2011年6月のアーカイブ

リプライもジャスト140字

本日、オフの時間を利用し、Twitterについての入門書を初めて通読。
自分の不勉強がいろいろわかりました。

「もっと早く読めばよかった」

とも思うのですが、

「たぶん、読んでも意味がわからなかっただろう」

とも思います。

まるで、外国語を初めて学ぶようなものです。概念がわからないですものねえ。

いろいろわかったことがあるので、改めて、ここにアップしようと思いますが、

とにかく

「リプライ」
「リツイート」

は、やるべきだということがわかりました。

で、常識を打破すべく、こちらも「ジャスト140字」で行けるところまで行こうかと思います。

「どんな140字のリプライがつくのだろう」

と興味を持ってくださる方がいるかもしれません。

加えて、「ハッシュ・タグ」についてもようやく勉強しました笑
ひどいものですねえ こんな基本用語も知らないで、延々とSNSについて論じていたわけですから笑
どうか皆さん、お許しを。

5〜6冊大人買いしたので、書評はまたに。今日・明日の空き時間にできるだけ目を通し、読み終わったら、和室にある

「断頭台」

に送ります。

今日のニュー・キーワード:『断頭台』

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2011年6月27日

iPhone4故障問題

数日前からiPhoneの調子が悪くなりました。通話ができなくなったので、

「壊れた」

と言っていいと思います。こちらの声は相手に伝わるのに、相手の声はほとんど聞こえません。

SoftBankに持って行くと意外な解答。

「iPhone4の修理はうちではできない。Apple Storeに持って行ってください」

3Gのときとは大きな違いです。3Gの時は修理または機種交換にすぐに応じてくれましたのに。

とういうわけで、仕事が終わってから、銀座のApple Storeへ。
4階のジーニアス・バー(修理相談受付)を目指します。

「お客様、ご予約は?」
「していません」
「では、ここでして頂く形になります」
「何時になりますか」

忘れていました。このお店。基本的にすべて予約制。何をするにもネットで予約が必要。
たかが、携帯電話の修理ですら、受け付けてもくれません。

「2時間待ちになりますが…いかがいたしますか?」

そんなには待てないので、翌日(つまり本日)の予約をとり、この日は退散。

帰りながら考えたのですが、地方にお住まいの方などはどうされるのでしょうか。
もちろん、郵送や宅配便でのやりとりがあるのは知っていますが、携帯電話を送ったり、送られたりすれば、その間、全く使えないわけです。
仕事で使っている人間にとっては致命的。大きな落とし穴です。

本日朝一番に再訪問。
事情を説明すると、このトラブルはけっこうあるそうで、ソフトの問題なのか、ハードの問題なのか、未だに原因がわかっていないそうです。

「ということで、機種交換となります」

数分で、新品のiPhone4が。
どうせなら、「白(ホワイト)」に変えて欲しいところですが、それは無理でしょう。

というわけで、現在、通算5個目のiPhoneが手元にあります。通算5個目とは、iPhone3→iPhone3G→機種交換で再びiPhone3G→iPhone4→またまた機種交換 という意味です。
けっこう壊れるものですね。

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2011年6月26日

SNSのプロフィール顔写真の問題

「竹永さん、Twitterの写真、撮り直そうか? あれは若すぎるんじゃない? 細いし。スナップだし…」

先日の打ち合わせの際の弊社社長・山口からの指摘です。
さすが。適切な判断です(というほどでもないか。誰でもわかる笑)。

しかし。

「そうですね。では撮り直し、お願いできますか」

とは答えずに

「あれでいいのです。そのままで」

「え? なんで?」

「初対面でリアルにあった方とのファースト・コミュニケーションのネタになるからですよ。『ありゃ、思ったより太いですね』と苦笑い。出会いたるもの、笑いからスタート。これが肝心です」

「ああ、そういうことですか。なるほどね。ツカミというかアイスブレイク…」

「おっしゃるとおり」

苦笑していたから、絶対納得はしていなかったと思いますが(笑)、理解は示してくれました。
上司の許諾もとれたことですので…
写真は現状維持! 続行あるのみ!

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2011年6月24日

「つぶやき代行ビジネス」と「キーワード密度」

先日ある企業を訪問した際、

「実は、弊社もTwitterを始めました」

と伺いました。
当初は慎重だった日本の企業(大手・中小問わず)も、日経やダイヤモンド系の雑誌で、毎週のように取り上げられると、

「うまく使えば効果があるのだろうな」

と思う方が増え、

「導入」

意思決定が下されるのではないでしょうか。

少し前まで私もTwitterに対しては懐疑的でしたので、お気持ちや経緯はたいへんよくわかります。

しかし、いざ、スタートしてみると、

「優良なコンテンツを定期的に出し続ける」

というのは、けっこう骨が折れることに気づかれるはずです。

実は、

「文章は制限文字数が短くなればなるほど、難しい」

ということに多くの方は気づいていないのです。
一番難しいのは、俳句、次が、短歌、そして、三番目がTwitterというところでしょう。

Facebookのウォールへの投稿は420字。
ざっと原稿用紙1枚分です。
これに比べるとTwitterはるかに短い(140字)。

ちょうど140字に納めるのがとても難しいが、そこがおもしろい…というニュアンスを、外国の友人に説明するときは、

”Twitter is like a puzzle for me.”
(「Twitterは私にとってパズルみたいなものですよ」)

