2011年11月のアーカイブ

ビジネス雑談サロン ダブルヘッダー(後編)

昨日はビジネス雑談サロン、初の2連チャン!
ダブルヘッダーでした。
今回はその夜の部(後編)の記録です。

夜の部は19:00スタート。
テーマは「無敵のプレゼンテーション」
参加者の方は、私を入れて全部で9名(始めての方が3名)。

広告代理店、メーカー、プロのコンサルタント、ベンチャー支援企業、自治体の支援企業、大学院事務局等々。
またまたいろいろな業界からエキスパートの皆さんがお集まり下さいました。

① 講師として講義をする際のプレゼン
② 競合に勝つためのプレゼン
③ 社内で関係者に伝達するためのプレゼン

「概ね、この3つについて議論しよう」

自己紹介を経て、参加者の皆さんにより、プレゼンが大きくこのような3つのカテゴリーに分けられていきます。
いよいよ、雑談開始。

最初の大きな議題は

「否定や攻撃にあった場合の対応」

です。

「引き出しの多さで乗り切る」
「毅然とした態度を保つ」

という意見に、

「なかなか引き出しが増えない」
「毅然とした態度がとれない」

という声も。
議論は白熱します。

「相手は最初のうち、話し手の技量を試しているのだから、それに対応しなければならない」

「相手が話し手(自分)に何を求めているのかサーチすることが重要」

「相手を楽しませるように演出すれば、そもそも、否定的意見や攻撃的質問は減少する」

といった具体的なアイディアが飛び出します。

「まずは相手の言ったことをきっちりと受け止める。つまり、Agreeからスタート」

これには賛同者が多かったですね。私も同意見。

「営業の現場では、SearchAgreeは絶対必要なスキルですよ。でも、付け加えるなら、Test Closingかなあ…」

最後に私のほうから、Test Closingの重要性を示唆。

「これにより、Closingの際の『壁』というのが理論上なくなるのですよ」

「良い意味でお客さんが否定しにくい環境を創り上げていくことが重要」

Test Closingについては、後日動画をアップしますね。
書くと長い…苦笑

Test Closingとは、レビューの一種であり、ブリッジの変形なのですよね(ブリッジについては以下の動画を参照)。

続いての議題は

「興味を持ってもらえない場合のノウハウ」

あるいは

「仕事上の立ち位置が違う(【例】本社と現場、営業と開発 等)のプレゼンの技法」

これまたおもしろいテーマ!

