2012年3月のアーカイブ

MDL①(事前動画講義システム)

いつでも、そして、どこででも経営学を!」をモットーにスタートしたYouTubeの「日本一短い経営学」。今回から5回シリーズで、「MDL(多次元的能力開発;Multi Dimension Learning)を扱います。

MDLとは「研修を点で終わらせることなく、線・面として拡大していく」という発想に基づく研修や能力開発の設計ノウハウの総称です。

第1回目はその中でも「動画事前講義システム」についてお話いたします。

研修の実施に先立ち、事前課題を設けるスタイルの研修は少なくありませんが、その多くが「研修当日までに○○○について調べてくるように」というような講師からの一方的か­つ高圧的な投げかけに終わっているのは否めません。

これに対し動画事前講義システムとは、研修前に担当講師自らが「講師自己紹介及び事前課題」を短時間の動画でお伝えすることにより、受講者の研修に対する関心・興味を喚起­することを目的とした技法です。

このことにより、受講者は、講師や課題内容に対する不安を払拭できるとともに、研修内容に対する動機づけが促され、参画意欲が高まることが期待できますし、動画等ITを駆­使した研修を効果的に展開することが可能です。

よかったらシェアをお願いします。

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2012年3月29日

Gmailは上手に使えばあなたを助ける優秀な秘書となる

サロンのこれからの進め方として、Wikipediaをテキストに使うという方法がありますね。
今日のテーマはGmailですので、

http://ja.wikipedia.org/wiki/Gmail

を開きます。
これを見ながら、皆で解釈すればよいわけです。

というわけで昨日の復習。Wikipediaを参照しながら見ていきましょう。
あ、私も素人なので、正確な表現じゃなかったり、解釈に間違えがあるかもしれません。その際はお許しを。

昨日は昼の部も夜の部も、Chrome以上にGMailについての関心が高かったのに驚きました。
確かにChromeはいろいろなアドオン機能があり、優秀なブラウザーだと思いますが、それでも、Internet ExplorerやSafari、Firefoxと比較した場合、本質的には大きく変わりません

しかし、Gmailは違います。それまでのMailとは根本的に違います
Google Calendarとともに、この2つは本当にすごい! 仕事の生産性(無駄なことに時間を掛けたくないという欲求のある人には特に)、とてつもない変化を与えてくれました。
一言で申し上げることが難しいのですが、以下、Wikipediaの記事を見ながら、Gmailの特徴を確認しておきましょう。

すでに情報が出尽くした感があったので、サロンではすっと飛ばそうと思っていたのですが、そうではありませんでした。まだまだ、Gmailの「革新性」「とてつもない機能」が理解されていないことがわかりました。

すでに多くの方がGmailを使っているのですが 、ほとんどの方が「なんとなく使っている」ことがわかりました。
「なんとなく使っている」方は、以下の情報を参考にしてみてください。

Wikipediaにおける「Gmail」の説明の中でも、次の事項は特に重要です(重要度別に、・黒で示しています)。

 

1.「大容量」…7GB。確かにでかいです。普通に使っていれば容量がなくなることはなくなります。昨日のサロンでは、さらにメールの空き容量をストレージとして使えるという機能も出ましたね。

2.「ウィルススキャンサービス」…世界最強レベルでしょうね。迷惑メール対策もバッチリです。

3.「検索機能」…とてつもなく速い速度で検索できます。過去に自分が受け取ったメールを全文検索できる…容量に余裕がありますから、メールを消す…という必要がないのです。そのため、事実上Gmail自体をストレージとして使っている人もいるくらい(確かに、テキスト・ファイルだけを扱う場合はストレージとして使えます)。ここでは、便宜上、ブラウザで見る、ウェブメールとしてのGmailを「Gmail(ウェブ上での使用)」と呼びますね。なぜなら、Gmailは、パソコン等にインストールされているメール・アプリ(【例】Outlook Express)等でも読めちゃいますので、こちらを便宜上「Gmail(メール・アプリ上での使用)」としておきます。検索機能については、ウェブ版を使ったほうがはるかに速いです。まるで、Googleで普通に単語を検索する(「ググる」)ようなもの。本当に速いです。「山口さんから過去に送られたマーケティング関連のメール」を検索したい場合、「山口、マーケティング」でサクッと必要なメールにアクセスできます。これに対し、メール・アプリ上での使用の場合、アプリの能力やパソコンの性能によって、検索能力は制限されてしまいます。

4.「ラベル」…メールを分類する、振り分ける…という管理からの離脱です。通常のメール・アプリでよくやるメールの振り分け設定で、「診断士講座」「山口」という分類項目を作っておいた場合、「山口さんからきた診断士講座について」という件名のメールをどこに分類すべきか、悩んでしまうわけです。しかし、Gmailの場合、悩む必要がなくなります。「山口」というラベルでも検索できるし、「診断士」というラベルでも検索できます。もっとも、上記3の「検索機能」が強いので、「ラベル」機能そのものを使わなくなる方も多いです(私もその一人。サロンでもこういう方は散見されます。「ラベル、結局使っていないよね。検索しちゃえば見つかるものね」というわけです)。いずれにしても、「分類」という呪縛から解放される点は、Gmailの画期的な特徴です。

5.「スレッドビュー」…一連の同一話題のメールをまとめて見ることができます。時系列ではなく、案件別にメールを自動的にまとめて表示してくれる機能です。「検索」機能が充実しているので、検索してもいいのですが、自動的に「スレッド」にまとめてくれるこの機能を重宝がっている方も多いです。逆にスレッドを嫌がる方にとっては、Offにしたい機能でもあります。昨日、夜の部で参加者の方が指摘してくれたGmailの有名な特徴です。

