といったほうがぴんとくるほどです。

原因はいろいろ考えられるのでしょうが、いずれにしても、こういった不安定さは、ユーザーにとっては、興ざめの原因になります。

新しいサービスが軌道に乗るまでには、ある程度の時間と経験が必要なのでしょう。

<この稿終わり>

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2011年1月27日

オンデマンド時代は本当に到来するか①

Appleのオンデマンド型映画配信が日本でもスタートしました。

竹永け林檎化計画の一旦として、この際、AppleTVの購入も考えましたが、よく考えたら、自宅リビングのテレビにはそれほどたくさんのHDMI端子があるわけではありません。ハードディスク・レコーダーとMac miniをつないだら、それでおしまい。
もちろん、切り替え用にセレクターを設ければよいのですが、それまたシンプルではありません。これ以上配線がごちゃごちゃするのは避けたい…そんな状態の我が家のテレビの「裏側」ですので、ここはグッとこらえてみました。

そもそも、映画をゆっくり鑑賞できるような時間はないのですが、マーケティング関連の仕事をするうえで、「新しい物」には触れることは常に大切。乗り遅れるとあっというまにおいてきぼりにされてしまいますので笑

ところが、ふと考えてみると、テレビにMac miniがHDMIケーブルでつながっているということは、そもそもAppleTVはいらないということになります。
Appleのホームページから映画をダウンロードするなら、Mac miniにインストールされているiTunesを使えばよいことに気づいたからです(気づくのが遅いですよね)。

というわけで、おくればせながら、映画の購入に挑戦。どうせ、じっくりと見ることはできないと思うので(このところ、ほんとうにたいへん忙しいのです)、ダウンロードならびに画質・音質のチェックだけが目的です。

このしくみが軌道に乗ると、いよいよオンデマンド時代の本格的な到来となるのではないでしょうか。

私たちのように、講義や講演内容をDVDに収録して、販売したり、提供したりする仕事をするものにとっても興味津々のシステム。早く軌道に乗ってほしいものです。

電子書籍時代になれば、出版社を通さず、個人が自由に書籍を出版できるようになるはずです。同様に、動画のオンデマンドが安定的に行えるようになれば、今後はDVDやBlurayが主流ではなくなり、講義録画や講演録画の配信も、高速回線を用いたオンデマンドが当たり前になるはずです。
大手予備校などではすでに自前でこういったことができる設備を持っているでしょうが、問題はクライアント(顧客)側の受信装置にあります。一般にパソコンを使った動画の配信は不安定きわまりないものであり、実用的なものではありません。

要は、

「誰でも、いつでも、ポチっとやるだけで、自動的に課金され、かつ、ダウンロードに手間がかからず、何の問題もなく何度でも再生できるが、コピーはできない状態」

が構築できるかどうかということなのです。
Appleの映画配信システムは、かなり、この状態に近づいたのではないかと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょう。

もっとも、下馬評だけで判断する問題ではありません。
しっかりと自分の目で確かめる必要があります。

話が長くなりましたが、そうこうしているうちにダウンロードが始まりました。

「あと5時間です」

おいおい…笑

現在の光回線で映画一本ダウンロードするとなると、まだまだけっこうな時間がかかりそうです。その間に、レンタルショップに行って借りてきて、見終えて、返してきても5時間はかかりませんね。

のっけから、暗雲が立ち込めてきました苦笑

<次回に続く>

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2011年1月13日

日経ビジネススクール開講に向けて④

http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1102006.html

もちろん、マーケティングに関する書籍を乱読していただくのも大賛成です。

本書の巻末には、本書を執筆するに当たって参考にした文献を一覧にしてあります。 ただはじめは、ハードな学術書よりも2,000円以内くらいで入手できるソフ トな入門書のほうが読みやすいかもしれません。

一方、本書は、企業の中で、部下や後輩にマーケティングについて指導す るお立場にいらっしゃる方々のためのガイドブックとしても使えます。社内 セミナーや研修、朝礼やミーティングの際に、マーケティングについての話 をしなければならない際に、本書を「ネタ本」としてお役立ていただければ 幸いです。実は、私自身、本書を辞書代わりにしようと思っているところです。

私がいつも、コンサルティング先のお客様にお伝えし、あるいは、ビジネ ス・スクールでの講義・講演の際に板書し、パワーポイントで説明している 情報の中でも、特に重要なものを集めてあります。先人たちの受け売りだけではなく、私と私の所属する経営教育総合研究所独自の視点を加えてありま す。ご質問があれば、どしどしお寄せください。

“マーケティングなんて、人によって解釈が異なり、つかみどころがない まやかしのような言葉で、知っていていなくても別に大差ない” 世の中に は、こんなふうにマーケティングに対する誤解や偏見を持った方もいらっし ゃいます。ですが、本当は、マーケティングにもきちんとした定義があり、 企業がお客様にモノを売るために役立つ方法論がたくさん開発されている のです。

本書を読み、少しでもこんな誤解や偏見がなくなれば、うれしく思います。 お手元に置き、末永く愛用していただければ幸いです。

<本稿終わり>

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮
(takenaga@keieikyouiku.co.jp ご意見・ご感想・ご用命はこちらへ)

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮

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2011年1月10日

日経ビジネススクール開講に向けて③

http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1102006.html

「はじめに、お客様ありき」。これがマーケティングの出発点です。

今回の講座で皆さんにお渡しする小冊子『マーケティング戦略の手引きとヒント』は、これから、マーケティングの感覚・手法を取り入れて、ビジネス を成功させたいと考えている方を対象に、さまざまな専門用語・視点・切り口・方法・手順・フレームワーク(枠組み)・簡単な事例をぎっしりと詰め 込み体系的に整理した要点集であり、便覧です。ですから、タイトルは、「手引きとヒント」としました。索引も充実しています!