といえば、概ね理解してくれます。
日本では、「何文字」という数え方が浸透していることを知っている友人ほど、縦に頷いてくれます。

ですから、パズルが楽しい方にはよいと思うのですが、パズルが苦手な方には向かないかもしれません。

文字数をまとめあげることがたいへんだ…ということ以前に、ネタ探しにも苦労します。

「今、おいしい餃子をゲット! ハッピー」

では、ビジネスにおけるつぶやきとしては通用しないからです。

そこで、今後は、

「つぶやき代行ビジネス」

が出てくるのではないかと予想。

早速、Googleで調べてみましたら、すでに先行者はいるようですね。

私の場合、不勉強なこともありますが、複雑な方法をとるよりも、正攻法で、

「卓越した有益な情報を継続的に出すこと」

で、フォロワーの数を増やすことはできると考えています。

想定する標的顧客が、

「これいいな。このつぶやき、明日の朝礼のネタとして使えるな」

と思っていただけるような情報を出し続ければ良いわけです。

内製化が難しい場合、単純に、既存のコンサルタントやライター(雑誌に寄稿している方々)代行依頼(外注)してしまったほうが速いのではないかと思います。

雑誌の原稿料の相場がどれくらいか、調べてみますと

400字で 2,000〜4,000円

くらいです。
Twitterの場合、

140字ですから おおむねその3分の1

140字で  700〜1,400円

というのが妥当かもしれません。
量ではなく、質についても加味することができます。フォロワーの数の増え方を、ボーナスとして加算してもいいわけです。

わかりやすくするために、

140字  1,000円

として考えると、

1ヶ月で100投稿で

1,000円×100=10万円

となります。
企業規模によって、この10万円をどうみるかは違ってくると思いますが(効果測定によって)、大企業にとっては、広告宣伝費・販売促進費としてはきわめて安上がりです。
もっとも大企業の場合、もう少し力のあるコンサルタント・ライターに依頼するでしょうから、倍額としても

2,000円×100=20万円

です。

直接、コンサルタントやライターをさがすのだたいへんであれば、仲介者(ベンダー)が必要になります。
彼らの取り分を50%上乗せして、

2,000円×100×1.5=30万円

くらいが妥当でしょう。

さてさて。
ここで、宣伝というわけではないのですが、中小企業診断士というのは、

「100字」
「150字」
「200字」

にきっちりと仕上げるために、ものすごいトレーニングを受けている方々です。

人によって得意技や得意領域は違えど、ほぼ共通しているのは、彼ら(私もですが)は、

「卓越した文章圧縮能力」

を持っているということです。

「140字」

という字数制限が与えられると、内発的に動機づけられる種類の(不思議な)人達です(私もですが)。

単位文字数当たりに重要キーワードがどれくらいあるかを示す言葉に

「キーワード密度」

があります。

彼らの書く文章は、とにかく「キーワード密度」が高いのが特徴です。そうでないと、国家試験をパスできないのです。

㈱経営教育総合研究所がパートナーとして登録・契約している中小企業診断士の数は150人以上です。そのうち、メインで執筆の仕事をしてくれている方々はおよそ50人。
『企業診断』『近代セールス』『商業界』そして、最近スタートした『日経流通新聞』
執筆を担当しているのは、山口自身と山口が担当している弊社ライティング講座の卒業生 (全員中小企業診断士)です。
弊社の執筆量ですが、合計すると年間7,000頁くらいになります。 計算するのも面倒な量です笑(詳細は弊社ホームページ参照)。

 

Twitterの場合も同じです。「キーワード密度」が高くないと、非常に中身の薄いつぶやきになってしまいます。

先日の「140字の経営学」からの転載ですが、

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ベストセラー「もしドラ」の主人公「川島みなみ」に、AKB総選挙で雪辱を果たした「前田敦子」をキャスティングした映画『もしドラ』は、本来、シナジーという用語を説明するのに、最適な教材となったはずである。ところが、映画は大苦戦。実際の経営は、フレームワーク通りにはいかないものである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キーワードは、「もしドラ」「川島みなみ」「AKB」「総選挙」「雪辱」「前田敦子」「映画『もしドラ』」「シナジー」「最適な教材」「苦戦」「実際(との違い)」…以上、11個入っています。

このどれがかけても、このつぶやきの価値は半減します。
11個のキーワードが奏でるオーケストラ
一種のハーモニーなのです。

まもなくスタートして20日になろうとしている「140字の経営学」ですが、「キーワード密度」と「ハーモニー」について興味のある方は、過去にさかのぼって、1つ1つ分析してみてください。

上記「もしドラ」の例が、特に優れたつぶやきでないことがおわかりいただけると思います。

個人的に、この20日間で、一番良く出来たなあと思うのは、新幹線の中でつぶやいた、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
J・コッターも提唱する革新者・管理者二元論を、日本で最初に理解していたのは、坂本龍馬であろう。彼は、自らが革命家(=革新者)であり、政治家(=管理者)たりえないことを知っていた。両者の区別ができず、革命後の政府に為政者として留まり、晩節を汚してきた他の革命家との大きな差異である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

です。
これも分解し、キーワードを拾ってみましょう。

「コッター」「革新者・管理者二元論」「最初に理解」「坂本龍馬」「革命家」「革新者」「政治家」「管理者」「区別」「留まる」「「晩節を汚す」「差異」

以上。
12個です。1つ欠けても、このつぶやきは成立しません。

私が「140字以内」ではなく「140字」にこだわるのは、1つには、そのほうが目立つからです。
マーケティングや経済学の用語を用いれば、「シグナリング効果」が働くからです。

シグナリングとは、人や組織が「ちょっと無理している」「ちょっとがんばっている」ことが、相手の人や組織に伝わると、強く注目していただけるという考え方です。

「あそこの店、24時間営業だってさ」
「がんばるね。すごいな。ちょっと行ってみようか」

これが一番簡単なシグナリングです。

実際、「140字の経営学」は手間がかかっています。「140字以内「よりも「140字ジャスト」のほうが作成に時間がかかりますから、フォロワーの方々の評価が高くなります。
シグナリングが生じているのです。

