2012年1月のアーカイブ

講義・プレゼンにおける「ピーク・エンドの法則」

「講義やプレゼンの際にアガらないようにするためにはどうすればいいですか?」

という質問に対して、私は、

「アガろうがアガるまいがあんまり関係ない。講義やプレゼンの始まりなど誰も覚えていない。感動するエクセレントな内容が1つでもあれば、聞き手は『いい話が聞けた』と感じてくださるものだし、最後のレビューやまとめをしっかりと行えば(【例】ホワイトボードに話の全体像をチャート化する 等)、『わかりやすかった』と感じていただけるからである」

とお答えしています。

実はこれ、初歩的な行動経済学の原則である「ピーク・エンドの原則」を講義やプレゼンに応用したものなのです。
行動経済学の祖といえば、ノーベル経済学賞受賞者でもあるダニエル・カーネマンです。
彼が1999年に提唱した「ピーク・エンドの法則」とは、

「あらゆる経験の快苦の記憶は、ほとんどがピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる」

というものでした。

私たちは自分自身の過去の経験を、ほとんど完全に、

① そのピーク時にどうだったか(【例】嬉しかったか、悲しかったか、おもしろかったか、つまらなかったか)
② それがどう終わったか(【例】最後は嬉しかったか、悲しかったか、おもしろかったか、つまらなかったか)

だけで判定する、という法則です。

だとすれば、

① 研修の山場でどんなエクセレントな内容が(たとえ1つでも)聞けたか(内容面のピーク)
② 研修の最後をどう演出するか

で、研修の評価も効果も大きく変わってきます。

逆にいえば、イントロでアガったとか、つかみを失敗したとか…長時間の講義・プレゼンになればなるほど、相対的には「どうでもよいこと」「無視できること」になるわけです。

以前に動画でこう話していた私ですが、最近では、

「あがり防止という自己満足のために最初の3分を暗記するくらいなら、次回のオーダーにつながるかどうかの瀬戸際である最後の3分を暗記すべし」

と申し上げることが多くなりましたが、その理由も同様です。

 

というわけで、これから講義やプレゼンを担当される皆さん!

「アガリ」

など恐れずに、堂々と演題・ステージ・教壇・舞台にお上がりください。
スポットライトの明かりが心地よく皆さんを迎えてくれます。

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2012年1月21日

人はなぜ学ぶのか、人はなぜ覚えるのか。

今月の「名著を読む会」の課題図書は『人を動かす』(カーネギー)です。
ほんっとうに久しぶりに読みました。

名著中の名著。ドラッカーやポーターと違って、読みやすい笑 わかりやすい笑 
しかも、心に残る(40過ぎてから読んでも感動するんだから、昔読んだ時はもっと感動したはずです)。

さてさて。
読みながら、思いついたことをちょっと書き留めておきますね。

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人が何かを学び、何かを覚える…当たり前のように感じることだが、不思議な機能であり、不思議な習性である。

覚えても覚えても忘れる…覚えたそばから忘れる…
で、仕事で必要になると、もう一度同じ本を読み直し、もう一度覚える…その繰り返し。

ハードディスクのように一度記憶したら2度と忘れない頭脳が欲しいなあ…と切実に思う(そんなものはこの世にないことはわかっていながら笑)。
生きている限り、次々と「得意領域」を増やしたいと思って勉強するのだが、その一方で、縁遠くなった知識をどんどん忘れていく。

まるでもぐらたたき。
これを死ぬまで続けるのだ。

いやいや、決してそれを悲観しているのではなく、アンドロイドやサイボーグが見たら、さぞかし不思議な習性だろうなあ…と思う。
若いころに読んだカーネギー。今日読みなおしてみたのだが、ほぼ完全に忘れている…(そういえば、昨年読んだドラッカーもものの見事に忘れていた…)
そんなものなのだ。でも、それでいいのだ。

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2012年1月13日

もしも中小企業診断士がドラッカーをテーマにワールドカフェを開いたら

皆さん、こんにちは。
この3連休は講義講義講義…ずうううううっと講義の連続でした。
土日は中小企業診断士受験対策講座を担当。経営法務をえんえん15時間(2日間合計)話しました。板書合計枚数22枚。
日本白板党党首として、板書は手を抜けません!笑 ぎっしり、きっちり、図解も使いながら描きまくりました。

 

さてさて。

最終日の今日は、理論政策更新研修「中小企業経営で活かすドラッカーの経営哲学」

お陰様で満席m(_ _)m ありがとうございました。

前回よりスタートしたこのテーマ。
ワールドカフェ方式を採用し、さまざまな角度からドラッカーについて考えます。
時間に限りがあるので、「氷山の一角」しかご紹介できなかったのは残念ですが、私が教えるというよりも、参加者の皆さん同士の相互啓発にこそ価値があります。 これでいいのでしょうね。

参加された中小企業診断士の方々の多くが、ドラッカーについては一家言ある方々ばかり! とても刺激的な研修でした。

事件は会議室の中で起こっているんじゃないかもしれませんが、イノベーションは会議室の中でも起こるのです」

ブレインストーミング1つとったって、イノベーションは起こせるのです。
今日は、そのことを、参加者に皆さんに体感していただきました。
一般的に行われている擬似的なブレインストーミングがイノベーションによってどう様変わりしていくか、2回のROUNDの実習で体験していただきました。

研修の最後に、本日の振り返りとして作成したホワイトボード

休み時間中に、皆さん、写真にとって下さいました。ありがとうございます。

このテーマ、次回は3月に実施します。
興味のある方は是非お越しください。

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2012年1月9日

理論政策更新研修が楽しみです!