議案を出した方からは

「いくつかのバリエーションを用意して乗り切りたいのですが、なかなかそれだけでは…」

と補足コメント。

さてさて。
どうしたものでしょうか。

「興味をもたせるには、聞き手に軽い圧力を掛ける必要がある」

「たとえば、終了後にミニテストを実施すると告知するだけでも違う」

「その場合、ミニテストを予告することに意味がある。テスト自体ではなく、話を聞いてもらうことに狙いがある」

事例をたくさん用意して、説得力を増すべきではないか」

なるほど。
同感です。
「事例」については、以前に、動画「無敵のプレゼンテーション」の中でも触れています。

演出ですね。クイズ式の演出。Excelで出したようなそのまんまの資料は出さずに、常に演出を考える。クイズはその最も典型的な手法」

と私が述べると、

「大賛成。モチベーションの低い人々に聞いてもらうためには、常に演出し続けるしかない。クイズ、ゲーム、なんでもやります」

質問形式、グループ・ワーク形式もありですよね」

「プレゼン全体のシナリオを組み立てておくことが大切」

話はだんだんとワールド・カフェの話題に。
ちょうど経験者が4人いましたし、開催経験のある方もいらっしゃいましたので、そのノウハウを伺います。

「これからの学校教育でも使えそうだ」

「ちゃんとした方法で導入しないと失敗するんですね」

経験者からもいろいろな意見や感想がトボ出します。

「スタンフォード大学がDプログラムという手法を持っていて、それが上陸するらしい」

「ワールドカフェとは違うらしい」

みんなでGoogleで検索しながら情報交換が続きます。

最後に私が補足したのは、

「場合によっては寸劇のようなスタイルをとることもある」

「演出の方法は本当にさまざま」

という点でした。
私の寸劇によるプレゼンの一端をご紹介笑

続いての話題は

「プレゼンテーションにおける役割分担」

「複数の人間でプレゼンをする場合、どうすればよいか」

といった点です。

これについては

「機能別組織の場合、開発だの営業だの、いろいろな部署の方が各々自分のトーンで話をすると、プレゼンとしての一体感がなくなる」

「全体のコーディネーターが1人必要」

といった意見が登場。
さらに、広告代理店では

「プレゼンは通常1人。で、その間をぬって、動画やパネルを持つ人間が入れ代わり立ち代わり登場する。そのほうが一体感がある」

といったまさに必殺技が登場。
賛成ですね。これまた、以前に動画「無敵のプレゼンテーション」の中で

「10分間の原則」

をご披露いたしましたが、それとも共通する考え方だと思います。
「変化」をつけることが大切なのですよね。

「確かに人にマイクを渡すとその人が伸びちゃうと後の人が大変苦労する」

「自治体や大手企業のコンペの場合、終了時間が決まっているので、誰か1人が伸びるというのは実に困る」

「不確定要素(話の長そうな人にマイクを渡すことのリスク)はできるだけ排除したいよね」

 

続いてのテーマは

「お金や時間をかけないで行うプレゼン」

です。

これも知りたい方が多い!

「PowerPointでもアニメを駆使することで見栄えをアップすることはできる」

ホワイトボードや手書きの資料は、活字全盛時代に、中止効果は抜群です」

「とにかく現物をたくさん見せること。触ってもらう。化粧品会社の場合、「匂い」を披露することも大切」

「最近はiPadでその場で資料をネット検索しながら行うプレゼンも可能」

等々。これまたいろいろなアイディアが出てきます。

 

話は尽きず。
しかし、21:00が近づいてきたため、そろそろお開きを…

と思った瞬間。

「もう1ついいですか?」

「なんでしょう」

「皆さん、アガリの防止ってどうされていますか?」

この瞬間。
今日最後のテーマは

「アガリの防止法」

に決定! 延長戦突入です(どのみち全員2次会参加だったので、全く問題なし笑)

これまたいろいろアイディアが出てきます。

ただ、概ね、事前準備引き出しの多さに対する意見が多く、やはり、アガリの特効薬はないようです。

「事前の練習は大切だよ」

「何年やってもアガリますよ」

「みんないっしょ」

という意見も出ました。

私からは

「アガリにより最初の数分がちょっとうなくいかなくても、単元ごとにきちんとレビューし、最後に全体についてのレビューをすることができれば、まず、『あのプレゼンター上がっていたね』ということ自体を忘れてしまうと思いますよ」

事前準備といえばリハーサル。その重要性については以前に動画に収めましたね。

『氷山の一角』の理論というのがありまして・・・」

ということで、作成資料における『氷山の一角』の考え方をご披露(先ほどの動画と重複しますが、以下動画をご参照ください)。

 

とコメント。

「終わり良ければすべてよし」

ではないかと。

「プレゼンは最初が肝心」

といっていたのは20世紀までのお話し。

前後3分間暗記法は後半が重要なのです。

今や、”夢の21世紀!”(死後ですね)

「プレゼンは最後が肝心」

なのです。

 

 

追伸

最後は9人全員で「テング酒場」へ〜〜〜

ビールのみならず、ワインを3本空けて皆さんご満悦ですね

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2011年11月30日

弊社社長・山口によるNHK教育テレビでの4回シリーズ講座

いよいよ今夜からNHK教育テレビ『資格はばたく』で、弊社代表取締役社長・山口正浩による4回講座が始まります。

中小企業診断士は「日本版MBA」ともいわれることもありますが、国家資格の中ではあまりメジャーな資格ではありません。
NHKが全国放送で、しかも、4回コースで、中小企業診断士資格を取り上げてくれることはとてもうれしいことです。
また、シリーズを通して弊社・山口がメイン講師を務め、弊社の講師・受講生の皆さんが出演してくれたことをとてもうれしく思います。