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無条件返品保証を表明している六花亭。顧客への代替案対応を徹底しているリッツ・カールトン・ホテル。少しだけ無理をする企業に対し、消費者は自らのアンテナを向けてくれる。顧客がキャッチする信号を「シグナリング」という。「ジャスト140字」の反響は大きい。シグナリング効果のおかげである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このように、

㈱経営教育総合研究所は、Twitterは後発組ですから、実験的にスタートした私のTwitterはいくつかの差別化要因を必要としています。

これ自体についても先日、つぶやきました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後発が先発に追いつくのは並大抵なことではない。市場開発リスクを負うことを放棄した必然的な報いである。①実名投稿、②テーマ絞り込み、③高密度情報発信、④非営業主義、⑤ジャスト140字、⑥高頻度投稿。以上6つが「140字の経営学」における先発Twitterに対する差別化の要素である。
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以上が先日のつぶやきです。

このうち、④⑥は初期・導入期にはかかせませんね。

④については今後はだんだん押さえていきます(営業的側面も出していきます)。
Twitterでガンガン営業しようとは思いません(そんなことをしたらフォロワーの方々に愛想をつかされます)が、ボランティアではなく、ビジネスにつながっていくことを証明しなければいけない立場にありますので、そこはご理解いただければと思います。

直近のつぶやきを見るとそのことがわかります。
ちょっと営業も入っています笑

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http://t.co/leSKkF7 ドラッカーは、顧客創造の基本機能は、「イノベーション」と「マーケティング」の2つしかないと説いた。本講演では、FacebookとTwitterを用いた「マーケティング・イノベーション」を取り上げ、これらによる顧客創造の是非についても論じる。
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URL部分は、日経ビジネススクールへのリンクです。
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1107013.html

⑥については、初期のハイスピードは維持できないかもしれませんが、もともとは、

「歯磨きの回数だけつぶやく」

が目標ですから、1日3個。
1週間で20個くらいがよいペースではないかと思っています。

スピードや頻度を追求し、が落ちることを、自分でも一番恐れているからです。

もし、皆様の中で、Twitter、正確に申し上げれば、「つぶやく際に書かなければならないMax140字の文章作りそのもの」で苦労されている方がいらっしゃれば、㈱経営教育総合研究所のほうに一度ご連絡ください。

① ノウハウについて教えてほしい
② 代行を依頼したい

いずれでもけっこうです。

その際、このブログを見た…といっていただければ、話が早いと思います。

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2011年6月23日

Facebook・Twitterのシナジーが巻き起こすマーケティング・イノベーション

すでにTwitterで報告させていただいたとおり、昨日はある企業で、比較的若い層の方を対象に、経営戦略論のセミナーを担当しました。
タイトルこそ、経営戦略論でしたが、実際には「部下のタイプ別管理法」(これについては、最近、山口・木下両氏が日本全国の企業で講演中。詳細は、㈱経営教育総合研究所にお問い合わせください)について話す予定でした。
この講演は月1回ペースで実施する1年間のシリーズ講演。
私の他にも、山口・矢田といった弊社研究員が講演も担当しています。

今期の、初月・初日であった昨日。
会場を見渡すと、今年は、顔ぶれが若く、「開講式」前の時間から、皆さん、iPhoneその他のガジェットでネットに接続して、とてもおいそがしそうにしています。

そこで、私の講演は、この話でスタート。

「皆さんは、FacebookやTwitterにどんな印象を持っていらっしゃいますか。また、どんな使い方をされていますか。」

ということで、ショート・ディスカッションを開催。

初対面の方同士なので、自己紹介も合わせて、数分のディスカッションを行っていました。

ところが。うれしい誤算が。

「終わらない…」

どこの小グループもどんどん盛り上がってしまって、私の予定していた時間を大幅にオーバー。

たいへんな関心があることが改めてわかります。
中小企業診断士の理論政策更新研修もこのテーマでやるべきではないか…とすぐに思いました。

その後、私の講義にバトンタッチ。実際に、どのような

「ストーリー」

を描けば、思わぬ人とリアルに出会い、リアルにビジネスにつながっていくのか…
たいへん熱心に聴講していただきました。

「…以上の『ストーリー』でわかるとおり、規模の小さい企業、顧客の少ない企業ほど、SNSの効果は大きい。一種のテコのようなものです。これは精神論ではなく、論理です。いっしょに証明していきませんか?」

ドラッカーは、顧客創造の基本機能は、「イノベーション」と「マーケティング」の2つしかないと説きました。
FacebookとTwitterの併用によるシナジーは、一種の「マーケティング・イノベーション」を巻き起こしています。
ただし、ただ使えば良いというものではなく、使い方があります。
どうやったら、これらにシナジーが起こり、どうやったら顧客創造につながるか…これらについてお伝えいたしました。

「SNSを誤解していました」
「逆転の発想なんですね」
「両者を結びつけるというのは、単にLinkをはるということでないのですね」

講演後、多くの方からこういった感想をいただきました。

講演後の立食パーティでも、1人をのぞきすべての方と名刺交換できましたが、話題はほぼ100%、

「TwitterとFacebookをどうやって企業で活用すればよいか」

に終始。たいへんおもしろかったです。

中締めが終わり、本来、部屋からでなくてはならない時間になっても、議論は続きます。

「そろそろ会場を示させていただく時間です」

幹事様の声が耳に届きません。
皆さん、しばらくしてようやく、はっと気づき、

「じゃあ、続きは次回にやりましょう」

会場を後にします。

社交辞令ではなく、本当に

「次回が楽しみです」

来月の日経ビジネススクール『ケースで学ぶマーケティングの基本』でも同様のディスカッションと講義を盛りこんでみましょう。
今一番ホットな話題ですからね。
こちらのスクールは、全国から受講者の方々が集まるので、いろいろなおもしろい事例が出てくると思います。乞うご期待!ですね。

