2013年7月のアーカイブ

NPLにおける5つの例外

皆さん、こんにちは。
NPLとは、Non Paper LIfe…つまり、紙を使わずに生活をすることです(あ、私が作った造語ですm(__)m)。

デジタル時代真っ盛り。しかも、環境問題がこれだけクローズアップされる現代社会ですから、本来なら、もうとっくに紙のない生活(NPL)が普及していてもよいはずです。

しかし、残念ながら、生活(特にビジネス・ライフ)において、完全に紙を使わずに過ごすことはまだまだ難しいのが現状です。

今や年間数回しかプリンタを使わなくなり、Kindleの大ファンであり、書籍自炊派(書籍を裁断し、PDF化してしまうことをよしとする一派)の急先鋒である私でさえも、次のような5つの例外には、今のところ対処の仕様がありません。

例外1 紙幣や領収書の存在
つまり、財布の中身です。どんなに電子マネーが一般化しても、紙幣を使わずに生活することは不可能です。
また、領収書の電子化は是非実現してほしい社会インフラ上の課題だと思います。

例外2 クライアントから受け取った資料
多くのクライアントとすでにPDFを始めとするデータでやりとりをするようになりましたが、それでもゼロにはなりません。
クライアントから頂いた紙の資料が一時的にそのまカバンの中に入っている場合はまだまだあるものです。

例外3 雑誌
一時期、iPadを持ち歩いていましたので、雑誌はiPad経由で購入し、購読するようにしていました。しかし、結局、紙の雑誌に戻ってしまいました。
それは、次のような2つの理由によるものです。

① 紙の雑誌であれば、読みたい!と思ったら、コンビニや駅の売店で購入してしまえば、その直後から読むことができる(外出中の場合、電子雑誌はダウンロードに思ったより時間がかかります)

② 紙の雑誌に比べて、電子雑誌は遅れて発行されることが多い(おそらくは既存の書店への配慮なのでしょうが、新聞が紙版も電子版も同時に発行されるのと比べると、ちょっと時代遅れのような気がします)
で、最近は、富士通のScanSnapS1100(鞄の中にも入る超小型スキャナー)を携帯し、雑誌で必要な記事は喫茶店や新幹線の車内でビリビリと破ってはスキャンし、雑誌本体は捨ててきてしまう用に心がけています。

例外4 メモ帳(のようなもの)
私は通常、メモはMacまたはiPhoneの「メモ」に集約するようにしています。
研修やセミナーでは、Evernoteをおすすめすることがおおいのですが、これはWindowsパソコンとの連携を考えての「一般論」です。
Mac・iPhone・iPadで完結したシステムを使っている人間の場合、文字データのメモは、同期が遅いEvernoteよりも、Appleの「メモ」のほうがクラウド・サービスとしては優れています(アプリを立ち上げなくてもいつのまにか同期していますので)。
ただし、文字入りの写真(名刺のコピー、領収書のコピー、板書のコピー等)の記録については、再三お話しているとおり、EvernoteのOCR機能は今のところ、最強です。

話を元に戻しましょう。
というわけで、私はメモは電子的に取ることを常としているのですが、それでも、A4判2枚くらいの紙は非常時のメモ用に持っています。
それは次のような理由によるものです。

① パソコンやiPhoneまたはその両方のバッテリーが切れてしまうことはありえます。現在使用しているMacBook Proは相当に電池が持ちますし、iPhone用にHyperJuiceという大きな外部電源も持ち歩いて入るのですが、それでも、私の不注意で、カバンの中のあらゆる電源がからっけつ…となる可能性はゼロではありません。

② 周囲の雰囲気から考えて、パソコンやiPhoneでメモを取りにくい場合はまだまだありえます。たとえば、初めて訪問したクライアントとの打ち合わせや、誰かの講演を拝聴している際に周囲に誰もパソコン等でメモをとっていない場合などです。

例外5 書籍を使った議論の場
代表例は毎月参加している「名著を読む会」です。書籍を元にして誰かと議論する際、やはり、紙の本はどうしても手放すことができません。

「134ページの書き方と402ページの表現…矛盾がありますが、竹永さんはどう思いますか?」

こういうやりとりの際には、電子書籍はまったく役にはたちません。
中小企業診断士の受験対策講座の場合も同様です。

「308ページの表現と412ページの図の内容は、同じことを言っているのですか?」

こんなご質問に対し、電子テキストでお答えするのは不可能でないまでも、たいへんな時間がかかってしまいます。

以上、5つの例外についてお話してきました。
1つ1つ、なかなか手ごわい問題です笑 そうそう近い将来すべて解決することにはならないでしょう。

果たして私が生きているうちに、世の中のNPLについての潮流はどのように変化し、どのように進化するのか…客観的に観察するのも楽しいものです。

2013年7月19日