山口のプレゼンこそ、いわゆる「無敵のプレゼンテーション」。
論より証拠。
まずは、NHKの全国放送にて、山口の講義をご視聴ください。

http://www.nhk.or.jp/kurashi/shikaku/

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2011年11月30日

日経BS「楽しくなければマーケティングじゃない」

http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1112026.html



これまたちょっと遅くなりましたが、ご報告。

先日、日経ビジネススクール「仕事で活かすマーケティングの基本」を担当いたしました(10月5日開催)。

初めて伺う日経本社ビル!
…実はいつもご担当とのお打ち合わせは弊社、会場は丸の内オアゾの日経セミナールームでしたので、日経本社ははじめてだったのです。

経団連ビル、JAビルでは講演経験がありますので、これで連なる3つのビル全部で講演したことになります(ま、どうでもいいのですが、「五目並べ」が完成したみたいで気分がいいのです)。
今回も、日本全国津々浦々からお越しいただきました。
一番遠い方は沖縄からの参加! 遠いところをありがとうございました。

当セミナーの特徴は、最初から最後までグループ・ワークが中心となっていることです。
私がしゃべる時間は全体の半分くらいでしょうか。
いろいろな企業にお勤めの方がお互いに情報交換をしながら、進めていきますと、とにかく、立体的にマーケティングを学ぶことができます。紙の上での空論が立体的になるのです。

何よりも楽しい!…これが大切です。

「楽しくなければマーケティングじゃない」

…というとどこぞのテレビ曲のキャッチフレーズのようですが、これが大切。とても大切なのです。

マーケティングの基礎論、ニーズとは何か…から入って、標的顧客の設定、消費者購買行動の研修、競合企業の分析のポイント…話は多岐に及びます。

サブ・テキストの抜粋版はこちら。

http://keieikyouiku.co.jp/takenaga/wp/wp-content/uploads/2011/04/マーケティング戦略の手引きとヒント(第2版)抜粋版.pdf

時間的には、製品戦略と価格戦略について概要を解説したところで時間切れ。

そうなると、販売促進戦略についてはお話することができません。

そこで、今回より、SNSを使ったマーケティングの具体的な事例として、私自身のFacebook、Twitterの活用の経験をお話しています。
非常に短時間で多くの方に「実名」でアクセスすることの功罪をお話いたしました。

ビジネス雑談サロンや140字ジャストのつぶやき、いつでもどこでも動画配信できること…など、差別化のための工夫のすべてご紹介いたしました。

ただ・・・
当日驚いたのは、日経本社ビル内は、セキュリティ強化のため、emobileなどが全部使用不可となること(妨害電波でも流れているのでしょうか?!?)。
インターネットを使った講演や研修をする場合にはちょっと不便です。
次回からは、必要な情報はすべてダウンロードしておく必要性を感じました。段取りが悪くて申し訳ありませんm(_ _)m

今回うれしかったのは、いつもビジネス雑談サロンに来てくださっている方が、日経ビジネススクールに参加してくださったこと。
そしてまた、日経ビジネススクールに参加した方が翌週のビジネス雑談サロンに参加してくださったこと。
御縁がつながります。もちろん、これも実名型SNSの普及のおかげ。本当にうれしいですね。

次回は大阪で第2弾を開催します。
12月2日(金) 大阪の日経本社ビルにて、お会いしましょう。

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2011年11月30日

ビジネス雑談サロン 初のダブルヘッダー(前編)

昨日は火曜日。弊社はお休みです。
ということで、セミナールームが空いていましたので、第14回・第15回のビジネス雑談サロンをダブルヘッダーで開催

昼の部(第14回)は朝10:00スタート。
今流行りの「朝会」「朝活」ほど早くはありませんが、早めにスタートして、午後からは皆さんご自分の仕事に戻れるように…という主旨で開催しています。

テーマは「ビジネス効率化」。
といっても、話題は、iPhone・iPad、Android、果てはBlackBerryの活用法に及び、相変わらず、素晴らしい雑談! 横道にそれてこその雑談ですので笑