お互い名刺切れで、名刺交換できなかった唯一の参加者の方に

「では名刺はお互い次回ということで」

と頭を下げる、

「私、Facebook入っていますので、のちほど、そちらで」

とのお申し出。

なるほど。
今後は立食パーティの際にも、名刺ではなく、iPhoneを持ち、その場でお互いに認証し合えばよいのですね。
名刺の印刷枚数が少し減るかもしれません。

こぼれ話を1つ。

「Facebookを趣味にだけ使うのはもったいないですよ。釣りの話ばかりしてちゃだめですよ〜」

昨日の講演中、私が申し上げた一言。
立食パーティ中、参加者のうちのお一人と名刺交換。
その方が一言。

「実は私、ルアー(釣りで使う疑似餌)のデザインを手がけておりまして、『仕事』でよく投げ釣りにいくんです」
「え? それじゃあ、Facebookをお使いになったら、釣りの話ばかりですね。お『仕事』で」

二人で大笑い。
いやいや。大変失礼いたしましたm(_ _)m

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2011年6月23日

知的負債の返済問題

物事は多面的に考えなければなりません。
絶賛していたFacebookですが、弱点やデメリットも多数あることが徐々にわかってまいました。

「知的負債の返済問題」もその1つです。

友達の数が増えるに従って、ウォールの流れが早くなります。
まるで、台風の後の鉄砲水のよう。とてつもない急流になります。

一日中ウォールとにらめっこしているわけにはいかないので、寝る前などに、その日一日の友達の投稿をざっと見るのですが、だんだん量が増えていきます。時間もかかります。

さらに忙しくなると、

「ウォールの見逃し」

も生じます。

以前に私は、Facebookは、アイディア創造システムとして機能することをこのブログで述べました。

① 即時反射効果
② 自己動機づけ効果

のシナジーとして、短時間でたくさんのアイディアを生み出すことができるようになるからです。

通常の会議室におけるブレインストーミングの比ではありません。

ブレストに参加してほしいメンバーにメールを打っている間にも、次々といろいろなコメントがいただけ、そこから次のアイディアが生まれてきます。

この効果は本当にすごいものです(その証拠の1つがこのブログです)。

Facebookはお互い無償でやりとりをしますから、アイディアやそれに至る素材としての情報をくださった方に対し、私が報酬を金銭的にお支払いする必要はありません。当たり前の話です。

Give and Takeですから、今度は私の友人がアイディアをほしい時には、何らかの刺激を送り、謝意を示さなければなりません。
義務として…というよりも、自然とそうなります。

ところが、友達の少ないAさんと友人の多いBさんとでは、ここで「不均衡」が生じます。

友達の少ないAさんは、献身的にBさんのアイディア創出に手を貸すことができますが、友達の多いBさんは、それに報いるのが難しくなります。

前述した

「ウォールの見逃し」

問題が生じるからです。

友達から献身的にアイディアやその素材の提供を受けることを

「知的負債」

と呼びましょう。

「知的負債」も、負債である以上、

「返済」

が必要です。お金を返すのではなく、アイディア提供行為自体でお返しするのが、自然です。

「知的負債の返済」

が必要なのです。

友達の数が多くなると、それが難しくなる…つまり、

「知的負債の返済問題」

が生じます。
根本的な解決策はありませんが、次回はこれについて考えてみたいと思います。

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2011年6月22日

近日スタート?!? 『140字の経「済」学』


昨日、とても嬉しい出会いがありました。

ご本人の許可をいただき、引用させていただいております。

ベストセラー『試験攻略 経済学入門塾』の著者・石川秀樹先生からの意外なお申し出!

本来、私の許諾などいらないのですが、ご丁寧にメッセージを下さいました。

もちろん、快諾申し上げました。
何よりも、私も読んでみたい。「いの一番」でフォローさせていただきます!

今後も、有益なTwitterのコンテンツが増えるといいですね。


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2011年6月22日

ブログ発展的解消案

ビジネス・パートナーを発見するに当たり、FacebookとTwitterは、当面のところ、最高の組み合わせです。

1.Twitterの位置づけ

Twitterでは、しっかりとした、丁寧な情報を発信し、私のビジネスやマーケティングに対する

「想い」

に共感できる方を、今後も見つけ続けていきたいと思います。

資格試験の受験生、同業者(コンサルタント、講師)、企業経営者、人事部や営業本部のマネジャーの方、新入社員やベテラン社員の方…
これらの方に読んでいただきたい、ビジネスに関するヒントを、「140字の経営学」として、継続してお伝えしていきたいと思います。

1,000個、5,000個、10,000個と、品質を落とさずに書き続けていきたいものです。
これは、私自身の情報創造能力を、フォロワーの皆様に証明していくために、不可欠な努力であり、プロセスです。

2.Facebookの位置づけ

一方のFacebook。
こちらも、、短い期間であったにもかかわらず、本当にいろいろな方とお知り合いになれました(登録後2か月とはとても思えません)。

こちらは仕事に直結。
さすがにここでは申し上げられませんが、現在、私は3つのプロジェクトを企画中であり、これらはいずれも、Facebookで知り合った方との共同作業です。弊社の役割をきちんと果たし、携わってくださった方全員が「WinWinの関係」になればいいな…と目下黙々とがんばっております。
Facebookの効果の1つである「後押し効果」の賜物です。