6.「自動保存」…文字を打つ際、途中で消える(落ちる、なくなる)というリスクがなくなりますから、エディター(文章を書くためのアプリ)としても使えます。この点は、EvernoteなどよりGmailのほうが安定しています。私は、Evernoteを使って文章を書いているときに、書きかけの原稿が跡形もなく消えたことが何度かありました。ですから、Evernoteはをエディターとして使って長文を書く場合、やや不安です。Google上で書いておけば、自動保存機能で救われることが多いのです。専用のエディター・アプリよりも優れているくらいです。また、メールでありながら、宛先や件名を入れなくても保存できる機能も魅力的です。「送信」ではなく、すぐとなりの「すぐ保存」ボタンを押すとそのままクラウド上に保存される。こうなると、まさにエディターですね。この方法は、野口悠紀雄教授が新刊『クラウド「超」仕事法』の中で、「下書き保存機能」として紹介しています。この原稿もGmailをエディターとして活用し、打っています(ウェブ上での使用)。

7.「POP3対応」…Gmailをウェブメールとして認識している方が多いのですが、前述したとおり、Gmailは、ウェブ上でも使うことができますし(ウェブ上での使用)、パソコンやMacのメール・アプリ(【例】Outlook Express)でも使うことができます(メール・アプリでの使用)。NiftyやYahooのメールのように、メール・アプリにGmailのアカウントを登録しておけば、従来のメール・アカウントと同様に使うことができます。ですから、ネットがつながっていない環境(だいぶん減って来ましたが)でも読み書きできます(その場合、送信だけはつながないとできません…当当たり前ですが笑)。もっとも、Wikipediaを見ると、最近は、Gmail(ウェブ・メールとしての活用)も「オフライン」機能が充実してきたようですね。

8.「IMAP対応」…POP3の場合、Gmailをメール・アプリを使って、送受信し、読み書きできるだけでしたが、契約しているプロバイダがIMAPに対応していれば、Gmailの設定を変えることで、ウェブ上、パソコン・Macのメール・アプリ上のメール・データを完全同期できるようになります。1つの端末で読めば、他の端末でもすべて「既読」になり、1つの端末から返信すれば、他の端末すべてに返信メールのデータが残る。ウェブ上での使用であれ、メール・アプリ上での使用であれ、すべて同期する。

9.「外部メールアドレス対応」…要するにNiftyやYahooの、独自ドメインのメール等を全部、Gmail上で読み書きできるということです。これもたいへん便利な機能です。「すべてのアドレスを統合管理できます」と昨日話題になった機能の1つでした。この機能のおかげで「転送」という呪縛から解放されます。

10.「署名」…アカウントに合わせた複数署名が可能になりましたね。また、署名が一番下に来る問題も、Labsに変更できるボタンが有ることが判明。調べてくださった方、情報提供に感謝です。本当にありがとうございました。

 

いかがですか?

まるで優秀な秘書を雇ったのと同じような感じになります。「雇わない」のは「もったいない」です。

で、費用はいかほどかと??

もちろん、無料ですよ笑

 

 

追伸
Googleさんもほぼ同じことを考えているようで、こんなページがあります。
http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/about.html

 

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2012年3月28日

あなたにそっと教えるGoogleの活用法

皆さん、こんにちは。
本日は火曜日。
ビジネス雑談サロンの開催日です。「第33回ビジネス雑談サロン|あなたにそっと教えるGoogleの活用法」でした。

今日はGoogleに興味のある方、お詳しい方をお招きし、いろいろ語って頂きました。

 

最後は、またまた飯田橋のエドモント・ホテルでランチです〜

 

今日は珍しく、議事録を「動画」で収録してみました。
これからはこんな方法もありますかね?!? 楽をしちゃいましたあ〜

ホワイトボードの板書記録はこちらです。クリックすると全体が見られます。

 

 

 

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2012年3月27日

LTE vs WiMAX

うちの会社でも徐々に高速モバイル回線を利用するメンバーが増えてきました。
いよいよ、移行期ですね。
私の場合、自宅、会社は無線LAN環境にあり、出張でホテルに泊まる際にはAirMacExpressで無線LANを作れる状態にあります。
したがって単純に、「外」で使う際に安心して使える高速回線がほしいのです。

今まではemobileのモバイルルーター(銀色のたまごちゃん)だったのですが、これまたエリアが狭い笑。
SoftBankのウルトラ・モバイルも考えましたが、ちょっと未知数ですし、iPhoneを使っているので、保険を掛ける意味でも、他キャリアと契約するのが望ましいと思います。

いろいろ検討した結果、LTEはまだエリアが狭く、また、使用料による速度制限の問題もあるため、今回は選択肢から消しました。

今のところ、評判のauのルーター「Wi-Fi WALKER DATA08W」

を法人契約予定。

これなら、WiMAXがつながらなくても、auの安定した3G回線が使えるので、安心感があります。

大きくて電池のもちが悪いとありますが、そこは問題なし。
今更荷物が数十グラム重くなってもどうということはないですし、かなり大きなリチウムイオンの予備バッテリー(MacJuice60)を持ち歩いているのでう。

 

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2012年3月24日

紙情報整理法における大統一理論

紙の書類、伝票、取説、書籍、雑誌、名刺、手紙・はがき、紙の写真…。

概ね、ビジネス・パーソンが整理する際に、頭を悩ます紙の情報の代表例をあげれば、こんなところでしょうか。
MicrosoftOfficeの文書やデジタルカメラで撮影した写真データと違い、検索しにくく、扱いにくい情報ばかりです。

 

紙資料は自炊し、PDF化し、OCRをかけ、いつでも検索できる状態にして、電子データとして保存するのが一番です。
前述した情報のほとんどは、今や、自炊によるPDF化でほぼ統一することができるようになりました。

現在、名刺、手紙・はがきについてはほぼすべてPDF化して保存が習慣化、過去のものもとり込み完了。
雑誌は電子書籍としての購入に移行中。紙で買った場合には捨てています。
書籍は御存知の通り、現在、PDF化途上にあります。

とはいえ、竹永家から、すべての紙データがなくなったのか

いやいや、そうはいきません。

書籍も書類も、諸処の事情でPDF化できないものはありますし、学生時代の膨大な写真…スキャンしてみたのですが、紙の写真のほうがどうしても映りがきれい(原本ですしね)…というわけで、なかなか捨てられません。
学生時代のノートや受験勉強時代に作成したツールも「物理的にとっておきたい」ものもあり、そう簡単には捨てられません。