参加者は私を除き7人(お1人ご欠席)。
3人が初めての参加。うれしいですね。

自炊については、参加者の中で私以外にお2人ほどかなり実践的に専門書を自炊されている方がいらっしゃり、過去の雑談サロンとはちょっと雰囲気が違います(今までは私以外は初心者の方がほとんどでした)。
お2人とも社会人ながら現在大学(大学院)在学中。
研究室の高性能スキャナーを使ってガンガン自炊をされているとのこと。
また、私のお勧めの富士通ScanSnapS1500を所有されている方も複数登場。
同機の新型が出たというニュースも耳にしました。
一方、解決できなかった問題は、

「欧米の書籍は紙の質が悪く、スキャン精度が著しく低い。なんとかならないか」

自炊家にして現役大学生・大学院生のお2人共通のお悩みのようです。
こればかりは、雑談では解決せず
みんなで苦笑い。

一方、クラウド・コンピューティングについてはオンライン・ストレージを愛用している方は私を入れて8人中4人。
全員がDropboxを使用(今回もSugarSyncの使用者にはお会いできませんでした)。
ただし、こっちは有料会員はまだ私だけ。もうちょっと安くならないと大容量利用者は増えないかもしれませんね。

一方、iPhoneやiPad使用者が多かったにも拘わらず、iCloudについては皆さんの関心は極めて薄く、ほとんど話が及びませんでした。

また、自己紹介の際に、iOSおよびiCloudの導入時に、データが消失するなどのトラブルに見舞われた方が3人もいらっしゃいました。
全員、解禁日当日の導入! 新聞でも話題になりましたが、相当数の方がデータ消失で面食らわれたことが再確認できました。

ちなみに私は2日目か3日目にバックアップをとってから行いましたので、特にトラブルには見舞われませんでした。

FacebookのiPhone用アプリのコメント送信機能の不具合や、タイムラグの激しさについても話題が及びました。前者については解決策がいくつか参加者の皆さんから示されましたが、後者については例によって解決策なし! またまた苦笑いです。

当日、話題を集めたのは、例の自炊家にして現役大学生のお2人。

「BlackBerry最高ですよ」

「docomoの回線が使えて、電池の持ちがよく、見た目に反してキーボードが打ちやすい」

「手の大きな欧米人でも気軽に入力している」

「DropboxもEvernoteも使用できる」

「パソコンの代わりにはならないが、携帯電話としては極めて優れている」

多数派のiPhone勢はすっかり勢いなし。

「これからスマートフォンの購入を考えています」

という今回初参加の女性もびっくり!

「Android対iPhoneの一騎打ちではないのですね」

さてさて。
次回、皆さんが顔を合わせる時には、皆さん、どんなスマホをお持ちになるか
とても楽しみです。

追伸

年明けのディベート型雑談サロン企画「Apple対Android」は変更を余儀なくされています笑
「Apple対Android対BlackBerry」で企画立て直しですな。

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2011年11月30日

情報ピラミッド

皆さん、こんにちは。

先日、新潟に住んでいる中学時代の友人と久しぶりに飲んだら、

「竹ちゃんの動画毎日楽しみにしている」
「でも更新されない日はがっかりなんだ」
「動画が長いと古いパソコンだとフリーズしちゃうので、新型に買い換えたんだ」

と言われました。
ありがたい話です(T_T)

もっと頑張って更新しなければ!…と思ってしまいます。

といっても、さすがになかなか毎日アップするというわけには参りませんが、できるだけ高頻度で更新していきたいと誓いました。

というわけで、さっそく動画を更新!

今日のお話は、「情報ピラミッド」「重厚長大な情報」と「気軽な情報」の使い分けについての仮説です。
今回は珍しく弊社セミナールームのプラズマディスプレイ・テレビを使って収録してみました。けっこうきちんと撮れますね(@_@)

これからビジネス雑談サロンが始まるので(今日はダブルヘッダー!)、後で加筆します〜

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2011年11月29日

サロンを開く!