そこで、微妙な位置づけになるのが、当ブログです。
Twitterで共鳴してくださった方は、直接メールをくださる方もいらっしゃいますが、ほとんどはFacebookに登録され、その後、私に、

「Twitter読んでます。Facebookでもよろしく」

というリクエストを下さいます。

「こちらこそ、是非、よろしくお願いします」

Facebookを通じて気心がしれてくれば、今度は、

「ビールの旨い季節。じゃあ、リアルにお会いして、議論して、その後は一杯参りますか」

となるわけです。

3.パートナー探しの黄金律

① Twitterでパートナー候補を発見
② Facebookで相互啓発
③ 実際に会ってディスカッション

このサイクルの中で、ブログは役割を果たしていません。
「即時反射効果」も「後押し効果」も「自己動機づけ効果」も、働いていないからです。

当ブログは、昨年の秋からスタートしたのですが、

「そろそろ役割は終えたかなあ…」

と考えています。

顔の見える方と話してこその

「ビジネス」

ですから、不特定多数の方に話しかけるスタイルである「ブログ」よりも、Facebookを活用している方が多いのもわかります。

現在、私のFacebookの「友達」の数は400人を超えました。
「友達の友達」で、プロフィールを拝見し、

「この方とは情報交換したいなあ」

という場合には、私からもリクエストしています。
逆に、Twitterをご覧になった方、Facebookの友達の紹介という形で、私にリクエストをくださる方もいらっしゃいます。

概ね1日5〜10人の割合で増えています。
残念ながら、ブログを見て、Facebook経由でご連絡くださる方はほとんどいません。

ブログで書きたい内容は、Facebookの「ノート」という機能(アプリ)で、ほぼまかなうことができます(この「ノート」。もうちょっと、垢抜けたインターフェイスになってくれればもっとよいのですが)。

ブログを閉鎖した後は、Facebookをブログがわりに活用し、まさに「Face to Face」でのやりとりのみに切り替える予定です。

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2011年6月21日

Facebookの証明効果(Evidence Effect)

最近、学校の経営に携わる友人から興味深い話を聞きました。

いわゆる「説明会」に人が集まってこないというのです。

震災後はなかなか説明会には人が集まりにくい

という話は、先日も山口・矢田両氏から伺っていましたので、

震災のせいではないかな」

…と意見を述べると、彼は、それが理由ではないといいます。

「では何が原因なのだ」

と尋ねると、原因は

Facebookにある

というのです。

大学であれ、資格の学校であれ、予備校であれ、今や、消費者の購買行動、特に情報探索行動は大きく変わってきています。

その変化は、『資格の学校』『ケイコとマナブ』といった雑誌媒体ではなく、ホームページを媒体として、学校選びをするようになった…およそ10年前の変化とは質が違います
この時の変化は、インターネット時代の幕開け…として騒がれはしましたが、あくまでも情報は、企業からのみ消費者に届けられるワン・ウェイ型であり、根本的な部分の変更ではなかったのです。

しかし、今度の変化は根本的です。
Facebookの登場により、企業はの意味で「嘘」をつけなくなったのです。

パンフレットや説明会、ホームページには、やはり「かっこいいこと」を書きます。
㈱経営教育総合研究所だって例外ではないです。私が原稿を書けば、やっぱりそれなりに「化粧」を施してから、ホームページにアップします(もちろん、嘘は書きません。ただ、書かなくていいことまで全〜〜〜〜〜部書いているか…と問われれば、「いいえ」となります)。

