2012年4月のアーカイブ

「持続的知識製造」が明日を作る

先日、コクヨ・ガーデンオフィスで、雑サロ特別企画として、50人近い友人に集まっていただき、

「この星の知的生産性を高めるために何をすべきか」

についてのホワイトカフェを開催しました。

会場を提供して下さったコクヨの皆様に、当日お越しくださった友人の諸氏に、そして、私にかわって、各グループのファシリテーターを努めて下さった7名の方々には、改めて御礼申し上げたいと思います。

大上段に構えたこのテーマ。

しかし、私の友人たちの知的労働に対する好奇心は実にお強い。
強力な上方向へのベクトルを感じる会になりました。
精神論で申し上げているわけではありません。アウトプットの量に簡単!
出てくるアイディアだけで一冊の本が書けそうな勢いでした。

オープン・カレッジ化が進む昨今。

もはや、ものを知っているだけでは専門家とはいえなくなってきました。

たいていの理論はGoogleでわかりますし、たいていの判例もネットで調べればわかります。
たいていの病気も検索を続け、論文を読んでいくと、自分の主治医より詳しくなります。
企業の事例もビジネスの実例もいくらでも検索すれば見つかります。

最近、人にモノを尋ねてから、

「しまった」

と思うことが増えました。

私が尋ねた相手が、

「じゃあ、ググってみようよ」

とおっしゃって、その場でGoogleでの検索をしてくださる場合です。

「…最初から自分でやればよかった。お手間をとらせてしまった…」

と、小さな自己嫌悪に陥ります。

「もはや、知識について人に質問する必要はないのだな」

と思うこと、しばしです。

もっとも、限界もあります。
先週も、あるクライアントで

「世界の中古車市場のデータがほしい」

といわれ、検索してみたのですが、なかなか見つからない…

手を変え、品を変え、30分以上、にらめっこしましたが、わかりませんでした。

何事も限界あります。すべてが必ずネットで見つかるわけではないのですね。

知っているだけでは意味がないとすると、これからの専門家は何をすべきでしょうか?

いろいろな「解」があると思いますが、私が思うのは、オーソドックスながら、

「知識をそのまま出すだけでは、意味がない。自分の見解、自分の解釈、自分の判断を付加し、自分なりの理論・方法論を再構築することこそが肝要である」

ということです。

多くの方が反対はなさらないでしょう。
私も賛成です。

でも、これだけじゃあ、まるで教科書の答えですね。
今日はもうちょっと深く考えてみましょう。

これについてもう少し具体的に考えるために、知的労働を3つに分類し、命名してみましょう。

① 「知識製造」…既存の知識をもとに、新たな理論や方法論を発見したり、発明したりする知的労働です。
② 「知識加工」…既存の知識に、自分なりの分析や解釈、判断や意見を付加したりする知的労働です。
③ 「知識流通」…本で読んだ知識を紹介したり、偉い先生の理論を説明したりする知的労働です。

私たちは、①②③をどれくらいのウェイトで行なっているでしょうか。

昔は、③の知識流通中心でよかったのです。
知識が流通していない時代にあっては、流通業の役割が大きかった。
世の中に、少人数の知識製造業者がいて、彼らとコンタクトをとれた知識流通業者は、その普及に努めます。
2000年前においては、イエスが知識製造業者で、使徒たちは知識流通業者でした。
口数が少なく、愛想のない偉い大学の先生が知識製造を行い、大学院の研究室の学生たちはその普及、すなわち、流通に勤しむ…というのも、同じ構図です。
知識製造者たる先生の名前で本は出るが、書いたのは学生…ということが多いのはそのためです。

しかし、時代ともに、知識流通中心だった知的労働業界は業界地図が変わってきたのです。
インターネットの普及により、ある知識は瞬く間に世界中に伝わるようになり、知識流通だけでは、意味がなくなってしまったからです。
で、今度は②の知識加工時代の幕開けとなります。
誰かが新しい本を書くと、それに対する解釈本、分析本、応用本が次々と出版される。

私も知識加工を行なっている一人です。中小企業診断士向けの理論政策更新研修で「ドラッカー」を取り上げ、自らの解釈を加え、さらに集まって下さった中小企業診断士の皆さんと短時間ながら、ワールドカフェを楽しみました。
これすべて、ドラッカーという大先生がいてこそできる知識加工労働です。

しかし。
知識加工だけをやっていては、知的な成長はありません。
競争も激化しています。

知識加工という言葉は使わなくても、事実上、

「私の仕事は知識加工が中心なのです。一つよろしく」

といっていては、今時、顧客は受け入れてはくれません。
世の中、知識加工業者だらけだからです。

知識加工というレッドオーシャンで、あーじゃこーじゃ、言っているよりは、もう一歩進んだスタイルの知的労働に注力すべきです。

それが、①の知識製造です。

先日、このブログで、

「セミナーを開催するならコンテンツが重要。自分だけの必殺技を! そうでないと集客は難しい」

と書きましたが、言い換えれば

「セミナーを開催するなら知識製造が重要。知識流通はもとより、知識加工でも人は集まらない」

ということになります。

もう一歩進んで、知識製造を中心に、自分の仕事を組み直す必要があります。

知識をしっかりと製造できる組織と人間が勝つ…そんな時代が間もなくやってきます。

その業界で最高の講義、最強の授業をいつでも受けられる以上、それ以外の講義・授業には誰も目を向けなくなる…

「一強他弱の論理」

の時代がやってくるのです。

競争の極致ですね。
あらゆる知的労働は、例外なく、このような似たような競争環境の中に身を置くことになります。
いい悪いではなく、おそらくは、そうなっていくのではないか…という私の予想です。