こうした紙情報をどのように統一的に管理していくか。自炊によるPDFでは解決できない部分について、考えてみましょう。
ご紹介する方法は、ご存知「押し出しファイリング法」
私のオリジナルではなく、野口悠紀雄教授『「超」整理法』で紹介されているたいへん有名な方法です。

私は、15年以上前に、野口悠紀雄教授の『「超」整理法』に感銘を受け、書類・写真・伝票については、一切の分類をしないで、「押し出しファイリング法」を用いて、保管を開始しました。

世界中でも最も安価なファイル=オフィスにあるA4判のビジネス封筒を活用し、中に書類を入れるたびに、タイトルと日付だけを記録。

後は、書棚の一番右に入れるだけ。
書類を使った場合も、使い終わった後は、元の場所に戻さずに、一番右に戻す。
ほしい書類を探すときには、「最近使った書類」から順に、つまり、「右から順に 」探す。

「新たに作ったファイル、最近使ったファイルほど、また、使う可能性が高い」
「故に、常に、右から順に検索していけば、平均的な検索時間は最短になる」

という考え方に立脚しています。

これを繰り返していくと、あまり使わないファイルほど、左に移動し、時間が経過すれば、自然とファイルに優先順位がついていく(左:非重要、右:重要)。

したがって、書類を捨てる際には、左から順に

「廃棄候補」

とすることができる…という理論です。

いわゆる、

「断舎離」

の原点なわけです。

「無駄な書類は捨てましょう」

という本はたくさんありますが、

① その選別方法や基準について書かれている本は少ない
② たとえ書かれてあってもその選別方法や基準は汎用性に乏しい場合が多い
③ たとえ汎用性があってもまとまった時間を確保しないとその選別ができない

のです。

野口教授の「押し出しファイリング法」は、

① 選別方法や基準が 具体的に示されている
② 選別方法や基準の汎用性が高い
③ 選別にまとまった時間が必要ない

という3点で実に優れています。

 

もっとも、封筒を使った書類の整理法は、野口教授よりも早く、山根一眞氏も提唱しています。

ただし、山根さんのほうは、ファイル(封筒ですが)のタイトルにさらに、頭文字ひらがな3字をつけて見やすくし、五十音順での管理を提唱されています。

「 山根式袋ファイルシステム」と呼ばれている方法です。

たとえば、「マーケティングに関する文献一覧」というタイトルのファイルの場合、「まけて」「中小企業診断士の受験方法」というタイトルのファイルの場合、「ちゆう」といった3文字の見出しも併記して(検索しやすくして)、保存するという方法です。

 

この両者。

よく比較されます。

 

山根さんご自身は、相当に野口教授に腹を立てていらっしゃるようで(「アイディアの盗用だ!」というわけです)、「換骨奪胎」と批判しています。

時系列(野口教授の「押し出しファイリング法」)か、五十音順(「山根式ファイリングシステム)か…

 

あ、この時点で、いわゆる「分類」という方法の選択肢は、そもそもお二人にはありません!!

紙資料の分類には限界があります。紙資料を分類する上での主要な問題点は以下の2点です。

 

 

 

① 分類項目そのものが不変ではないという問題が生じる。

たとえば、「SNS」という分類項目をつくっても、しばらくすると、「Twitter」と「Facebook」に分化するでしょうし、「Google+」「LinkedIn」という項目もこれからは必要になります。このように、紙資料を分類しようとすると、分類のために忙殺される…という問題に悩まされます。ちなみに、竹永家は、書籍においても分類を諦め(図書館のようにはいかなかった笑)、サイズ別に書棚に雑然と並べてあります(まだ、PDF化されていないものです)。

 

② こうもり問題が発生する

「SNS」という項目を作る前に、すでに、「Google」という棚があった場合、「Google+」に関する紙資料はいったいどこに保管すればよいでしょうか。野口教授は、これを、イソップ寓話に登場するこうもりになぞらえ(動物か鳥かわからない)、「こうもり問題」と読んでいます。写真の場合も同様です。「山岳」「高校時代」というアルバムがあった場合、「高校時代に友人富山に登った時の写真」はどこに保存すれば良いのか、「山岳」「天文」というアルバムがあった場合、「星空をバックに撮った富士山の写真」はどこに保存すれば良いのか…となりますよね。

 

したがって、紙資料を内容的に分類するのは、あきらめたほうがよいのです。

 

「押し出しファイリング方式」か「山根式ファイルシステム」。

両方やってみての、私の結論。

「押し出しファイリング方式」の勝ち。…でした。私の場合…ですよ、あくまでも、n=1。

 

理由は簡単。

山根式の場合、見出しの上には見出しの読みをカタカナ3文字で書き込んで、袋を50音順に並べます。
私の場合、中小企業診断士関連のファイルが増えていくので、「ちゆう」の項目ばかりが増えて行ってしまうのです。

また、使うときはよいのでしょうが、捨てる時に困ります。どの書類があまり使用頻度が低いのか、このシステムは何も示してはくれません。

 

紙資料の整理法を評価する場合、私たちは、

「いかに使いやすいか」

に目を向けがちですが、もっと重要なのは、

「いかに捨てやすいか

という点なのです。

 

野口教授の「押し出しファイリング方式」はこの点がきわめて明確です。

「左にあるファイルほど、捨てても良い可能性が高い」

わけです。自動的に捨てられるわけではありませんが、大いに目安になりますよね。

 

もっとも、野口教授自身が指摘していますが、複数の人間でファイルを管理する場合には、なかなか「押し出しファイリング方式」とするわけにはいきません。
この方式は、「いつ頃使ったか」ということに対する「個人の記憶」を利用しているため、組織ではその記憶を共有化できないのです。
たとえば、「確か2週間前に使ったばかりだから、右から20センチくらいのところかな」という記憶を組織で共有することはできません。

組織での書類管理は、五十音順の山根式か、分類方式を採用したほうがよいかもしれません。
組織の人数が増えれば増えるほど、そうなります。
図書館が、分類方式を利用しているのは、そのためです。

 