ところが、弊社のホームページにアクセスしたお客様は、その直後に、Facebookにアクセスし、

「さっき、㈱経営教育総合研究所のホームページを見ていたのですが」

と、自分が得た情報の真意を、友人に尋ねることができます。

「今日、●●スクールのパンフレット取り寄せたのですが」
「今日、××大学の説明会に行ってきたのですが」

といった場合もいっしょです。

質問を受けた、「実名」で信頼できる友人たちは、当然のことながら、

「真摯に」「知っている」「事実」

を、訪ねてきた友人のために丁寧に教えてくれます。

私の施した「化粧」など、あっという間に見ぬかれてしまうわけです。

「竹永さんってどんな人物? ●●大学にいたらしいけど」
「ああ、通っていたのは確か。でも、確か、聴講していただけだよ。卒業はしていない」

こんな具合です。

他のSNSや「2ちゃんねる」のような匿名型掲示板でも、その手の「裏話」はありましたが、その場合には、「裏話」のほうに信ぴょう性がありませんでした。

十年くらい前に、一度、「2ちゃんねる」に、

「竹永は診断士試験に合格していない。登録証を持っていない」

と書かれたことがありましたが、お陰さまで、誰もこの情報を信じたりはしないでいてくださったのを覚えています。

その数日後。

「TBCの竹永です。私の登録番号は●●●●●●●。試験には合格しています。有資格者です」

というコメントがレスとして付いたときには、もう一度びっくり。
一体誰が書いたんでしょうね。

さらに、その日のうちに、知人・友人から、

「竹永さんの毅然とした態度に感服しました」

というメールが、どっさりととどいたときにはもう一度びっくりしました。
今では笑い話ですが、当時は、社内でいろいろ予防策を講じたものです。

匿名によるチャット、SNS、掲示板は、今や、どこの企業も気にしなくなりました。

ところが、Facebookはそこが違う。
信頼できる情報が、毎日、何億通もやりとりされているからです。

「懇切丁寧に指導します。オンもオフもありません。それが私の信条です」

と、私の言葉がパンフレットに載っていても、Facebookを数分見れば、

「え? この竹永っていう人。自分の担当しているうクラスの受講生と全然コミュニケーションとっていないじゃない」

ということは、隠しようがないのです。
もちろん、

「Facebookに入らなければいいじゃないか」

という考え方もあります。

しかし、大学・大学院・資格の学校・ビジネススクール・コンサルティング…といった業界では、関係者のFacebookの加入者は非常に多い。

したがって、

「参加しない」

ということは、自身の実績の証明の点で不利になってしまいます。

「顧客には、口で伝えればいいじゃないか」

とおっしゃるかもしれません。
不可能ではないと思いますが、たいへんな時間と労力、エネルギーが必要になります。

「Facebookに登録し、『友達』には組織的な「サクラ」を用意。組織的にいい噂や評判だけを流したら、企業の実態をカモフラージュできるのではにないか」

これもだめです。
Facebookは交友関係が白日のもとにさらされていますから、組織的な「サクラ」は、交友関係が「閉じている」ので、すぐにわかってしまいます。そもそも、ビジネス面で効果を上げたければ、実名で、企業名をオープンにするのが前提ですから。

あまり、Facebook、Facebookというと、私自身がFacebookからリベートでも受け取っているように思われるかもしれません 笑
ですから、話を一般化し、Facebookという固有名詞をはずしてみましょう。

「実名型のSNSが高度に発展すれば、企業・事業・製品・役務・人物等に関する情報においては、事実上の完全市場が形成される。」

以上が今日の結論です。

私の場合も例外ではありません。
自分の能力や可能性、人柄や実績を証明するためには、Facebookに入っている方がずっとたやすいのです

以前からおつき合いのあったお客様はともかく、これから出会う方にとって、Facebookに所属しているということは、一番簡単な証明(Evidence)になります。

これは以前にお話しした相互安全保障効果の延長ですが、その派生として、証明効果とでも呼ぶべき効果です。

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2011年6月21日

早大大学院・木村達也研究室訪問録(後編)

木村研究室訪問の後編。これが最終回です。

 

1.MIT革命

『まぐろの解体ショー』の話も一段落。
木村先生が一言おっしゃいました。

「MITが、無料公開授業をはじめて以来、大学教育は大きくかわろうとしているんですよ」

MIT。正式名:マサチューセッツ工科大学。
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ市に本部があるアメリカ合衆国で最も有名な私立大学の1つです。

2010年までに77人のノーベル賞受賞者を輩出しており、この数は、ライバルのハーバード大学を上回っています。
ハーバード大学とは競合関係にありますが、両学の授業は、お互いに卒業単位に組み込むことができ、学生たちはこの「単位互換制度」を利用することができます。
それゆえ、ケンブリッジ市は、「学習のテーマパーク」と呼ばれています。
同学は、先端技術産業の集積地であるボストン地区で、中核的な役割も果たしています。
2002年以降、大学の全授業をweb上で公開する試み(オープン・コース・ウェア)がはじまり、一躍、注目を集めています。
一部授業のシラバス、講義録、講義動画を、無料でインターネットに公開。
世界中の誰もが、これらを利用して独学することができます。

同学がこのような試みに至ったのは、大学教育において一番大切なのは。講義内容や教材ではなく、優秀な教授陣、学生との相互啓発作用であると考えたからです。
他の大学とは、提供している顧客機能「モノ」「コト」の発想が違うのです。

「それ以降、アメリカの大学だけではなくて、日本の大学でも、これに影響を受けた動きも生じています。早稲田も例外じゃないんですよ」

 

2.一強他弱の論理

カリフォルニア州モントレーに、TED(Technology Entertainment Design)という、毎年1回、カンファレンスを主催しているグループがあります。
講演会は、「TEDカンファレンス」とよばれ、学術・エンターテイメント・デザインなど、さまざまな分野における第一級の人物が担当しています。
2006年から、カンファレンスの内容は、インターネットを通じて無料で動画配信されています。
ジェームズ・ワトソン、ビル・クリントン、ジミー・ウェールズ、ダニエル・ピンクらは、いずれもTEDで講演を行なっています。

ダニエル・ピンクが、著書の中で、偉い経済学者の

「輪読」

のような授業をする大学教授は、今後はオミットされる…と述べています。

私たち社会人教育に携わる者にとっても耳の痛い話です。

「ポーターは『5つの競争要因』について次のように述べています」

と、スライドを出す講義を、私も実際に行なっている1人です。
これがいつまで続くかわかりません。

大学の無料配信動画やTEDのようなカンファレンスの映像で、ポーターやコトラー、ロビンスやコッターらが、次々と

「世界最強の講義」

を発信し続けるようになれば、

「文献輪読型授業」
「文献解釈型講義」
「情報卸売型授業」
「情報中継型講義」

は、この地上から一掃されてしまうからです。

ITビジネスやネットワーク・ビジネスにおいて、よくいわれる

「一強他弱」

が、教育や人材育成の業界においても当たり前になるからです。

モノの流通経路だけでなく、情報の流通経路においても、

「流通短絡化」
「流通短縮化」

が進みます。

「卸売業や問屋は、淘汰が進み、あと数年で半分になります」

などと、教壇で偉そうに話していた流通論の先生自体が、実は情報流通業界の問屋であり、淘汰されてしまうのです。

 

3.通信制スクール下克上時代の予感

「学生はわざわざ大学に来る意味がなくなるでしょう。『まぐろの解体ショー』で書籍は裁断、データはCloud化され、教員の講義は動画サイトで見られる。ディスカッションは、チャットもあれば、動画電話もあれば、SNSもある…ハードとしての大学は必要なくなるでしょう」

木村先生のおっしゃるとおりだと、私も思います。

「なるほど。そうなると、通信制の大学と通学制の大学の位置づけが逆転しますね。どっちがメジャーでどっちがマイナーか、わからなくなります」

「そうだね。その可能性はあるね」

大前研一氏の設立したブレークスルー大学院
先日、スタッフの方と知り合い(彼女は実は木村先生の教え子。偶然! 妹弟子のイギリス人女性です)、いろいろ話を伺いました。