知的労働が思った以上に難しいのは、

「一旦知識製造を行ったら、その後はそれで飯が食える」

とは行かないところです。

知識は製造し、流通させた瞬間から、陳腐化が始まります。

スピードの時代。

Googleの勉強をするにあたって、最良の参考書は書店にはありません。
Facebookを学ぼうと思っても、最良のテキストは本屋さんには置かれていないのです。

書籍となった瞬間から、固定化された知識は陳腐化しているのです。

「竹永さん、年度本、書きませんか?」

と出版社の担当者に声を書けられたら、

「いいですよ。受験対策の参考書ですか?」

というのが、かつての相場でした。
受験対策の参考書は、毎年の改訂が大前提。陳腐化の速度の速い製品の典型でした。

しかし。
今や、あらゆる世界で、陳腐化が進んでいます。
法律、マーケティング、財務、マネジメント…あらゆる分野での専門書は、書店に並んだ当日には、すでに陳腐化が始まっています。

10年ほど前に、日大の大学院の入学試験を受けた時のことです。

「英語:辞書持ち込み可」

とあり、英語が苦手な私は、

「これはラッキー。助かった」

と、ほくそ笑みました。

ところがどっこい。
当日持ち込んだ、大学受験時代から使ってた

『新・英和中辞典』(研究社)

は、全く役に立ちませんでした。

出題されたのは新聞の記事。
IT時代のM&Aに関するものでした。

「…まったく、この辞書には出ていない単語じゃないか」

研究社が悪いのではなく、私のチョイスが間違っていました

MBAの入学試験に、20年以上前の辞書を持ち込んだ私が馬鹿でした。

合格していたから、笑い話にできますが、不合格だったら、とんでもないミスを犯していたことになります。

知識の陳腐化が激しいということは、同時に、知識製造が難しいことを物語っています。
話を元に戻しましょう。

「一旦知識製造を行ったら、その後はそれで飯が食える」

とは行かないということです。

知識は持続的に製造しなければならないのです。

逆に言えば、今や、知識はストックではなく、フローなのです。

新聞や雑誌の切抜きがなぜ意味がないのかというと、知識がフローだからだ…と言い換えることが出来ます。
切り抜いた瞬間から、記事の減価償却が始まり、後はどんどん価値が小さくなっていくからです。

ところが、今や、それは新聞や雑誌の世界だけではなくなりました。
あらゆる書籍や資料においても、ほぼ同様のことが言えるようになりました。
前述したように、20年前の辞書など、ほとんど何の価値もありません。

以前に山口が、コンサルティング先で、関係者からこんなことを言われたと申しておりました。

「山口さん、そんなに無料でアイディアを出したら、いろんな人に盗まれちゃいますよ」

…誰からかこんなアドバイスを頂いたそうです。

彼が後日、私に尋ねます。

「竹永さん、どう思います?」

意味がわからないですね。盗まれても別に問題なかと…」

「ですよねえ。知識なんてさ、また、作ればいいだけなのになあ」

この会話。
山口と交わしたこの数秒の会話にこそ、これからの知識製造のあり方に関する真理が含まれています。

「知識は作ればよい」

のです。

我々のアイディアを盗んでビジネスをしようとする輩がいるとすれば、

「素手で氷を盗んで喜んでいる」

ようなものです。氷はすぐに溶けてしまうのです。

重要なのは、

「持続的に知識を生み出すインフラ」

の整備。

これにつきます。

中小企業診断士の理論政策更新研修では、低価格で、私たちのビジネス・ノウハウをご提供しています。
それをご提供申し上げている理由も、ここにあります。

「そのままではすぐに溶けてしまう。せめて、知識加工を。できれば、そこから知識製造を!」

ということなのです。

そうすれば、この国の競争力が、ひいては、この星の知的生産性そのものが向上します。
知識流通のオンパレードでは、こうはいかないのです。

「そうは言っても、自秘伝の知識はそう簡単に外には出せない」

と反論される方もいらっしゃることでしょう。

もちろん、そのとおり。
すべての情報を無料で外に流せ…という意味ではありません

知識を流通させる際には、有料でしかるべきであるし、陳腐化しない情報はストックして、私の好きな「不労所得」を目指すべきです。

私が申し上げたいのは、誰でも思いつく知識や流通している知識を、金科玉条のごとく祭り上げ、高額の料金を支払わないと伝えない…といったビジネスは通用しなくなるということです。

私の扱っている知識の大半は、陳腐化の激しいものです。
マーケティング、プロモーション、行動科学、資格試験対策講座の知識…いずれもあっという間に陳腐化します。

だからといってすべての無料で出してしまってはビジネスになりません。
ですから、私は自らが製造する知識を「中核知識」「関連知識」とに大別し、両者の扱いを差別化しているのです。

① 中核知識
私の本業のために製造する知識。有料でのみお届けする(企業内大学、有料講演、有料セミナー、受験対策講座、専門書等)。長い時間とコストをかけて構築し、徹底的に体系化した知識。安売りはしない。

② 関連知識
私の本業を販売するために製造する知識。無料でお届けする(ブログ、Twitter、雑サロ、Facebook、YouTube動画等)。思いつきと直感、仮説と予想、一部の体験談から構築し、一切の整理・体系化はしないでおく。全体が新聞の切り抜きのようなもの。①の中核知識を作る際の素材にもしている。無料が基本。

こんな感じです。
②の情報の質が高く、量が多ければ、①に対する見込客の期待を大きくすることができます。
これが、現在の私のビジネス・シナリオになっているわけです。

知識をストックとして大切にしておくというのは、自分が情報を発信できない…と宣言しているのと同義です。

先日、ある後輩のコンサルタントと話した時に、その彼が

「いやいや、竹永さん、これからのコンサルタントはそんなに知識がなくていいんですよ。いろいろな方から情報が引き出せればよい。引き出す力が大切なのです。ともに学ぶ姿勢…これこそが重要ですよ」

と言うのです。

「雑サロ」で同じようなことをやっている私ですが、これに対しては、私の見解は、

「いいえ、違いますよ」

です。

この後輩。
間違っています…というよりも、根本的に、コンサルティングという仕事がわかっていません

コンサルタントは、知識(情報・ノウハウ)を提供することによってのみ成立している仕事です。
クライアントの知っている知識(情報・ノウハウ)を引き出すだけであれば、それは料金がとれません。
徹底的に、自らが知識製造を行い、その成果を、有料で、流通するべきなのです。