というわけで、私は、この野口教授のもう15年以上続けています。

会社の書類、家電製品等の取説、プライベートな書類、伝票の類、雑誌の切り抜き、新聞の切り抜き…。

すべて、会社等で廃棄を待っているA4判封筒の頭部分をハサミでカットし、これをフォルダとし、あらゆる書類に、作成年月日とタイトルをつけ、本棚に時系列順に並べて保管してきました。

初期の頃は

「取説は別にしておこう」

などと考えていたのですが、これは失敗。

取説をどこにしまったか、しばらくすると忘れてしまうからです。

何も考えずに、

「右から順に並べていく」
「使ったら一番右に戻す」

を徹底したほうが、うまくいきます(後日、検索しやすいです)。
この手の整理法のルールは簡単なほうがいいのです。

我が家には、1間=180センチ の本棚が3つ、半間=90センチの 本棚が2つあります。
最盛期には、フォルダ(封筒)だけで、2間丸々使うはめになりました。

ずっと、「左」「右」といって参りましたが、これは概念であり、イメージです。
物理的には、無限に横長の書棚は無いので、何段にも分けて書類を保存します。

なかなか捨てられない書類が多いため、

「紙資料がこのまま増え続けるのか」

と思ったこともあったのですが、

① 年末の大掃除の際に、いらないファイルはないか、「左から順に」チェックをすると、概ね半分くらいは捨てられる
② スキャナーをつかった紙資料の自炊が一般化した
③ 社内で紙資料を渡されることがなくなった 

という3つの理由から、「押し出しファイリング方式」の対象となる紙資料が、ある一時期を境に、今度は逆に減り始めました

 

③について補足すると、弊社は何年も前から、個人の机というものはなく、キャビネが1つ与えられるだけです。

社内では、紙の資料を配るということはまずほとんどありませんので、やりとりがあるのは、お客様から頂いた紙資料と請求書や経費精算の伝票くらいでしょうか…

同僚や上司・部下から紙の資料をもらうというケースはグッと減りました(ほとんどありません)。
講義の手元資料が最後まで紙として残っていますが、最近はこれも、iPadで代用してしまっているので、限りなく紙は少ないのです。
以前に、カバンの中に、一片の紙も入っていないことがあって、取引先でメモが出来ず困った… と書いたことがありますが、嘘ではありません。

 

 

さてさて。
話を戻します。

我が家の自宅の話。

減り続けた「超・整理法」の押し出しファイリング方式によるファイル(封筒ですが)の数。

現在は、幅45センチほどの本棚の2段に収まっています。数年前に比べると十分の一以下になりました。

当然ながら、元々あった紙資料は廃棄されたから、PDF化されたかのいずれかです。

一時期、書類に押され気味だった本棚には、書籍がずらり。
勢力を復活させています。

しかし、これらの書籍とて、現在は「自炊(書籍のPDF化)」のターゲットであり、私の使用・参照頻度が高く、優先順位の高い書籍から

「断頭台(注:書籍の裁断機のことです)

にご案内されるわけです(笑)から、本棚はさらにスカスカになってくるはずです。

理論的には、我が家の本棚はすべて不要となるはずなのですが、実際には本棚がなくなることはありません。
それは次のような理由によるものです。
現在の我が家の本棚は、

「パレートの原則」

によって、

「あまり、使用・参照しない書籍」

がずらりと書棚に残っている状態です。

「何も考えずにどんどんスキャンすればいいじゃないか」

とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、使わない本をわざわざ時間と労力をかけてスキャンすることくらい無駄なことはありません

自炊はすべての本をスキャンするのが目的ではなく、使用頻度の高い本だけをスキャンすればよいのです。

ですから、書棚が全部なくなるということはありえないのです。
もっとも、まったく読まない本をずっと持っているコストというのもありますから、数年たっても読まない本は、売るか、捨てるかしたほうがいいでしょうね。

 

あらゆる紙資料の中で、最後に残るのが、紙の写真でしょうか。

富士通のスキャナーScanSnapS1500の最高画質でスキャンしても、画質的には、まだ、ちょっと満足がいきません。

最後まで「自炊」できずに残るのは、紙の写真データでしょうね。

人生最後の課題になりそうです笑

 

 

<今日のまとめ>

1.紙資料は自炊し、PDF化し、OCRをかけ、いつでも検索できる状態にして、電子データとして保存するのが一番である。

2.しかし、例外的に自炊することが適さない紙資料も多い

3. その場合には、野口教授の提唱する「押し出しファイリング法」を併用すればよい

4.年末の大掃除の際に、「左側にある紙資料」から見ていけば、「廃棄の判断」はかなり楽になる

5.参照しない書籍は無理に自炊化せず、書棚に置いておく(または廃棄する)

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2012年3月23日

あなたにそっと教える、日本白板党への入党の方法

最近、いろいろなイベントや会合でお会いした方から

「日本白板党に入りたいのですが、どうしたらいいでしょうか?」

と、誠に神妙なお顔で相談されることがあります。

あ、言われてみれば、党員届けも党員証もない。党則もないし、党員名簿もありません。

当たり前です。
これは、

「大人の政党ごっこ」

なのです。

図解改善士の多部田憲彦さんとコクヨの研究員のSさんと始めた

「ごっこ」

なのですから笑

事の発端は、寝床で多部田さんにメールで

「最近、ホワイトボード使う人増えたねえ。いっそ、日本白板党でも立ち上げますかあ。
ほんじゃ、おやすみいい」

というようなメールを送ったら、翌朝

「竹永さん、Facebookページ立ち上げちゃいました。党首は竹永さん、僕が幹事長です」

というようなメールが!(一字一句覚えていないのですが)

「ひえええ、いつのまにか、管理人にもなっているしいいいい 笑」

これだけ。
たった、これだけのことでスタートした会…もとい、党なのです。

Sさんには政調会長に就任していただき(元々は国対委員長だった…どうでもいいけど)、

「夢の次世代型ホワイトボード開発」

を志して、日夜活動を繰り広げているわけです。

なんか、白板党というと、

① 人がPowerPointでプレゼンをしていると、電源を引っこ抜いて妨害する
② 学校の黒板をすべて、ペンキで白塗りに変えてしまう
③ 世の中の油性マーカーを廃棄し、水性マーカーに入れ替えてしまう

といった破壊活動(?)をしているように思われがちですが、そんなことは一切いたしません(断言…当たり前〜)。

知的生産性を高め、創造性の高い仕事ができるようなツールとしてのホワイトボードに着目し、そのおもしろい使い方を考え、普及に努めているだけですm(_ _)m

 

で、党員になる方法なのですが、皆さんにそっとお知らせしましょう。

え? 日本白板党のFacebookページをググって、「いいね!」を押せばいいんだろう‥ ですって??