「ブレイクスルーさんのオフィスですが、うちの会社(㈱経営教育総合研究所)のお近くだし、ご迷惑でなければ、今度、一度、見学に行ってもいいですか」

「竹永さん、来ていただいてもいいですが…オフィスだけですからね。おいでいただいても見る所はありませんよ」

とのこと。
そりゃあそうですよね。
通信制大学院にキャンパスや教室はいらないからです。

無店舗販売業界にいた私としたことが…! 愚問でした笑

今はまだ日本では非主流派の通信制大学院。やがて、天下をとる日がくるのではないかと思います。

 

4.集合知時代の講義

さてさて。

今年の春の某企業での新入社員研修。

従来、新人の皆さんは、一生懸命、私の話をメモにとるのが仕事です。
でも、もはや、メモは紙である必要はありません。

「支給されたばかりのパソコン開いていいですよ」

「いいんですか? これでメモとって…」

「構いませんよ。そのほうが効率的だし。…というよりも、僕のPowerPointデータ、送るから、それに上書きしてメモしてください」

しばらくして、

「あ、ここは社内ですから、ネットつながっていますよね。じゃあ、つないだままにしておいてください。僕が講義中に申し上げたキーワードが出てくるたびに、ウィキペディアで調べて…それ見ながら、講義したほうが早いですよね。僕のPowerPointデータ…要らないから…閉じてくださっていいですよ」

もはや悔しくもないですよね。
自分一人で創り上げたPowerPointデータに基づいて。一次元的な講義をするよりも、世界最大の集合知「ウィキペディア」を開きっぱなしにして、1つ1つ概念や定義、メリットやデメリットを、全員でクリックしながら確認し、気になるデータや情報は、

「はい。OK。じゃあ、この頁は念のため、Evernoteに全員落としておきましょうか。後で、帰り道に電車の中でiPhoneで見ながら、復習しておいてください」

で、済んでしまいます。

 

 

これまでの事例で何を申し上げたいか。

ちょっと整理しておきましょう。
申し上げたいのは、

「ストックとしての知識や情報には、今やほとんど価値がない」

ということです。

MITがまっさきに、まるで

「大政奉還」

のように、自らの持つ知的資産(ストック)を

「公開」

してしまったのは、自分たちの所有する知識や情報に関して、ストックとしての価値が間もなくなくなることを知っていたからです。

ストックには「株式」という意味があります。

もうすぐ暴落すると分かっている株式は…どうしますか??

そうです。そのとおり。

「手放して、現金にしてしまったほうがよい」

もっとも、MITは、現金の代わりに「名声」をゲットしました。
こんなことを、2番手・3番手の大学がやっても、全然記事にならなりません。
現に、MIT以降、他の大学がどんな順番で、どのように授業の公開化に踏み切り、教材の無償配布をはじめたのか、記事はほとんど見つかりませんでした。

私のPowerPointがほとんど意味がなかったのはなぜか。

同じ理由です。
もっと良い教材(【例】ウィキペディア)が、目の前にあって、だれもがアクセスできるのに、それを使わずに、

「では、7枚目のスライドをご覧ください。こちらに…」

という講義をやっても、意味がないのです。

もし、可能であれば、来年の新入社員研修では、Facebookを使うでしょう。

「Facebookに登録していない新入社員がいたらどうするのか? 強制的に加入させるのか」

…たぶん、これは問題にならないでしょう。

「Facebookに加入していないと、就職できません」

でしょうからね。
Facebookは早い段階で、採用や就職のためのツールとして普及しています。

今年お会いした多くの新入社員の方々と私は現在、Facebookを通じて、「友達」となっています。
ありがたいことです。
彼らの方が、私よりも、PowerPointも、Macも、iPhoneも、iPadも、GoodReaderも、Evernoteも、Dropboxも、Twitterも、ニコ動も、Facebookも詳しい…

「女房と畳は新しいほうがいい」

はもはや昭和の諺。
今や、

「友人と畳は新しいほうがいい」

なのかもしれません。彼らは時として私の先生になってくれるのです。
それほど、新しい友人から教わることは多いのです(旧友の皆さん、すみません。言葉のあやですm(_ _)m)。

話をもとに戻します。

来年の新入社員研修では、Facebookが使えるかもしれません。

たとえば、顧客満足度ナンバー1企業のA社をベンチマークする場合を考えてみましょう。

「…じゃあ、実際にA社の社員の方と知り合いになってみようか。そうしたら、もっといろいろ伺えるかもしれないからね。ただし、営業秘密や機密事項は聞いちゃだめですよ。ちゃんと、自分たちの使用目的(新入社員研修の課題)をお話ししてから質問するように。じゃあ、皆さん、Facebookを開いて。」

上記は一例。まだまだ、ブレスト・レベルのアイディアです。
他にもいろいろな使い方があるでしょうね。
実際に、企業研修で、Facebookを使うためには、乗り越えなければならない壁や問題が多々あるとは思いますが、

可能性はある」

ということです。

 

5.大学・社会人教育機関の生き残り策

「これからの大学や社会人教育機関は、どう、生き残ればいいか。」

木村研究室を退室した後も、ずっとこの問題を考え続けてきました。
ここで、社会人教育機関というのは、社会人向け大学院、私的なビジネス・スクール、法人内研修を行う企業、資格の学校などの総称です。弊社や株式会社TBCもこの中に含まれます。

たいへんな難問です。

 