ですから、私の主催する「雑サロ」は無料なのです。
私が「雑サロ」を無料にしているのは、情報のGive and Takeの度合いが高く、つまり、私も情報は発信しているものの、いただく情報がおあまりにも多いので、お金を取るのは妥当ではないと考えているからです。
もちろん、外部会場を使う場合には、正当な経費は参加者に負担して頂く予定です(一回、ヒカリエでやろうかと思っています)。でも、私自身が報酬をいただくしくみにはできません。

主催者たるコンサルタント側が高額の料金をとっておきながら、

「知識を引き出せばよい」
「ともに学べばよい」

という姿勢でのみ、仕事をしているのは、甘えであり、怠慢であり、まことに遺憾なことです。

引き出すことも、ともに学ぶことも重要ですが、それ以上の付加価値が、コンサルタント側になければならないのです。

コンサルタントのみならず、知的労働に従事する人間は、例外なく、

① 知識流通については、可能な限り、無料で行い
② 発信の際にはできるだけそのままではなく、自らの見解を加える知識加工に留意するとともに
③ たくさんの知識を持続的に製造すること

が大切になります。
重要なのは、もちろん、③です。

「そんなの無理だ」

とは思わないでください。
すべての分野でこれが出来る必要はありません。
自分のどメイン(事業領域)の中でこれを行えばよいのです。

「自分には無理だ」

とあきらめないでください。
あなたの業界のたったライバルの1人または1社がそれを実現してしまうと、

「一強他弱の論理」

により、エクセレントな知識を提供し続けるそのライバルだけが勝つことになってしまうのです。
そうなると、皆さんご自身は

「競争均衡から競争劣位へ」

ポジションが移ってしまうのです。

掘り下げるべきは、自らの事業領域における知識であり、その分野においてのみは、

「持続的知識製造」

が必要になるのです。

では、どうやったら、「持続的知識製造」ができるようになるでしょうか?

答えは簡単ではありません。
簡単だったら、誰でもがやっています。
私も試行錯誤です。

しかし。
ひとつ言えるのは、人と接する仕事をしている人間は有利だろうな、SNSに参加している人間は有利だろうな…ということです。

世の中の多くの発想法が、

「刺激」

を重視します。

ブレインストーミング法も、ブレインライティング法も、バズセッションも、KJ法も、ロジックツリーも、ゴードン法も、ワールドカフェも、ホワイトカフェも…
世の中の発想法のほぼすべてが、何らかの

「刺激」

を重視します。

これは正しい。

アイディアが製造され、新たな知識が創成されるためには、須らく刺激が必要なのです。

そしてその刺激は、自然や野鳥やスポーツやゲームや海外旅行である場合もあるのですが、

「人間同士の対話」

である場合が支配的なのです。

この11ヶ月間。
私は、Facebookでとてつもない量の刺激を頂いて来ました。

「日々是ブレスト」

のような毎日でした。

2,000人の友人たちの半分以上は、私の方からお声がけした、世の中の専門家の方々です。
私の知恵袋です。
彼らと出会うことができたことが、私の知的労働生産性を飛躍的に高めてくれたことは間違いありません。
一昨年までの10年間と昨年からの1年間。比較にならないです。この1年間に受けた刺激の量はとてつもなく大きなものです。

「Facebookは家庭教師調達システムである」

先日のコクヨさんでのイベントで、私はこれをお話しました。
Facebookでなくてもよいのです。

「日々是ブレスト」

が実現するシステムをご自身で創りあげてみてください。

仕事のスタイルも、知識の製造量も、加速度的に向上します。
自ずと「持続的知識製造」も可能になるのではないでしょうか。

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2012年4月30日

酒の肴はホワイトボード。飲んで、描いて、議論を尽くせ

品川の中華料理「絵芙」といえば、知人ぞ知る名店です。

以前に、私の作った「勝手にプロモーションビデオ」の中で、「白板呑み」のメッカだと伝えましたが、まあ、ホワイトボード片手に飲んでいるのは、私たちの友人だけでしょう。
残念ながら、「白板呑み」は、まだまだ、私達日本人のサブ・カルチャーにすらなっていないのが現状です。

しかし。
しかしですよ。

飲み会やお酒の席にホワイトボードを持ち込むのは、実はとても有意義なことです。

携帯型ホワイトボードを飲み会に積極的に使い始めたのは、私ではなく、千種伸彰氏でしょう。
気仙沼復興豆腐支援ツアーの1回目(昨年10月の実施)の際には、すでに懇親会でお使いになっていたといいます。

http://sites.google.com/site/fukkoutoufu/
参加者全員がホワイトボードを持って、復興についての議論を交わしたのです。
もちろん、先日開催された2回目には、私もマイ・ホワイトボードを持って参加。楽しくディスカッションさせていただきました。

また、「ママ士業の会」の主催による「シンデレラ・ランチ・パーティ」も先駆的事例の1つ。
この会。
ランチながら、アルコールありの会だったようで(まあ、のんべが多いですからね〜笑)
参加者全員にホワイトボードを配布。
自らの想いをボードに描き、発表があったようです。
その様子は、ネットにもアップロードされています。

http://sr-kanae.correct-auto.com/shinnderera/

もっとも、

「何も呑む時に、ホワイトボードがなくてもいいだろう」

という方もいらっしゃることと思います。

そうかもしれません。

でも。
でもですよ。

実は…
ホワイトボードがあったほうが、呑み会は盛り上がることが多いのです。

なぜでしょうか?