世の中に、私くらい理論政策更新研修を楽しみにしている中小企業診断士も稀だと思います。
2ヶ月ぶりに担当講座が近づいて来ました。
先ほど、資料に最後の手直しを入れ、完成!
あとは10日(祝)を待つばかり。
またまた、たくさんの診断士の皆さんとドラッカーについて語り、彼の経営哲学をいかにして中小企業の経営支援に活かしていくかを考えていきたいと思います。

今回は、ドラッカーの生涯と主著に始まり、関係性向上のためのADCD、フィードバック・ノート、テトリス的時間管理論、半期書換型中期経営計画、管理的活動と起業家的活動、イノベーションと価値連鎖、2社比較価値連鎖、戦略的ブレインストーミング法、ダブルブレイン法、イノベーションの偏在性、ドメインの垂直展開、価値連鎖によるドメインの再定義、利益教育の具体例、真摯さのヒントと本質、管理職への哲学教育、労働の5つの次元等を扱います。
短時間ながら、ワールドカフェも開催しますので、ふるってご参加ください!

http://www.riron.jp/site/Tokyo.html

 

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2012年1月6日

DREAに基づく事業戦略策定

皆さん、こんにちは。
ときどきご紹介しています、事業戦略策定のフレームワーク「DREA」についての紹介ビデオを作成いたしました。
…といっても、例によってお手製笑! 昨日寝室で撮影したYouTube動画です。

大企業から個人企業まで、製造業からサービス業・自治体まで、全社から支店・営業所まで、あらゆる事業組織で活用いただける汎用性の高いモデルです。

興味のある方は是非一度ご視聴くださいませm(_ _)m

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2012年1月5日

「親はなくても子は育つ」の原則

みなさん、こんにちは。
今日はちょっと、マネジメントについてのお話を。

最近、大手企業の中には、リフレッシュ休暇制度を拡充しています。
中には、マネジャーに毎年リフレッシュ休暇を取得することを義務としている企業もあります。
部下の自信を短期間に醸成するために、あえて繁忙期に上司に長期休暇を取得するよう促しています。

上司が繁忙期に長期休暇をとることを知った部下は最初はあわてふためきます。
しかし、やがて、上司の不在時に備えて準備(学習・調整)を始めます。たとえば、上司不在中の決済はどのようにすべきかを確認し、上司が行っていた決済業務はどのようなプロセスで意思決定されていたのかを理解するよう努めます。

ただし、上司が突然「明日から長期休暇をとります」と告げるのでは意味がありません。
部下たちに一定の準備期間を与えることを見込み、かなり前から予告しておき、モラトリアム効果との併用を狙うのが妥当です。

ある企業の営業部長が、「親はなくても子は育つ」の原則に大きな疑念を持ったまま、1ヶ月間のヨーロッパ出張に出かけました。
1ヵ月後に帰ってきた営業部長は大きなショックを受けます。
彼が不在の1ヶ月間に過去最高の売上が出ていたことを知ったからです。

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2012年1月5日

冬休みスペシャル・ホワイトボード大喜利ノススメ

皆さん、おはようございます。
お正月休み、いかがお過ごしでしょうか。

昨日は友人一家が遊びにきてくれましたので、自宅でちょっとした家族パーティとなりました。
お正月やご友人やご親戚のお子さんが集まることも多いと思います。

そこで、日本白板党からおすすめの遊びの1つご紹介!

名付けて…

「ホワイトボード大喜利」

やり方は簡単。
子供たち(もちろん、大人も混じって構いませんが)に1枚づつホワイトボードとペン、それにイレーサーになるもの(うちはティッシュ)を配布。
司会進行役、または、場にいる大人(飲んでいても構わない)が、交代で、

「お題」

を出します。
制限時間はおよそ30秒。
思いついたことをホワイトボードに描きます。

今思い出したのですが、昔、中京テレビ(だったかな)でやっていた

「お笑いマンガ道場」

のホワイトボード版です。

で、描き終わったホワイトボードを全員がオープンにします。
これまた、司会進行役あるいは場にいた大人が行司役を務め、一番いい絵を描いた子供(あ、もちろん、大人も入ってもいいのですが)にポイントが入ります。

一番早く10点になった子供(あ、もちろん、大人が入っても大丈夫です)が優勝です。

昨夜の我が家のお題は、酔っていたので全部覚えていませんが、

「初夢」
「凧揚げ」
「鳥」
「龍」
「お正月」
「鏡餅」
「おせち料理」
「雪だるま」
「ハンバーガー」
「注射器」

等々…

以下は私の作品

まずは「初夢」。

続いて、「鏡餅」。

最後は、「ハンバーガー」。

…しっかりぼけています。

この他、体中が雪の結晶の模様で出来上がった「達磨」を「雪だるま」として描いたのですが、みんなの反応はいまいちでした_| ̄|○

もちろん、私はオブザーバー。得点は入りません (T_T)

でも。
それでもいいのです。

「日本白板党、すごいよ」
「ホワイトボード、最高」
「日本中に広めてください」

ホワイトボード大喜利が終わると、大人も子供も、ホワイトボードを受け入れてくれます。

「最初はたかがホワイトボード…と思っていたけど、すごいね」

となること、請け合い!

参加してくれた友人の長女Hちゃんがこんなボードを描いてくれました!

すごい。

ありがとう〜

残り少ないお正月休みですが、よかったら、ご家族で、ご親戚で、お友達の一家と、この

「ホワイトボード大喜利」

を楽しんでくださいm(_ _)m

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2012年1月2日

おめでとうございます

あけましておめでとうございます!!
新しい年。
今年はどんな年になるのだろうか…

ではなく

今年をどんな年にするのか…

ですね。

たくさんの方との出会いに大いに期待します!

よろしくお願いいたします。

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2012年1月1日