企画書を作ったり、明日からの販売計画を考えたりするとき、何もない状 態からではなかなかアイディアが浮かばないものです。何か、ヒントがほし い…もし、そう思ったときには、是非是非、本書をぱらぱらとめくってみて ください。

箇条書きになっている箇所、ゴシックで指定してある重要用語、図表やチ ャート、事例…これらが、皆さんが、マーケティング戦略を考えるときのヒ ントになってくれるはずです。

本書は百科事典ではありませんので、記述が抽象的で、言葉足らずだな、 難しいな…と感じる箇所も多いと思います。あくまでも、便覧・ヒント・手 引きですので、どうかこの点はご容赦ください。

こんなときはどうすればよいか。ここから先はインターネットの出番です。 もう少し調べてみたいと思った用語や事項について、調べてみてください。 ネット上には、その用語や事項に関するより詳しい説明や具体的な事例がい たるところで紹介されているはずです。どんどん、研究してみてください。

<次回に続く>

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮
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2011年1月9日

日経ビジネススクール開講に向けて②

http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1102006.html

よい製品をお手ごろ価格で提供することは、お客様にとっての価値を作る (創造する)という段階であり、とても大切です。そのことをお客様にお伝 えし、商談が決まれば、きちんとお届けすること、すなわち、価値を情報と してお伝えし、商品をお届けする(伝達する)という段階も大切です。価値 の創造と伝達、これがセットとなってはじめて、お客様にモノを売ることが できるのです。

さて、皆さんは、どんなお客様にモノを売っていますか? 商品ではなく、 サービスを提供している方もいるでしょう。消費者ではなく、企業や業者と 取引をされている方もいるでしょう。自社の他の部署とやりとりをしている方もいらっしゃるでしょう。でも、広い意味で、「“誰か”に“何か”を提 供している」という点では本質的にはみな同じです。ですから、マーケティ ングは、業種や業態、企業の規模の大小にかかわらず、使うことができる、 たいへん柔軟かつ重宝なものなのです。

「誰に向けて売るのか」。これはとても重要なチェック・ポイントですね。 そもそも、何を売るか、いくらで売るかということは、お客様の顔を思い浮 かべながら、はじめて決めることができるのです。

私が、学生街に高級フランス料理店を構えたとしましょう。その店で出す フランス料理はたいへんおいしいものだとしましょう。しかし、大学の昼休 みに、学生たちは、私の店には食べに来ないでしょう。隣のあまりきれいで はないラーメン屋のほうがずっと繁盛しているはずです。彼らにとっては、 1杯300円のラーメンのほうがずっと価値があるからです。

<次回に続く>

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮
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2011年1月8日

日経ビジネススクール開講に向けて①

http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1102006.html

失敗しない経営は経営者の理想であり、夢です。しかし、絶対に失敗しな い経営のための方程式や特効薬は残念ながら、世の中にはありません。

では、どうすればよいか。できるだけ、失敗しないように工夫すればよい のです。

そのために、先輩の経営者やビジネスマンたちは、「戦略」という概念を 生み出しました。特に、お客様に対し、モノを売る際には、「マーケティン グ(戦略)」という考え方を用いれば、失敗しにくいということを発見しま した。20世紀初頭のことと言われています。

簡単にいえば、マーケティングとは、これからモノを売ろうと思っている お客様(見込み客の場合もありますが)に対し、最高にすばらしい製品をお 手ごろな価格で販売するためのさまざまな工夫のことです。

たとえば、すばらしいクルマが手頃な価格で売られていても、そのことに お客様が気づいていなければ、買ってはいただけません。ですから、お客様 とのコミュニケーションは、マーケティングの中ではとても重要なチェッ ク・ポイントになるわけです。

また、せっかく商談が成立して(モノが売れても)、お約束させていただ いた期日までに、お客様のところに納品されなければ、満足していただける どころか、お叱りを受けてしまいます。お客様にご購入いただいた商品(本 書では製品とよびますが)をいかに早く、確実にお届けできるか。これも、 マーケティングでは、欠かすことのできないチェック・ポイントとなるわけ です。

<次回に続く>

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮
(takenaga@keieikyouiku.co.jp ご意見・ご感想・ご用命はこちらへ)

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2011年1月7日

MacでMicrosoft Officeを使う最良の方法

年末に導入したCrossoverMac。
たいへん快調です。

MacのOSに慣れてしまうと、重くて複雑なWindowsに戻る気にはなりません。
しかし、ワープロは使い慣れたソフトが一番です。

「パッと起動。パッと書き込み。パッと保存」

というとどこぞの家電メーカーのCMのようですが、使い慣れたMicrosoft Wordを、このような快適な環境で使えるようにすることは、私にとって最大の「衛生要因」。

Windows7では動作保証が外れてしまっているWord2000が、実質的な「手足」である私にとって、

「MacOSでWord2000が動けば最高だけどなあ」

という夢が、まさか、8,000円くらいの投資で実現するとは思ってもいませんでした。
Boot Campも悪くはありませんが、Macを使いながら、MacOSを使えないという状態は、やはり納得がいきませんでした。

おかげさまで、正月三が日もちょこちょこと締切が近づいている原稿を仕上げることができ、本当に助かっています。

本家のWindowsからはすでに「見放された」ソフトが、Macではしっかりと動作保証されて「動く」というのは、本当に驚きです。

MacBook Airをきっかけに半信半疑でスタートした竹永家林檎化計画ですが、今では計画を遂行してよかったと思います。

会社のOfficeで使用しているパソコンも現在はThinkPadX200ですが、今後、寿命が来れば、MacBook15または17インチに機種変更しようと思います。そのほうが安上がりですしね。

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2011年1月3日