それは、ホワイトボードが、究極の

「空中言語固定装置」

だからです。

呑みながらの会では、誰しもかなりひとりよがりな発言をします。真意も要旨もよくわからない話が多いのです。
聞き返せばいいのですが、それもまた失礼。中には、全然別なことを考えながら、適当に相槌をとっている人もいる…これが普通です。

でも、ホワイトボードがあると、この様子が一変します。

自分の発言したい内容をホワイトボードにまとめる過程で、考えが整理されますし、重要なキーワードは文字・チャートでがつん!と表示されますから、周りの人にとっては、

「なるほど。君の言いたいことはよくわかるよ」

となりやすいのです。

言葉が流れず、ボードに固定されるのです。

話し手にも聞き手にも優しいホワイトボード。呑み会の必須アイテムであり、最高の肴です。

誤解を招きやすい酒の席だからこそ、むしろ役に立つ…究極のプレゼンテーション・ツールなのです。

この他、知らない人がいる場合、ホワイトボードに「座席表」を書いてあげると喜ばれます。小さな裏技ですが、私がよく使う手法です。

最新のアメリカの心理学の研究によると、ホワイトボードを使って相互でコミュニケーションを行った場合は、そうでない場合にくらべて、分泌される脳内物質が異なるようで、それにより、心理的によりより安定した状態がキープできる…

…かどうかは知りません。ああ、そんな論文ないかなあ笑 Googleで検索できないものだろうか笑

冗談はさておき。

今日の一言。

「ホワイトボードに翼を」

会議室の中に鎮座しているホワイトボード。
悪くはありませんが、もったいない。
ホワイトボードのサイズを小さくし、皆さんご自身が外に持っていく…

これにより、コミュニケーション革命、会議革命、仕事革命が可能になります。

ホワイトボードは、外に持ちだしてこそ価値があるのです。

「話し手の後ろにあるホワイトボードは銀。聞き手の手元にあるホワイトボードは金」

話し手の後ろにホワイトボードがあるのは依然として必要条件ですが、十分条件は今や、聞き手の皆さんが1枚1枚ホワイトボードをお持ちであるということなのです。

私としては、相互にコミュニケーションを行うためのツールとして、もっともっとホワイトボードを活用していただきたいのです。

 

さて。

そんなホワイトボードにも欠点はあります。

それは

「ホワイトボードは油性マーカーに弱い」(星一徹風に読んでください)

そうなのです。
昔から

「ホワイトボード殺すにゃ刃物はいらぬ。油性マーカーがあればいい」

というじゃあないですか。

皆さんも、「白板呑み」の際には、くれぐれも、飲んだ勢いで、油性マーカーで書きじゃくらないようご注意くださいm(_ _)m。

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2012年4月30日

YouTube動画「日本一短い経営学」配信中!

皆さん、こんにちは。
半年ほど前にスタートしたYouTube動画「日本一短い経営学」。
お陰様で、いろいろな方にご覧いただいています。


反響もあります。特に、講演や研修のお仕事をいただけるのは、とても助かります。感謝申し上げます。
一方、最近では、「これはスゴい!」と思う企業は、企業規模の大小を問わず、また、業種を問わず、ご紹介しています。
「我こそは!」という商品やサービスをお持ちの会社は、是非、お立寄りください。私が、取材させていただいて、

「本当に感動した場合」

のみ、収録させていただき、動画として配信させていただきます m(_ _)m

「提灯記事」

とおもわれるのは心外ですので、必ず、「私自身が感動した」「エクセレントな」商品と役務のみを取り上げていきたいのです。

どうぞ、ふるってご参加ください。

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2012年4月29日

これが復興豆腐「青ばた」だ!

先日、仲間たちと訪問した気仙沼の豆腐製造・販売業マサキ食品さ­ん。
一泊二日の弾丸ツアーでしたが、社長の千葉社長を囲んで、いろい­ろなディスカッションを試みてきました。
本日、千葉社長から、我が家に素敵な宅配便が届きました。「クー­ル宅急便」…そうです! 中身は、私達が愛してやまない「復興豆腐」です。
こうなると、悠長に「今日は屋外でノマド」などと言っていられません!
まずは試食! 同時に収録!!
満腹になるとともに、YouTubeにアップロードです!!

今回の「日本一短い経営学」では、その中でも特に私がびっくりし­た食感の「復興豆腐・青ばた」を中心に、マサキ食品さんをご紹介­させていただきます。
とにかく、今までに接したことのない「高密度感」。食感や味覚ま­では画面でお伝えスルことは出来ませんが、生涯初の「食いしん坊­バンザイ!」に挑戦してみました。
日経ビジネススクールでもとりあげた「復興のマーケティング」。
マサキ食品さんのやり方は、まさに「復興のマーケティング」の活­きた事例です。

また…生き急いでしまった…_| ̄|○
http://www.youtube.com/watch?v=khMpIss5va8

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2012年4月29日

MDL⑤ 異階層研修間シンクロ効果

いつでも、そして、どこででも経営学を!」をモットーにスタートした「日本一短い経営学」。5回シリーズでお届けする「MDL(多次元的能力開発;Multi Dimension Learning)。本日はその4回目「異階層研修間シンクロ効果」です。

複数の異なる階層研修を同時開催し、上長の研修における「決意表明(LFM)」の発表を、部下階層の従業員研修の場を借りて行うという方法です。

例えば、管理職研修カリキュラムの最後を飾る「決意表明」の発表を、同日別会場で開催している部下階層の従業員研修の一部時間を使って聞いてもらう形式を採用します。

このことにより、上司側の研修への参画意欲及び取り組み姿勢は飛躍的に向上し、部下側にとっても大きな刺激となる「異階層研修間シンクロ効果」が生まれ、部下・上司共に事­務事業に取り組む上での目標が芽生えることが期待できます。

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2012年4月28日

MDL④ フォロー動画システム

いつでも、そして、どこででも経営学を!」をモットーにスタートした「日本一短い経営学」。5回シリーズでお届けする「MDL(多次元的能力開発;Multi Dimension Learning)。本日はその4回目「フォロー動画システム」です。