(1) プレミアム型通学制大学の登場

1つには、僅かながら、通学制の大学・社会人教育機関は、生き残るのではないか…という点です。

① 「デジタル・カメラはどうも嫌いだ。白黒のフィルムを今も使っている」
② 「CDでは音楽を聞いている気がしない。黒いレコードに針を落として聞いている」
③ 「デジタル書籍? なじめないなあ。本は紙でしょう」

世の中にはこういう方が必ずいます。
ちなみに私は②です。今でもレコードで音楽を聞いています。プチプチノイズがいいんです笑
昨日、Facebookに書き込みをしてくださった友人は③。木村先生も、

「『まぐろの解体』はそれはそれでいいんだけど、やっぱり、頁をめくる感覚は、紙の本のほうがまだしっくりくるかなあ」

とおっしゃっていました。
大学もいっしょです。どう考えても、効率は悪いはずなのですが、

「先生や学生と、直に会って、生身の声を聞かないと、頭に入らない。通信制大学じゃダメ。やっぱり、通学制大学しかないでしょ」

という人はいなくなりません。

高いお金を出して白黒フィルムを買うように、
高いお金をだしてレコードを買うように、
高い学費を出してでも、生身の授業を受けたい…
という層は必ず残ります。
今の3倍、5倍…といった学費をとってもビジネスとして成立するかもしれまえん。
名声価格・威光価格が成立しやすいと思います。

「俺、◯◯大学の通学制大学に行っているんだ」
「えええええ。すごいな。お前の家、金持ちなんだな。いいなあ。俺なんて東大だぜ」

学生たちの会話もこんなふうに変わるかもしれません。

近い将来、通学制大学は、とても贅沢で希少性の高い、セレブな教育システムとしてならば、生き残ることあgできます(プレミアム制通学制大学化)。

 

(2) 知的コンテンツ創造センターとしての生き残り

もう1つの方向性。
それは、

「知的コンテンツ創造センター」

としての生き残りです。

前述したとおり、ストックとしての知識や情報は価値を失いますが、フローとしての知識や情報依然として高い価値を持ちます。

たとえば。
仮に地球上の大学が一斉に全ての知識や情報を世の中に出したとすれば、一時的に世の中は情報の大洪水になります。玉石混交状態です。

「どの知識を選べば良いのか」
「どの情報が正しいのか」

それを指南するための知識や情報が必要になります。

「氾濫する情報から重要な情報にアクセスするためのノウハウ」
「あふれるほどの情報から必要な情報だけを検索するためのコツ」

という新たな知識と情報が必要になります。

さらに、それらの「ノウハウ」や「コツ」が世間にあふれてくると、

「どの検索システムが最も優れているかを見極めるコツ」

という新たな知識が必要になります。
これらはすべてすぐに陳腐化します。ですから情報自体でなく、情報を生産し続ける能力にこそ価値があるのです。

なんだか、「カントールの集合論」みたくなって参りました。
頭がこんがりそう…

ちょっと、別な例を使って、整理してみましょう。

数学の世界で、どんなにたくさんの仮説や予想が証明されたとしても、次々と未解決の問題、新たな証明すべき仮説や予想が、出てきます。
同様に、高度に情報化が進めば、新たな社会問題が生まれてきます。新たなビジネスのノウハウが必要になります。
それらの解決策を考えるのが、大学や社会人教育機関の仕事です。

知識や情報についての卸売のような機能は縮小しますが、知識や情報を生み出すメーカーとしての機能は残るはずです。

注意しなければならないのは、ここでも、情報をストック化してはいけません。
オープンに…新たな知識や情報を、とにかく、惜しげもなく、発信し続けることが大切。

「ストックではなくフロー

「フロー」としての知識・情報を出し続ける限り、大学も教育機関も仕事はなくなりません。

つまり、これからの顧客(大学生・企業・社会人)は、

「ストックとしての情報」

にお金を出すのではなく、

「フローとして情報を生産し続ける能力」

にお金を出すようになります。
大学や社会人教育機関のドメインが大きく再定義されるのです。

彼ら(私もですが)が出した情報は、前述したとおり、時間ととも陳腐化します。

一生懸命隠していても無駄。
すぐに他者がキャッチアップした情報を出してしまうので、出し惜しみをする者には、

「ストックの大暴落」

がやってきます。

鮮度の高いうちに知識・情報を「売りぬき」、後は、「次の知識・情報」の生産に入る
このサイクルを構築できた大学・社会人教育機関だけが生き残れるのです。

『古新聞』を山のように抱えている大学・社会人教育機関」

に、明日はありません。

 

6.「常に考え、常に吐き出す」

この件について、私は傍観者ではありません。
当事者の1人です。

木村先生の研究室を退出してからの2週間。
四六時中、考えて、考えて、考えて…の、とりあえずの「中間的な結論」が、今日、ここに記した内容です。

『木村達也研究室訪問録(中編)』を書いてから早1週間以上が経過。

「書かなかった」

のではなく

「書けなかった」

のです。

ゆっくりと校正し、内容をつめ、絞ってから掲載してもよいのですが、それはやめておきます。

「情報は鮮度が命」

だと思うのが、理由の1つ。情報はフローですからね。

もう1つの理由は、今日、これを書きながらの

「筆の勢い」

を残しておきたいと思ったからです。

たとえ活字であっても、書きようによっては、筆の勢いというのは残すことができます。
ですから、完成された美しいブログではなく、書きなぐりの生の状態を残しておこうと考えたのです。

これからの経営コンサルタント業界も同様です。「情報の卸売業」としては成立しなくなります。

「常に考え、常に吐き出す」

これが大切。

「もったいない」あるいは「小出しにしよう」ではなく、

「また考えればいいじゃないか」
「この続きを考えよう」

という精神と能力が、新たな顧客機能になりつつあると感じます。

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2011年6月20日