…いやいや、違います。
そりゃあ、「いいね!」はうれしいですが、それはそれ。

https://www.facebook.com/Whiteboard.Party?sk=wall&filter=1

党員になるのはもっと簡単です。

よろしいですか?

① ご近所の文具店または100円ショップに行く
② 冷蔵庫などに貼ることを前提とした小型ホワイトボードを選ぶ(マーカーとイレーサーも忘れずに)
③ レジ出支払いを完了する

…以上。

いかがですか?
これで、あなたも晴れて日本白板党の党員です!  …笑

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2012年3月14日

第31回ビジネス雑談サロン「ビジネスの小技、大研究!」①

最近、議事録をブログにアップするのをサボっていましたが(風邪で調子が悪いなど止むに止まれぬ事情がありましたm(_ _)m)、今日のサロンはたいへん多岐に話が及びましたので、ご報告がてら、ブログにまとめておきます。

今回は参加者は私を含めて8名。
初参加の方が5名ととても新鮮なメンバー。緊張であまり盛り上がらなかったらどうしようか…などという私の懸念は杞憂に終わりました。
実に盛り上がりましたああ〜

サロンの趣旨ときっかけ、簡単なルールを説明し、すぐにスタート。
例によって、はじめに、「自己紹介」「今日、皆に聴いてみたいテーマ」を一人3分目処でお話いただきました(事前アンケート法)。

それによると今日扱ってほしいテーマは概ねこんな感じでした。

① 「みんビズ」で作ったHPのSEO対策について知りたい
② EvernoteとDropbox、違いと活用法を知りたい
③ 「自炊」の方法を知りたい(著作権に抵触しないのか、面倒じゃないのか)
④ 「新しいiPad」はどんな感じなのか、また、携帯IT機器を持ち歩く際、どういう構成がベストか(iPadを含め、どんどん持ち歩くべき機器が増えていってしまう、タブレットパソコンはほんとうに必要なのか)

…ううむ、皆さん、バラバラ。
というか、ひとつ一つが今までサロンのメインテーマになっていたような項目ばかりです。

短時間ながら、できるだけ多くのことについて触れていこうと決意。
議事を進めます。

① 「みんビズ」で作ったHPのSEO対策について知りたい

はじめの話題はこちら。先般のサロンでも大盛り上がりをみせた、「みんビズ」…ただしくは、「みんなのビジネスオンライン」

http://www.minbiz.jp/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=jp-ha-bkws

Googleの始めた中小企業向けのサービスで、要は、

「ものの数十分で、あなた(または御社の)HPができあがってしまいますよ」

というサービス。

初年度は無料。
2年目からは月々1,500円弱の費用。

それで、HPが持てます&作れますというサービス。
TwitterやYouTubeとの連動の簡単。eコマース対応(つまり、自分のHPを簡単に電子商店にすることができる)、メルマガ配信も可能。
かゆいところに手が届くサービスです。

ちなみに、私も作ってみましたが、自社のHPやブログ、Facebookに載せている情報(つまり、原稿さえあれば)、ものの15分で、こんな感じのページがつくれてしまいます。
Google恐るべし! すごいサービスですね。

みんビズ

完全に一から自由にHPを作れる方には不要でしょうが、世の中の大半の個人と企業は一からHPを作るための知識とノウハウは持ちあわせていません。
こんな感じで

「セミオーダー」

で作れるなら、使わない手はない…というのが、私の友人たちの大半の声です。

もっとも、今日のサロンで限界も指摘されていました(後述)。

さてさて。
この「みんビズ」で作った”インスタントHP”のSEO対策ですが、特に他のHPのSEO対策と変わるところはないのではないか…という声が出ました。

雑談のポイントは次の通り(多少違っていたらごめんなさいね)。
① タグ、メタタグ、H1タグに留意する
② 1つのHPにおいては1つのターゲット(顧客層)だけを狙う(二兎を追うHPは一兎をも得ず=集中化戦略が前提)
③ ソースコードの限界は3つ(「診断士」「社労士」「行政書士」の資格講座を同時にHPでPRするくらいならいいが、それ以上に手を伸ばしたHPの魅力は減退する)
③ SEO対策はまじめに行うと130項目ぐらいあり、個人が全部を徹底するのは難しい(優先順位をつけて、できることをやろう)
④ GoogleにHP登録できる方法がある。これをやるだけでも随分違う
⑤ 相互リンクを増やす
⑥ 更新頻度を高める(空の更新でもやらないよりいい)
⑦ 「SEOチェキ」で自分のHPの診断をしてみよう

「SEOチェキ」については、早速、その場で、私も自分のブログについて試してみました。


個人で「3」ならそこそこだそうです。

ちなみに、前述した限界…ですが、ソースコードが3つまで…となると、あらゆる商品を1つのHPに詰め込むことはできません。
現在のところ、みんビズは1人1HP、1社1HPが基本となっているので、その点は限界があることになります。

 

…とまあ、こんな感じで最初の議題を収束。

このへんから順不同なのですが、確かこのあとは、

② EvernoteとDropbox、違いと活用法を知りたい

を扱ったと思います。

詳細は割愛しますが、

① アイディアを固定化し、メモとして残すなら、Evernote
② パソコン同士のハードディスクを同期化し、離れた場所でシームレスに業務を行いたいならDropbox

ということで、まだ未経験の方々にもイメージをもって頂くことには成功。

Evernoteは有料でも月々450円程度と安いので、容量が増え、かつ、扱えるファイルの種類が増え、PDFの全文検索ができる有料版を使ったほうが、ビジネスの場合、betterな選択肢ではないか…という結論になりました。