従業員研修において事務事業で多忙な従業員を一定時間拘束する以上、時間内に研修を終わらせることは必須事項ですが、議論や発表が白熱した際には、一部の研修課程を、積み­残したまま、あるいは簡易な説明を加えたのみで急いで研修を終了させてしまうことも少なくありません。時間厳守は必須ではあるものの、これでは期待された研修効果が損なわ­れることが懸念されます。

そこで、弊社では、研修終了後、必要に応じて「補講」を収めたフォロー動画を当日別室で、あるいは後日収録し、クライアントにご提供します。

このフォロー動画は、後日社内LANや共有のWEBページ、また、可能な場合は、YouTube等にアップロードしていただくことで、受講者が時間の制約を受けずに、より­深く自ら学習できるほか、途中退出を余儀なくされた従業員にとっても有効な情報提供とすることができます。

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2012年4月28日

MDL③ 5拍子型研修

いつでも、そして、どこででも経営学を!」をモットーにスタートした「日本一短い経営学」。5回シリーズでお届けする「MDL(多次元的能力開発;Multi Dimension Learning)。本日はその3回目「5拍子型研修」です。

従来、研修の開始から終了までは、「事前課題→当日の研修→事後課題→講師による講評」という4段階で構成されることが一般的とされていました。

この4段階構成では、事後課題に対する評価が講師と受講者との1対1で行われるため、知識の獲得には有効ですが、それを上回る「気付き」や「学び」には結び付きにくいとい­う点が課題となっていました。

弊社では、この課題を解決し、事後課題の効果を高めるために、「事後課題の相互評価学習」を追加した「5拍子型研修」を採用します。

「事後課題の相互評価学習」とは、事後課題を講師にのみ提出するのではなく、参加者全員で共有し、相互評価するという学習方法です。優れたものを投票で選定する「相互投票­制度」や、他の受講者の課題について感想を述べる「相互評論制度」等を併用することで、全ての受講者がより深い気付きと学びを獲得することが可能となります。

副次的な効果としては、他の受講者から高い評価を受けた場合は高い満足感を得ることができ、自信(有能感)も高まります。更に、他の受講者の価値観・視点・考え方に触れる­ことで、自らの見識を高める貴重な機会となり、全ての受講者に幅広い学習効果をもたらすことが期待できます。

なお、「5拍子型研修」を具体的に実践する際には、紙媒体で課題を共有すると手間とコストがかかるため、御社のIT環境を有効活用し、SNS(ソーシャル・ネットワーキン­グ・サービス)におけるグループを立ち上げて実施すれば、コストゼロでスタートすることができます。

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2012年4月28日

若き獅子たちに贈る言葉

昨日まで担当させていただいたクライアント企業の新入社員研修中に、新入社員の皆さんの前で収録した「最後の授業」。
若く、バイタリティあふれる、日本中の新入社員の皆さんに「贈る言葉」です!…というほど、感動的なフレーズではないのですが…興味があったら、ご覧下さいm(_ _)m

欧文印刷様から頂いた「ヌーボード(竹永スペシャル)」、初の実戦投入。
4枚のシートがあると、こんなこともできます…という一例。商品化…望む方が増えそうです笑

 

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2012年4月26日

激突! セミナー対動画配信

私の知る限り、

「セミナーを開催したい」

と考えている専門家の方は非常に多いです。
多くの方は見込み客の発見やプロモーションのためにセミナーを開催されるようです。
中には、そこから直接的な売上や利益を上げたいという方も大勢いらっしゃいます。

しかし。
現実には、人を集めてセミナーを行うというのはたいへんなことです。

さまざまなリスクが伴います。

① まずは、主催者・講演者が必ず場所をとり、当日はそこで行わなければならない
② 天変地異や交通トラブル等の不可抗力には太刀打ちできない
③ 用意した会場が小さすぎる場合もあるし、大きすぎる場合もある(聞き手が集まりすぎる場合も、集まらなすぎる場合も対処に追われる)
④ 送付しておいたはずの備品や資料が届いていない可能性がある
⑤ 聞き手のニーズにあった話ができなくても、「我慢して」聴いてもらわなければならなくなる
⑥ ぞろぞろと途中退席者がでるようであれば、計り知れない心理的・マーケティング的打撃を受ける

他にもたくさんのリスクがあります。
これらのリスクがあるのに、なぜ、人はセミナーを開きたがるのでしょうか。

答えは簡単です。

「成功すると気持ちがいい」

からです。

拍手喝采、サインをせがまれたり、写真をごいっしょに…といわれることもあります。
直後のFacebookやTwitterへのエールのような書き込み、お礼のメールや直筆の手紙。
関係者からのねぎらいの言葉。

たとえ、ちょっと失敗していても、仲間内からは

「結果オーライ。がんばったよ」

となります。

私が凹んでいても、うちの事務スタッフたちに

「よかったですよ。成功ですよ」

と言われれば、立ち直れます笑

文化祭の直後。プロジェクトの打ち上げの雰囲気。
これを味わうことができるのです。

で、
これが人間の判断を狂わせるわけです。

「ああ、セミナーをやってよかった。そんなに儲からなくても充実感があったし、よい経験ができた」

確かにそうかも知れません。

1回ならいいでしょう。
しかし、半年に1回、3ヶ月に1回、毎月、毎週、毎日…

できますか?