まだ11月の終わりですが、この1年間を振り返ると、本当にいろいろなことがありました。
震災、Facebook、Twitter、ボランティア、図解、名著を読む会、ホワイトボード、絆の会、そして、ビジネス雑談サロン。
中でも、ビジネス雑談サロンは、私自身が主催したといこともあって、本当に思い入れが深いイベントになりました。


8月から開始して、12月までに21回開催(見込み)。
1回当たり10人平均として、20回で、のべ200人! たいへんな数の出会いです。自分でもびっくりです。
4ヶ月で200人ですから、1年だと600人の計算になります。来年も継続しようと思います。

サロンには、たくさんのメリットがあります。
今日はそれをお伝えしたいと思います。

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2011年11月26日

経営戦略策定統合モデル・DREA入門

先日、ある企業のマネジャー候補者の皆様と2日間にわたり、DREAを使った問題解決手法についての研修を開催いたしました。
総勢40名近いメンバーと2日間、喧々諤々の議論です。とてもおもしろかったです。

最終日に、DREAについてホワイトボードに感想を書いて頂きました。
それがこちら! (写真はクリックしていただくと拡大します。)

百花繚乱ですね。
いろいろなご意見をいただきましたが、

「現場で使ってみたい」

という方が多くとてもうれしく感じました。

さて。

DREAをご存じない方のために、今日は、その概要をご説明したいと思います。

自治体・上場企業・都市銀行から中小企業・個人企業までさまざまな組織で用いられている手法です。

5年ほど前から、中小企業診断士の理論政策更新研修(法定研修)のメニューとしても採用していただき、全国で多くの中小企業診断士の皆さんにも手法を学んでいただいています。

もっとも、DREAは誰でもできます。高校生のアルバイトの方でも、大企業の社長さんでも、どなたでも使っていただける手法です。

ところで。
ちまたにはたくさんのマーケティング・フレームワークが紹介されています。
しかし、これらをどのように組み合わせ、どのような手順でマーケティング戦略を作り上げていくかという手順書は存在しません

各々の理論はあくまでも独立しており、どうやって事業戦略やマーケティング戦略を作り上げていくかというプロセスはブラックボックス化しています。

弊社のDREAは、これらの理論を統合し、応用し、手順化した具体的・実践的・統合的な方法です。

でも、決して難しくありません
パート・アルバイトの方々を巻き込んで、そのまま現場でいつでも使っていただくことができます。

DREAとは“Domain Re-definition based on Environmental Analysis”の頭文字からとった言葉で、「環境分析に基づく事業領域再定義法」と訳します。

SWOT分析、VRIO分析、5Forcesといったさまざまな環境分析を応用し(そのままは使いません)、事業の問題点・課題を的確に把握し、事業ドメインを再定義し、中期経営計画やマーケティング戦略の土台を固めるための一種のロジカル・シンキング手法です。

基本的には、次のような4段階を経て、企業の事業別戦略をドメインという形で表していきます。

DREAは経営者ご自身が自らの企業の戦略策定の際のツールとして開発したものですが、現在は広くいろいろな方に用いられています。
もっとも一般的なのが、若いビジネスマン、特に、企画や営業の仕事をされている方に愛されています。

DREAは集団的発想法がメインですから(個人でもできるのですが)、ここにある写真のように集団でわいがやしながら進めていくのが効果的です。

上記はある企業での実際のREAを用いた会議の1シーンです。

左の2枚の写真はDREAの第2段階であるAD分析の光景です。

ホワイトボードを用いて、立って行うのが一番効果的です。

Aとは、advantage つまり 会社の有利要因を Dとは disadvantage つまり 会社の不利要因を 挙げていく単純な手法です。

4分割のSWOTよりもとっつきやすく、学歴やキャリアにかかわらず、誰でもいつでも参加することができる手法です。

SWOTは参入障壁が高く、敬遠される方が多いですし、4分割さえしておけばいい…という固定観念が生じやすく、思考の停止に陥りやすいので、DREAではより汎用性の高いAD分析を採用しています。