Dropboxのほうは、50GB、100GBとありますが、概ね、各々、月々1,000円、2,000円程度の出費が必要なので、このへんは人によりけりだろうという意見が大半でした。
Dropboxの代替選択肢としては、よく知られているスカイドライブ、SugarSyncの他に、今日は無料の「ソラ箱」が話題に登りました。試してみる価値はあるかもしれません。

http://www.saases.jp/storage/sorabako.html

ただし、Dropboxはやっぱり使用者が多く、市民権を得ているので、会員同士でフォルダの共有化ができるなどのメリットもあります。このあたり、人により判断がわかれますね。

Evernoteで出たのが、名刺管理術の話題。

私は以前からお話ししている

「スキャナー⇒PDF⇒MacのSpotlightで検索」

という方法をご紹介しましたが、もっと簡単なのは、

「名刺をスキャンし、1枚ずつjpgとして保存⇒Evernoteに送っておしまい」

という、以前にサロン出席者の方から伺った非常に簡単な方法も披露。
これはかなり画期的な方法です。

しかも、Evernoteの場合、手書きの日本語でもOCRをかけて文字として認識してくれるくらいですから、名刺の文字データの認識などお茶の子さいさい。
実に優れたシステムだ…と一同感心です。

次の写真は、私のEvernote。「債権」という言葉で検索をかけたところ、ホワイトボードの「債権」を認識しています。

その際のスキャナーは、これまた、いつもご紹介している

「富士通 ScanSnap S1500」

今や、Adobe Acrobatがついて、4万円を切るお値段(Amazon)!

「やはり、スキャナーはこれしかないでしょう」

数人の参加者のお墨付きをいただきました。
私も同感。

ここから話が派生し、

③ 「自炊」の方法を知りたい(著作権に抵触しないのか、面倒じゃないのか)

に話が及びます。

<次回に続く>

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2012年3月13日

東日本大震災一周年

追悼式典が始まりました。
大震災から丸一年。
本当にいろいろなことがあった1年間でした。
生や死についてここまで真剣に考えた年はありませんでした。

改めて被災されたすべての皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
本当にたいへんな1年間だったと思います。

震災当日。
私は三重県は四日市、湯の山温泉におりました。
遊びに行っていたわけではありません。
ある企業の部長研修を担当し、一橋大学作成のケーススタディを題材に、DREAを用いて経営戦略論についてしゃべっている真っ最中でした。

午後2時46分頃。
ゆっくりと体が揺れ始めました。四日市でも震度3でした。
今までに体験したことのない妙にゆっくりとした周波数の低い揺れ方でした。
揺れではなく、これは目眩だと思った私は

「済みません。ちょっと目眩してしまいました。しばしご容赦」

と告げました。すると、聞き手の皆さんがてを横に降って

「竹永先生、目眩じゃないよ。地震ですよ」

とジェスチャーしてくれました。

そこでちょっと休憩。談笑したのを覚えています。

まさか東日本でとんでもない大地震になっているとは露知らず…

「では、研修、再開しますね」

そのまま研修はすぐにリスタートしました。

異変に気づいたのは次の休み時間。
携帯電話のワンセグでニュースを見た方からの一言でした。

「先生、どうも、地震、大きかったらしいですよ」

「そうなんですか、たいへんですねえ」

「いやいや、それが、半端じゃないらしい。しかも、東京も震度6とかからしいですよ」

「え? そうなんですか…」

担当の人事部長様と相談の上、研修は一旦中止。

「全員、ロビーのテレビの前の集合。ちょっと状況確認しましょう」

おそらく震災から約1時間後のことです。

テレビをつけると、東京の映像が入って来ました。

地震、火災、ビルの壁が剥がれ落ちる映像…

「これは大事だ」

「神戸の時よりもはるかに広域での大災害だ」 

青くなりました。
慌てて会社に電話をかけても全く通じず。
自宅や家族の携帯も通じない…

そのうち、ニュースの映像が切り替わり、

「宮古で津波が発生しています」

「大津波です」

というアナウンサーの声が聞こえてきました。

「大津波警報です」

「3階よりも高いところに避難してください」

御存知の通り、今回の津波は場所によっては高さが30メートル以上にも達していたといいます。3階では本当は全然避難にはならなかったのです。もちろん、それがわかったのは後日のこと。アナウンサーの声も普段とは違い、顔もこわばっています。

「尋常な災害ではない」 

ようやく事態の全貌がわかってきました。
後からわかったことですが、長時間の停電に苛まれた被災地に比べて、直接被災しなかった地域の人間のほうが事態の全貌を把握するのは簡単でした。
それでも、個別の情報は入手ができません。

「電話がつながらない。つながるはずがない」

1時間近く呆然とカメラの前で映像を見ながら、私も人事部長さんも受講者の皆さんもとにかく電話で情報を集めようとしますが、何せ電話もメールもつながりません。

その後も、先方本社からの研修停止の指示がないため、続行せざるをえません。

「東京のことが心配ですので帰らせていただきます」

というわけには参りません。
そもそも、東京に向かう交通手段などないのです。

結局、夜8:00過ぎまで、ほとんどの受講者が携帯電話をかけ続ける異常事態の中、私の講義は続いたのです。

私自身、会社や従業員、家族や親類の安否が気になりましたが、連絡もできませんし、東海道新幹線も東名高速も動かないのでは、何もできません。
私自身、こんなにも精彩を欠く講義は珍しいと思うのですが、とにかく講義を続けて欲しいという先方の要請に従い、研修を続行しました。

誰も私の話した内容など覚えていないでしょうし、私自身、何をどう話したのかもよく覚えていません。

夜8:00頃。
ようやく、先方本社取締役から、研修中止命令がありました(おそらく、先方本社も相当混乱されていたのだと思います。管理職研修を行なっていた事自体後から把握されたのかもしれません)。

受講者の皆さんはほぼ全員山を降り、その後の対応に当たることになりました。
私と人事担当部長(それに、あともう一人の方)だけは、研修所に残り、とにかく、情報収集。
他にやることがないのです。どうにもなりません。
しかし、依然として電話はつながらず。メールもダメ…