できませんよね。

そういう

「充実感」

目的のセミナーは、長続きしませんし、高頻度で行うことができない…つまり、結果として販促効果もさほどはないということになります。

さらに。
リスクのほかにもデメリットがあります。

最大のデメリットは、「減価償却効果」です。
セミナーは、フローでありストックにならないということです。お客さんの記憶の最高潮はセミナー終了直後。以降、どんどん、「減価償却」がはじまり、数週間後にはすっかりと忘れられてしまうのです。

また、セミナーがよかったことを後日人に伝えるのも難しいです。

「私のセミナーは最高なんです」
「私のセミナーに来てくれた方は皆さん、満足してお帰りになります」

…この言葉を鵜呑みにする方はいないでしょうセミナーの再現困難性

「私、歌がうまいんです」

と本人が言っても、歌ってみなければ、誰も信用しません(当然ながら)。

話したほうが自己満足に浸っている間に、聞いたほうはどんどん忘れていく…

これが世の中の多くのセミナーの実態です。

単価も低くなりました。

かりに、2時間で1人3,000円のセミナーを開催し、30人の方が集まっても、売上は100,000円に届きません。
会場費と集客のための販促費、資料作成費や当日の事務手続き費用を引いたら、ほとんどの場合、利益は「雀の涙」です。

山口と竹永でリレーで行なっている中小企業診断士の理論政策更新研修は、法定という強制力のある研修ですが、概ねどの団体でも料金は一律となっており、6,000円です。
30人集まって下さっても、売上は200,000円に届きません。

これは、講師やコンテンツの問題というよりも、世の中に、YouTubeを中心とした無料での動画情報が溢れかえるようになったことによる社会的・構造的な問題と見るべきでしょう。

卑近な話で恐縮ですが、中小企業診断士に合格した15年以上前のほうが、いわゆる専門家の「話」の単価はずっと高かったのです。
現在は、社会のしくみがかわり、有名大学が自社のコンテンツをどんどん無料公開する

「オープン・カレッジ化」

が進んだため、知的財産全体にその余波が広がり、「知識」をただ「教える」という、昔ながらのそのままの方法では、お金を稼ぐのはとても難しくなっているのです。

にもかかわらず、麻薬のような

「充実感」

が皆さんをセミナー開催に駆り立てているのです。

本を出す、セミナーを開催している…いずれも、専門家の象徴的な仕事であり、第三者から見れば「知的で格好いい仕事」に見えます。

しかし、方法論はかなり複雑化しています。

まず、業界の第一人者が無料でガンガンと超・わかりやすい言葉で、いろいろなことを動画で話していますから、それに打ち勝つだけの、商品的な

「差別化」

が必要になります。

一言で言えば、

「あなたでなければ話せない話」

…でないと、聞き手にとっては、セミナーに行く意味がないのです。
つまり、一般論や概論のセミナーというのは、ことごとく、今後、オミットされていきます。淘汰されていきます。ことごとく、動画配信に敗れ去ります。

特殊で、おもしろくて、希少で、他では聞けない話。

コンテンツ(話の内容)がこの条件を満たしていない限り、スタートラインにはつけないということです。

「セミナーをやりたいんですが、どうやって開催すればいいでしょうか?」

後輩の中小企業診断士によく受ける質問です。

「誰に、どんな話をしたいの?」

「あ、それはまだこれから。まずは集客の方法を考えているんです」

おいおい。
順番が逆だろう…ということです。

経営戦略論における古典的なフレームワークに

「ドメイン(事業領域)」

というのがあります。

ドメイン(事業領域)には3つの要素があります。

① 標的顧客  誰に売るのか、誰に買っていただくのか
② 顧客機能  顧客に提供できる機能はなんであるか、つまり、売るべき製品やサービスは何か
③ 経営資源  ①②を実現するために、企業はどんな資源を具備すべきか

この3つ。
別に経営学に長じている方でなくても、ドメイン(事業領域)の3つが大切だといえば、

「当たり前だ」

と思われるはずです。

「誰に、何を、どう売るか」

という話です。

セミナーでいえば、

「誰に、何を、どう伝えるか」

という話になります。

標的顧客顧客機能(セミナーのコンテンツ)を決めることができなければ、そこから先には進みません。

特に、顧客機能(セミナーのコンテンツ)を作るまでの作業は、

「産みの苦しみ」

です。膨大な時間と実験・経験・仮説検証の積み上げであるからこそ、

「あなたにしか話せない内容」

になるわけです。

2,3日でちゃっちゃっと作ったPowerPointの資料で1時間話す…というのが許されるのは、社内の勉強会か無料の勉強会の場合だけです。

有料になれば、たとえ、それが、「1,000円」であっても、顧客は一定の効果をそのセミナーに要求してきます。

皆さんはこう反論されるかもしれません。

「来て下さった皆さん、よかったといってくださいましたよ」

それはそういいます。
大人の世界ですから。

でも、アンケートの内容と心のなかは裏腹という場合が多いでしょう。

恐ろしいですが、それが現実なのです。

「戦いは常に非情さ…」

と、かのシャア・アズナブル(ガンダムの敵役)も言っているじゃあないですか。

 

仲間内で研究会的にやっているセミナー実験的に行なっているテスト・マーケティング型のセミナーはそれでもよいのです。
私もよく、新メニューの場合、不完全な内容を身内に晒すのは格好悪いですが、

「すみません。荒くて。一つよろしく。忌憚のないご意見を」

ということで聴いてもらうことはあります。

しかし。

DMやネットで不特定多数の人間を集めて開催する場合、また、それが高額になればなるほど、しっかりとした

「差別化」

が必要になるのです。

私自身は、セミナーはできれば、開催しないで食べていきたいと考えています。
セミナーは回数が重なれば、体力的にもしんどくなります。ビジネスの理想は、なんといっても、不労所得‥笑
これを目指して、皆さん、がんばっているわけです。

先ほどの例えに則れば、私も相当の

「麻薬患者」

です。拍手喝采やよいアンケートには私も弱い。

でも。

何となくよかったセミナーでは価値がないのです。

弊社社長・山口がよく

「うまい研修である必要はない。すごい研修であることに価値がある」

といいますが、私もまったくもって同感です。

たとえば、ある講師のセミナーに100人の聞き手が10点満点のアンケートで全員が9をつけたとします。
平均だけを見る主催者であれば、「いいじゃない。平均は9だよ。すごいよ」というかもしれません。

しかし、これでは失敗
大失敗です。
なぜか?