右のゲシュタルト分析は、AD分析を受けて行われる分析です。これについては後述します。

まずは、上記のAD分析からご紹介します。

付箋紙(ポストイット等)を用いたAD分析のイメージです。

ホワイトボードがあれば理想的ですが、模造紙やA3の紙を使ってもできますし、会議室のテーブルや壁を使って行っている企業もあります。

ペンと付箋紙があれば、いつでもできる分析手法です。

100円ショップの店頭、メーカーのオフィス、工場の事務室、ショールームの打ち合わせ会議の際に、銀行での営業会議で…といろいろなところで実際に行われています。

はじめは単純AD分析から入りますが、そのあとは、派生として重畳的AD分析を行い、徐々に分析の精度を高めていきます。

AD分析が終わった後はゲシュタルト分析に移ります。

先ほど写真で見ていただいた分析です(右側の写真)。

さて、ゲシュタルトいう言葉でもけっこうですし、右上にある「ルビンの壷」というでもけっこうなのですが、耳にしたことがあるとか目にしたことがある…という方はいらっしゃいますか?

ルビンの壷のほうが有名でしょうかね。
子供のころから一度は見たことのある方が多いでしょう。

ゲシュタルトとは、ゲシュタルト(Gestalt)とは、本来「統合された形」という意味のドイツ語で、心理学の世界では、「部分部分あるいは要因要因を、ひとつの意味ある全体像にまとめあげたもの」という意味で用いられています。

DREAではこの概念を事業戦略の策定に活用するために「ゲシュタルト分析」という用語に転用しています。

人は毎日いろいろなものを組み合わせてゲシュタルトを構成し続けているという考え方です。

問題解決の糸口となるのは、ケーラーのチンパンジーの発想です。

抽出したAチーム要因とDチーム要因を比較しながら、相乗効果のあるAチーム要因同士を組み合わせ、何らかのDチーム要因を克服・改善していく…これがゲシュタルト分析の発想です。

発見されたゲシュタルト分析は、このようなシートにまとめることができます。

さて、本日はDREAにおける諸理論の使い方、手順をすべてお伝えすることはできませんが、

「AD分析⇒ゲシュタルト分析⇒ドメイン」

という流れの中で、いろいろな分析手法がヒントとして使われていきます。

紹介したのはその極一部です。

今日は、SWOT分析のような4分割でとっつきにくい分析ではなく、誰でもすぐに参加することができるAD分析に一般化・単純化・汎用化すべきであるというところを取り上げてお話したわけです。

従来からあるフレームワークをそのまま使うのではなく、汎用化・応用化してから転用する…これがDREAの特徴です。

すべての理論とDREAの4段階との関係性について説明することはここではできませんが、関係性の全体像を示すとこのようになります。

とまあ、DREAの途中までですが、概要をお話いたしますと、以上のようになります。

ただし、見よう見まねで導入すると、ほぼ100%失敗します。

ファシリテーター・サイドには、けっこう細かいノウハウがあるのです。
マイナス意見を抑制し、プラス意見を引き出すテクニック。シャイな従業員の方を相手にする場合の対応の方法等々。

DREAには次のような優れたメリット(5大特長)があります。

DREAの導入には、通常2日間の研修が必要になります(指導者・マネジャーの方向けだけ必要です。現場レベルの研修は特に必要ありません)。

事前課題と事後課題をプラスし、1〜2回のケーススタディにチャレンジしていただければ、ほぼ、その流れを理解し、実務で使っていただけるようになります。

2日間の研修の流れは、事前にお渡しし、読んできていただく3ページ程度のショートケーススタディに基づき、講義とGDとを組み合わせながら、ほぼDREAの4段階の流れに沿って、進めていくのが効果的です。

事後課題ケーススタディについては既存のものでもよいですし、有料になりますが自社の過去事例や自社取引先の過去事例を題材にした新規ケーススタディを開発することも可能です。

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2011年11月24日

トランプで学ぶポーターの水平戦略

年末年始といえば、マジック(手品)のシーズン。
今日は私のマジックをご覧に入れます…

という主旨の映像ではありません笑
(動画自体はこの投稿の下のほうにあります笑)