深夜になってから、会社とようやく連絡がとれました。家族全員と連絡がつながったのは翌日の昼過ぎになってからでした。

とにかく、他に泊まるところもなく(津・名古屋のホテルはすでにどこも満員でした。東京に戻れなくなったビジネスマンその他でごったがえしだったのでしょうね)、人事部長さんのご好意に甘え、研修所に泊めて頂きました。

新幹線は翌日には再開していましたが、とにかく、名古屋駅はとんでもないくらい乗客でごったがえし。
やっとのことで列車に乗り、東京駅までは戻って来ました(そのあと、浦和まで帰るのに倍位の時間がかかりましたが…)。

私の場合、東京に住んでいながら、揺れを体験していません(極僅かな揺れを感じただけでした)。
この日から、まるで悪夢のようなニュースと情報と映像の中で、本当に心が折れそうになりました。
揺れを感じておらず、津波の被害にも直接遭遇しておらず、原発からも200キロ離れているところに住んでいるにも拘わらず、これだけ精神的に滅入るのですから、実際にたいへんな体験をされた皆様の気持ちを考えると、言葉につまります。

5月になって、Facebookをスタート。
そこで多くの方と知り合い、知恵と勇気をいただきました。
震災は終わったわけではなく、復興への道はまだ始まったばかりです。
そのことを今日もう一度再認識し、明日からも

「自分のできること」
「自分のなすべきこと」
「自分がしなければならないこと」

を見極め、全力で臨みたいと思います。

一日も早い日本の復興を、心より願います。

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2012年3月11日

人工知能と音声入力の世紀

「あきらさん」

iPhone日本語版Siriは、いきなり私をこう呼びました。

確かに

「亮」

という字は

「あきら」

とも読むのですが、私の場合、

「まこと」

と読みます。

「のっけからご主人様の名前を間違えているではないか」

とも思いましたが、そこは私もいい大人
生まれて間もないSiriに目くじらを立ててはいけません。

アトム天馬博士みたいな関係ですからね。

「ま、ご愛嬌…多めに見てやるか」

新たに日本語に対したSiri

期待が膨らみます。

しかし、今のところ、何を質問してもまともな回答は返ってきません
唯一まともに反応してくれたのは

「今日の東京の天気はどうなっていますか」

という質問だけ。これについては、きちんと説明してくれました。


しかし、これ以外は軒並み

「理解できません」

の一点張り。

人工知能Siri…まだまだ、前途多難なようですね。

…と思っていたのですが、しばらくいろいろ試しているうちにある程度改善してきました。

「連絡先」のデータに正しい「ふりがな」が振ってあれば、Seriがそれを認識し、Appleのプロモーションビデオにあるように、その人にメールを送ることもできます。
この際、複数のアドレスが登録されている場合、「携帯」「Gメール」「会社」等もきちんと区別しておく必要がありますね。

さて。

人間をサポートしてくれる人工知能というのは、昔からSFの世界には存在します。
代表的なものを3つ紹介しておくと、

① ドラえもん(国民的キャラクターにしてネコ型ロボット)
©藤子・F・不二夫

② ロデム(横山光輝原作のテレビアニメ『バビル2世』の3つの下僕の1つ)

©横山光輝

③ K.I.T.T.(アメリカの特撮番組『ナイトライダー』に登場するスポーツカー「Night2000」のコンピュータ部分)

©テレビ朝日

 

…とまあ、こんな感じになります。

物理の法則を無視して荒唐無稽な道具を次から次へとのび太に与える①のドラえもんは所詮は想像上の産物です。
主人公バビル2世の命令で、何にでも変身してくれる黒豹型ロボット(‥だと思う)の②のロデム。これまた実現不可能でしょうね。

しかし…
③のナイトライダーに登場する人工知能K.I.T.T.はもしかしたら実現するかもしれません。

人工知能K.I.T.T.は、ナイト2000(車)とは基本的に同体であり、劇中同乗した女性から「車にコンピュータを積んでるの?」と尋ねられたマイケルが、「いや、この車そのものがコンピュータなんだよ」と答えています。K.I.T.T.から見れば、ナイト2000は自分が自由にできる手足なのです。
正式名称はKnight Industries Two Thousand。それぞれの頭文字をとりK.I.T.T.(キット)と呼ばれています。

さしずめ、SiriはK.I.T.T.実現への第一歩…というところでしょうね。
しかしまあ、よくもまあ、非論理的言語の代名詞である日本語を解析できるものです。これについては敬服します。
ただ、人工知能としてのガイダンスはまだまだイマイチです。改良と進化を待ちましょう。

しかしながら、Siriの付帯機能である音声入力システムのほうはなかなかの完成度
単にメールを打ったり、返信したり…だけに使うのはもったいないです。

知的労働、とりわけ、執筆業務におけるイノベーションの可能性

を感じます。

たとえば、これからは、こんな感じで原稿を書くことが可能になります。

① 音声入力システムを使ってiPhoneにどんどん話しかけ、おおまかな下書きを作成します。
② そのデータをメール等に落としこみ、パソコン等本格的な入力装置に送信します。
③ 下書きを修正しながら、原稿を完成させます。

何でもそうですが、特に「書く仕事」というのは、

「最初の第一歩」

が面倒くさいものです。
いわば、

「執筆業務は、仕事開始時の動摩擦係数が大きい」

のです。

しかし、Siriのような音声入力装置の存在は、この動摩擦係数を低減し、極小化してくれます。
寝っ転がりながらでも、歩きながらでも、お茶を飲みながらでも、

「つぶやき」

さえ、すれば、それが文字になってくれるわけです。

最近は、

「つぶやき」

といえば、

「Twitterへの投稿=書き込み」

を示す言葉になってしまっていますが、音声入力装置の普及に伴い、

「つぶやき」

本来の定義を取り戻すことになるでしょう。

原稿執筆への活用はさておいても、Facebookへの投稿、簡単なプライベート・メール等も、iPhoneの音声入力システムを用いて何ら問題ありません。

特に、後者の場合、多少誤字脱字があっても、意味がわかればすむことです。夫婦や恋人同士、親友や親しい同僚とのやり取りの場合、今後は、

「ちょっと誤字脱字があるのだけれど、音声入力なので固いことをいうのはやめましょう。返信業務における動摩擦係数が小さいので、キーボードで打ち込むよりも、ずっと迅速に返信できるという長所があるので、細かい短所は目をつぶりましょう」