1人も

「10点満点」

をつけた人がいないからです。

皆さんにとって大切なのは、1人でも2人でも

「10点満点」

をつけてくれた方。

なぜなら、彼らは皆さんの顧客になってくれるからです。
あるいは、強力な支持者・サポーター・伝道者・エバンジェリストとなってくれます。
ですから、収益につながります。

でも、9点じゃあ、そうはなりません。
残念ながら、1円にもならないセミナーなのです。不労所得の対局。ただ働きなのです。

そう考えると、

「まあよかった」
「そこそこ成功した」

…そういったセミナーを開催するくらいなら、いっそ、開催しないほうがよいのです。

ご自身のブランド・イメージを崩さないほうが得なのです。

 

最近のマーケティングのキーワードは

「エクセレント」

です。

エクセレントとは、10点満点…と同義です。最高だ!ということです。

次回につながる売り方とはエクセレントな売り方であり、次回につながるセミナーとはエクセレントなセミナーなのです。

私が現在担当している研修や講義は、恐縮ながら、なかなか他の方あるいは他社が真似できないものだと思います。

DREA、動機づけ地形図モデル、マネジリアル・クライミング、ドラッカーでのホワイトカフェ・ワールド・カフェ、ホワイトカフェを採用した日経マーケティング・スクール、Facebookを用いたプレゼンテーション講座…

かなり独自なラインナップになっています。
簡単には真似できないと思います(模倣困難性)。

ビジネス雑談サロンは、セミナーではありませんが、あれだって、結構たいへんだったのです。最初の数回は試行錯誤の連続。40回やってようやく、最近は、1つのスタイルに到達しました。でも、道のりは平坦ではありませんでした。
簡単そうに見えて、全員のアイディアをバランスよく引き出し、まとめていくのは、相当の経験が必要です(ファシリテーターが途中からガンガン一方的に話してしまうワークショップはけっこうありますが、あれでは、途中からセミナーになってしまい、サロン本来の姿ではなくなってしまいますからね)。

雑サロの場合、ファシリテーターは常に客観的な視点で、お客様を見ていなければならないのです。

差別化とイノベーション
私は、これだけが、自分の売上を保証してくれると思いますから、ずっと、その点だけを考えてきました。

先日も担当した日経ビジネススクールでのマーケティングの基礎論
教科書通りのマーケティングなどやりません。

SNS、自炊、ホワイトボード、動画…こういったものをどう組み合わせると、プロモーションが可能になるか、1日の間に徹底的に雑談を挟み込んでいきます。

これなら人が真似できないだろう…という差別化
これなら人が度肝をぬくだろう…というイノベーション

小さなことでもよいので、常にこれを考えながら、皆さんご自身のコンテンツを作り上げてください。
私はもう15年もこんなことを考えてやって来ましたので、そういうコンテンツ(手法も含めて)は随分な量に増えました

キャリアのない方や開業したばかりの方が、いきなり、たくさんのコンテンツ‥というわけにはいかないでしょうから時間圧縮の不経済)、まずはたった1つでよいので、自分だけの

「必殺技」

を作り上げてください。

それが、何度聴いてもおもしろいと思われるような古典落語のようなコンテンツであれば、申し分ありません。

それができあがったら、それ以外のコンテンツ、つまり、他の方が話しても成立するような内容は、思い切って

「無料」

「動画」

に載っけてしまいましょう。

ここから先は、

「伝え方のうまさ」

の勝負になります。

業界の大御所よりも、自分の恩師よりも、わかりやすく、おもしろく、手をかけて、図表化して、解説し、それがおもしろければ、そういった大御所や恩師から、

「顧客を奪い取る」

ことができるのです。

「通常のテーマでもこれだけわかりやすいんだから、この先生のオリジナル・メニュー…これは有料のセミナーらしいが…はきっと素晴らしいに違いない。申し込んでみよう

となります。
もちろん、この有料コンテンツがセミナーである必要もないかもしれません。
有料動画…課金できるしくみがあれば…これでよいのです。

もっとも、多くの専門家の方々は、一度は、顧客とリアルに会って、顧問業務やコンサルティング業務に結び付けたいと思われているでしょうから、その場合は、ライブなセミナーの開催が(たとえ、リスクがあっても)望ましいでしょうね。

前述した、セミナーにおける時間的・空間的制限と代替がきかないことに対するリスクについての問題等は、コンサルタントならば誰もが感じている問題であり、私も悩んでいる一人です。

その解決の1つの方法が、動画の発信でした。
これはリスクが少ないですし、動画には、資産価値(蓄積効果)があります。つまり、不労所得につながる可能性があるのです。

動画配信のメリットをまとめてみましょう。

① 主催者・講演者が場所をとる必要もなければ、当日、所定の場所に行く必要もない
② 天変地異や交通トラブル等の不可抗力の影響を受けない
③ 会場の人数、集客のための努力等がほぼ不要になる
④ 備品や資料に対する物理的リスクがなくなる
⑤ 聞き手はニーズに合わない話なら飛ばしたり、視聴をやめることができるので、聞き手を「我慢」させる必要がない
⑥ 途中退出者を見送るような、心理的・マーケティング的打撃を追うことはない

…これだけとっても、動画がセミナーに比べていかに優れた手法であるかがわかります。

前述したとおり、セミナーやイベントは終わった瞬間の爽快感・満足感に騙されて、「やってよかった」と思ってしまうのですが、たまたまトラブルがなかっただけのことであるかもしれないし、終わった瞬間から人々の記憶は減価償却していきます。
後で、口で、どんなに「いい研修だった」「いいイベントだった」「いいセミナーだった」といっても、それを証明するのは用意なことではありません(セミナーの再現困難性)。
冷静になると、思っているよりも、功少なし」なのです。

動画は違います。蓄積されると「武器」になります。他社は簡単に追いつけませんから「持続的競争優位の源泉」になります。私もまだFacebookで50本、YouTubeで50本、あわせて100本ですが、これがあと3年くらいで500とか1,000本になったら、相当な実績となります。
ライバルは簡単には追いつくことができなくなりますし、ライバルが増やしてくれば、こちらはもっとたくさんとるための対策を講じることができます。
城は攻めるより守るほうが楽なのです。