今日もまじめに経営学の一フレーズをとりあげたいと思います。

ポーターは、主著『競争優位の戦略』の中で、

「事業単位間の相互関係」

を重視した

「水平戦略」

の重要性を説いています。

これは、事業単位間のシナジーを重視し、過度の分業体制を改め、会社全体として、複数の事業にまたがる多面的競争者との戦いに勝とう…という主張です。

ポーターは更に、

「貢献度の大きい相互関係に無縁の事業単位、阻害要因となる事業単位は売却する」

とまで述べています。

「相互関係を通じて他の事業単位の役に立っていない事業単位や、今後多角化を進める際の拠点となる見込みのない事業単位があれば、機会をみて売却する候補にあげておくのがよい」

上記の主張もわかります。M&Aはかくあるべきです。
しかし、以下の主張になると、ちょっと躊躇する方も多いのではないでしょうか。

「たとえどんなに収益力が高く、魅力があっても、その事業単位を社内での評価と同等か、あるいはそれ以上に高く評価する会社が出てくるはずである。」

単体でいかに高い収益力のある事業であっても、自社内の他事業単位との相互関係が薄かったり、阻害関係にあるような事業は、じゃんじゃん売却せよ…という主張です。

「ここまではどうかなあ」

という意見を持つ方も多いと思います。

そこで、そんな方を対象に、今日は、トランプを使って、ポーターの主張を擁護してみたいと思います。

以下の動画を御覧ください。
長いことインストラクターを務めていますが、講義に

「トランプ」

を用いたのは初めてです(笑)。

いかがだったでしょうか。
やはり、ポーターの言うとおり、

「自社の一員でいる限り競争優位にまったく役立たないが、他社に移ればそうした機会にも恵まれるからである」

「こうなれば、売却してその事業単位に投じた資金をすべて回収できるし、場合によっては、利益まで得られることになる」

「売却で手にはいった資金は、相互関係の効果を発揮して競争優位の強化に役立つ事業単位へ投資することになる」

と考えるのが妥当だと思います(『競争の戦略』ダイヤモンド社 ポーター著 第10章より)。

はやり、今や、事業単位単体での価値評価(バリエーション)だけでM&Aを考えるべきではないのでしょうね。

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2011年11月23日

『競争優位の戦略』9章の図解化

先週から今週にかけて、当該書籍の9章「事業単位間の相互関係」を熟読しました。
1文1文読み解くのに本当に時間のかかる本です。
下記はそのサマリー。A4判で10頁ほどの内容です。後日、自分の執筆で使えるように自らの言葉で表現し直し、理論と事例を分けて表示してあります。

(クリックしていただくと写真は拡大します。)

ポーターが非凡である点は、同章の中で、社内の経営資源配分の問題と競争企業との駆け引きの問題を「相互関係」として区別なく、シームレスに論じている点です。普通2つの章に分けるべき内容が同居しています。
多角化やM&Aを考える上でも役立つ分析方法が紹介されており、また、ベンチマークすべき企業を選定する際のチェック・リストの役割も果たしてくれる章です。
ビジネススクールの教科書としては今もって筆頭である所以がよくわかります。
価値連鎖はあらゆる局面で活用することができる万能のツールであり、その汎用性の高さは拡張型ドメインや組織体系図、4P分析などをはるかに上回るものです。2者間価値連鎖分析のみならず、2事業間価値連鎖分析、多面的競争者間価値連鎖分析への応用はほんとうに素晴らしいですね。

さて、先ほどの箇条書きのサマリーを図解化したものがこちら。
正式なセミナー等で話す際には、ここからPowerPointを作成して使います。キャミアップ、実に便利なツールです。

(クリックしていただくと写真は拡大します。)

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2011年11月20日

補講ビデオの即時アップロード

今日は、今までにやったことのない方法に挑戦しました。
昨日本日と担当したある企業様での講演で、追加で話したい内容が出てきました。

そこで、講演終了後に、皆さんがアンケートを書いてくださっている間に、隣のセミナールームをお借りして、補講ビデオを即時収録!


そのまま、YouTubeにアップいたしました!

iPhoneを活用した動画講義収録は、こういう使い方もできるのですね。

質疑応答などの時間がとれない場合、「質問」だけ伺っておいて、後日回答をアップロードすることも可能です。
こうなると、出張にはミニ三脚がやはり手放せません。

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2011年11月18日