という社会的ルールが一般化するのではないでしょうか。

試しに、iPhoneの音声入力機能を用いて、

① Facebookへの投稿
② 親しい方々へのメール送信

を行なってみました。いずれも、もちろん、念のために、

「音声入力ゆえ誤字脱字はお許し下さい」

といったニュアンスの断りを入れての投稿・送信です(でないと、失礼に当たる場合が出てきますよね)。

結果としては、そこそこ行けそう…です 笑

固有名詞専門用語同音異義語は、やはり苦手なようです。
日常会話的表現で、あまり同音異義語を使わないように気をつければ、概ね問題なくコミュニケーションをとることができそうです。

「やはり、使わないのはもったいない…」 

そこで、iPhoneの署名欄をこんなふうに変更してみました。

 

これなら、まあ、めちゃめちゃひどい失礼には当たらないかとm(_ _)m

今日から一種の社会実験のスタートです!

 

再び話を原稿執筆業務に戻してみましょう。

この度iPhoneに搭載された音声入力機能は、前述したとおりなかなかのものです(人工知能Siriはイマイチですが…笑)。

こうなると、この機能がiPhoneにしか搭載されていないといのは、誠に不便です。
iPadやMacBookにも搭載していただいたいものです。期待しましょう。

さてさて。本日のまとめ

Siriの実力は今のところ未知数。
今のところ人工知能として過大な期待をしないほうがいいでしょう。数年後のSiri2、Siri3への橋頭堡だと考えたほうがいいかもしれません。

しかし、iPhoneの音声入力システムはすごい!
相当実用的です。メールの返信に使うというよりも、執筆業務の効率化(動摩擦係数の低減)のためのシステムとして捉えるべきでしょう。
知的労働の生産性が飛躍的に高まる契機となるのではないかと思います。

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2012年3月10日

iPadHDへの期待

先日の理論政策更新研修で、同業の中小企業診断士の皆さんといろいろな意見交換、情報交換を行いました。
その中でも、

「事務効率化としての自炊の可能性」

は、多くの方から支持を受けました。

もちろん、自炊(スキャナーによる書籍の電子化)は、すでにそれほど真新しい方法ではないのですが、

「知っている方」

は多くても

「実践している方」

となるとまだまだ少数派

「見てみたい」
「やってみたい」
「クライアントに勧めてみたい」
「自社で導入したい」 

という声は非常に多いわけです。

自炊をするようになって一番の変化は、本当に

を持ち歩かなくなった」

点です。
下手をすると、カバンの中には一切れの紙切れもない…という状態もしばしば。

「我がカバンに一片の紙切れなし!」

©原哲夫・武論尊

 

これはちょっと困りものですね。
そこで、最近は、A7判のキャミアップをカバンの底に忍ばせるようにしています。

出典:http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/camiapp/

まだまだ電子的なメモをとるのが許されない環境というのは多いですからね。

そういえば、最近は、黒いコートが重宝することがわかりました。

ホワイトボードに何かを書いたら、黒いコートの上にそれを広げ、iPhoneでキャミアップのアプリを立ち上げ、パシャ!
そうすると、黒いコートを「縁」だと認識してくれ、台形に歪んで写ったホワイトボードは正しく補正され、保存されるのです。

ちなみに下の写真はSoftBank銀座店でもらってきたステッカーを黒のコートの上に広げ、キャミアップで撮影・保存したものです。


黒い紙を台紙としていつも持ち歩けばいいのでしょうが、けっこう忘れます。
A4よりちょっと大きな黒い紙って案外ないのですよ。色画用紙買ってきて切らなければならない…
そんなとき、黒いコートが台紙として役立ってくれます!
そこで、A4判のホワイトボードをお使いの方は、黒いコートを一年中着こむことをお勧めします!

さてさて。

紙を持たなくなった私。
出掛けにやるべき仕事が1つだけあります。

「今日使う資料(の最新版)を全部PDF化し、Dropboxの「本日使用」フォルダに入れておこう」

という仕事です。
まさに、カバンに資料を詰め込む瞬間。
以前のように物理的には詰め込みません。クラウド時代の書類詰め込み作業です。
これはすっかり日課になりました。朝一番のお仕事です。

こうしておきますと、iPad2で、これらの資料を閲覧しながら、MacBook Airは別な作業をすることができるようになります。
必要な資料はほぼ「本日使用」に入っています。
(もちろん、万が一、入っていない資料を使う場合には、MacのSpotlightSSD全体を検索すればよいのです。 )

もちろん、Airdisplayというアプリを使って、iPadをMacBook Airのセカンド・ディスプレイとして使うこともできます。


…ただし、これは無線LANでつながっている環境でないと使えないのです。客先や出先では、うまく使えないことが多いのです。
MacBook Airでは、講義用スライドを映しだしたり、ワープロとして文書を書いたり、PowerPointで図表を描いたり…
すべて、MacBook Airの横に置いたiPad2Dropbox「本日使用」フォルダの中から必要な書類を立ち上げ、閲覧しながら進めることができます。
つまり、私は、iPad2を

「紙」

として使っているわけです。
最近の私は、iPad2を使うケースというのはかなり限定されています。

① ビデオを見る場合
② 写真を見る場合
③ 「紙」として使用する場合

…ほぼこの3つに限定されています。

こうなると、オフライン環境でも安心して使えるように、より容量が大きく、より反応速度の速い新型iPadの登場が待ち遠しいです。

新型iPad。 

なんでも、

① 明日8日に発表
② 3月16日発売

…というではないですか(本当かなあ…)。
名称も、

「iPad3」

ではなく

「iPad HD」

となるという噂があります。

さてさて。
新しい

「紙」

の登場!
どうなるか… 楽しみですね。

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2012年3月7日