動画配信は私たちの営業スタイルそのものを変革させるかもしれません。

最近は、いわゆる見込客訪問というのを、私はほとんどやりません。

「YouTubeの動画を見ていただき、興味があったら、再度ご連絡ください」

とお願いしてしまいます。

後日、

「竹永さん、動画拝見しました」

と言ってご連絡くだされば、そこから初めて商談がスタートします。

私の動画を何本も見て下さっている方であれば、その後の商談はかなりスムーズになります。

見ていただけない方はビジネス上はご縁がなかったわkで、これはこれでしかたありません。

少なくとも、

「見込客の選別」

ができるようになったのは、時間的にそうとう負担が減りました。

15分くらいある長い動画を何本もご覧になっている方は特に有力な見込客になります。ありがたいことです。私の考え方や私の話の仕方、私の仕事の仕方に共感してくださっているからです。

そうなれば、マーケティングだろうが、HRMだろうが、たいていは商談はうまく行きます。

「サービスは人なり」

の典型です。

コストゼロ(あ、初期投資として、iPhoneやAndroid。ホワイトボードも購入してください m(_ _)m)。

iPhoneやiPadで最近使えるようになったアプリ「iMovie」は歴史に残る名アプリですね。

仕事革命です。

5分間の動画を編集するのに、モノの数分。京浜東北線の社内で立ったままでできてしまいます。

これはすごい。本当にすごい。
この時代に生まれてよかったと思いますし、今の若い世代はこういったアプリを使って情報発信ができることが羨ましいです。

もう一歩進んで、

「携帯型ブロードキャスター」

のようなツールが出てくればベストですね。

iPhoneやiPadはかなり近いのですが、もう電話機能はいらないので、その代わりに、もっと高性能のマイクが付いた端末がほしいです。
現在のiPhoneやiPadでもかなりいい音でとれるのは間違いないのですが、BGMをかぶせると、とたんに、メインの音声がしょぼいことが判明してしまいます。BGMはプロっぽいのに、講師の声がしょぼい…やっぱり、音声は重要です。

これに対応した端末が登場することを切に願います。iPadの変形で良いのですが…

 

道具はこれだけ。本当にこれだけで十分です。

後は、必要なのは、スキマ時間決意だけです。

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2012年4月25日

復興のマーケティング

震災から1年1ヶ月が過ぎました。
その間、いろいろな媒体を通じて、多くの方と出会うことができました。
その中でも、私に最も大きな影響を与えて下さったのは、プラウドコンサルティングの代表取締役社長・千種伸彰です。

 

千種伸彰.biz
私のブログやウォールでも何度もご紹介している方ですが、知的で温厚な紳士ですが、彼を一言で例えるなら

「骨太」

本当のコンサルタントであり、ジャーナリストです。
震災後、継続的に、被災地を取材され、最近では、気仙沼の豆腐製造業マサキ食品の取材と支援に注力されています。

昨年、彼の主催する「経営名著を読む会」に初めて参加させていただいた際に、

「私も何かできることを始めなければ」

と突き動かされるように、企画したのが、被災地の資格試験受験者の方向けの無料自習室開放プランでした。

同友館『企業診断』編集部の皆様や産業能率大学のご担当の皆様をはじめ、Facebookで知り合った多くの方に支援していただき、実現したプロジェクトでした。
少数ながら、参加して下さった方々にはとても喜んでいただけました。

同プロジェクトのHPを「頼みもしないのに(いい意味でですよ)」作って下さったのも千種氏でした。
開催日には、カメラをかついで同行して下さり、動画による記録に収めて下さいました。

その後も、千種さんの被災地への取材と支援の活動は途切れることなく続いています。
私に同行して下さった際には、すでに、帰りの新幹線の中で、マサキ食品さんの話をされていたと思います。

最北のラッパ吹きに復活してほしいんですよね」

違っていたらすみません千種さんとは、ほぼ毎月飲んでいるので、時系列がごっちゃになる場合があります。
陸前高田の八木澤商店の支援の話と混乱していたらすみません…

昨年の秋には、マサキ食品の復興をめざし、気仙沼復興どうふの企画がスタート。
千種さんの気仙沼復興支援が本格化します。

https://sites.google.com/site/fukkoutoufu/home
http://www.facebook.com/pages/気仙沼-復興どうふ/272189426132298

 

秋には応援ツアーが企画され、Facebook仲間の多くが参加。
マサキ食品の社長・千葉氏へのエールを贈りながら、さまざまな知恵を出して下さったそうです。
ホワイトボードも大活躍。実りあるディスカッションが展開されたと伺いました。

この時、私は業務のため、お伺いすることができませんでした。

明日・明後日には第2回の応援ツアーが企画されています。
今回も直前までクライアント企業での研修が入っており、伺うのが難しかったのですが、予定が変更になり、お伺いできることになりました。
取材翌日となる、明後日月曜日は、日経ビジネススクール「ケースで学ぶ マーケティングの基本|ホワイトカフェ方式で楽しく学ぶ」の当日!

『復興のマーケティング』の事例として、また、製品戦略・提携戦略・猫の手戦略の事例として取り上げたい」

と日経ビジネススクールのご担当者にお話ししたところ、ご快諾。

「直近の事例として、是非、取り上げていただきたい」

とのことでした。

さすがは天下の日本経済新聞社。迅速なご回答にびっくりいたしました。
次回は取材にも来てくださいm(_ _)m

『復興のマーケティング』

…これは、今年の私の研究テーマにもなりそうです。

喉も痛いし、アレルギー性の咳も出ますが…
というわけで、明日明後日は、気仙沼の取材に同行させていただくことになりました。

報告は後日。
こちらのブログにてm(_ _)m

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2012年4月20日