iPhoneの記事一覧

Facebookをどう使うか

正式に1ヶ月ではありませんが、概ね1ヶ月経ちましたでしょうか。
いやはや。非常におもしろい1ヶ月でした。絡んでくださった皆様には本当に感謝申し上げます。
特に、登録後数日で誕生日を迎え、多くの方から温かいメッセージが(T T) 感動いたしました!

ミクシーもTwitterも挫折した私ですが、Facebookのおかげで、SNSのなんたるかを少しずつ、理解…というよりも、体感しています。
マーケティング・コンサルタントとしては、誠にお恥ずかしい話ですが、この年になると、世の中のスピードについていくのはたいへんなのです。

元々は既存の大学・高校時代の友人の再発見を一番の楽しみとしていたのですが、これは実のところほとんどうまくいきませんでした。
私たちの年代ですと、まだまだSNSの普及率は低いのかもしれません。40代のビジネス・パーソンにSNSについての意識調査をやってみたくなりました。
もしかすると、私の高校のOBは、金融機関やお役所務めの方が多く、実名でいろいろなことをオープンにするのは難しいのかもしれません。
結局、450人いた高校の卒業生ですが、連絡がとれたのは、わずか数人でした。
タレントの三船美佳さんが、インターナショナル・スクールの同期生の大半と連絡がとれた!とテレビで嬉しそうに話していたのとは対照的な結果です。

もっとも、現在、Facebookの国内ユーザー数は300万人といいますから、まだまだごく一部。仮に、総人口の半分である6,000万人が対象だとすれば、2%にすぎません。
イノベーション普及プロセス論に当てはめれば、まだ、「革新者(イノベーター)」または「初期採用者」…といった段階です。
今後の普及を待ちましょう。

私はiPhoneを日本での発売日から使っている1人ですが(並んだわけじゃありません。「8GBの黒なら、キャンセルが出ましたが、いかがされますか?」という連絡をSoftBankのご担当からいただき、夜になって契約に行ったのです)、当時は、本当に苦労しました。

①相談できる人はいない
②ネットには情報がない
③テキストや指南書は発売されていない
④ソフトは不完全な状態
⑤ハードの力も弱い…5重苦でした。
加えて、日本の携帯電話とは大きく操作性が異なる…という基本思想には、ほとほと悩まされたものです。

それに比べると、Facebookは身近に相談できる方も多く、情報はすでに巷にあふれかえっています。ありがたいことです。

遅ればせながら。
先日、ザッカーバーグの半生を綴った映画(『ソーシャル・ネットワーク』)も拝見いたしました。地味ながら、なかなか面白かった。
比べていいかどうかわかりませんが、ナッシュの生涯を映画化した『ビューティフル・マインド』よりも印象に残りました。どちらも、フィクション部分が多いので、割りきってみないといけませんが。

さてさて。
登録から1ヶ月経過し、気づいたことを、3つ記しておきます。
①目標・方針を持つこと、②公開情報レベルに配慮すべきこと、③ビジネスへの応用方法を考えること、という3点です。
以下、詳述いたします。

1.ビジネス目的かプライベート目的か、方針を決めてから入ったほうがよい(目標・方針を持つこと)

私の場合、もともとはプライベート目的でしたが、友人はほとんど再発見できず、かわりに、先輩・同期・後輩のコンサルタントの方々や、さまざまな企業研修や講演でお世話になった受講者に方々との再会を果たすことができました。
これは、まさに「想定外」!
中小企業診断士・税理士・気象予報士等さまざまな資格取得者の方々、大学の先生や愛読書の著者の先生、果ては政治家の方々…との出会いもありました。
これらのつながりはいずれも今後のビジネスを進める上で、大切なネットワークとなります。筆不精の私にとって、こんなに素晴らしいメディアはありません。
逆にいえば、プライベートな情報のやりとりは、自分の「ウオール」ではしにくくなりました。再発見した学生時代の旧友とのやりとりは、メールやメーリング・リスト中心になっています。
これから、加入される方は、この点、ビジネス目的なのか、プライベート目的なのか、その両方がOKなのか、ご自身の『プロフィール』に述べておいたほうが親切だと思います。

2.プライベート情報の設定をちゃんとチェックする(公開情報レベルに配慮すべきこと)

見切り発信大好き人間、勇み足大歓迎男の私の場合、いろいろ失敗します。
冒険遺伝子が発達しているのかもしれません。
数百年前に生まれていたら、ふぐ料理の試作品を口に入れ、名誉の「戦死」を遂げていた口です。
今回もちょっと失敗。自分の情報がどの程度オープンになっているのか、事前にチェックしていなかったのです。海外の友人のアドバイスで、そのことが判明。お恥ずかしい限りです。

Facebookでは、アカウント設定の中で、自らのプライベート情報をどこまでオープンにするか、細かく設定できるようになっています。
私の場合、実名ですし、会社も明らかにしていましたし、会社のブログとほぼ同じ内容を日々アップしていましたから、最初はあまりプライベート情報の設定について、深く考えませんでした(実名もアドレスもブログで公開していますので)。
ですが、個人アドレスや携帯電話の番号等や、自分の居場所についても、常にオープンというのは、やはりまずいかな…と思い、現在、設定を変更。情報公開範囲を、いったん、ぐっと狭めました。
今後、いろいろな方にお話を伺い、ちょうどよい「湯加減」を推し量っていく所存です。

3.自分のビジネスへの具体的な活かし方を考える(ビジネスへの応用方法を考えること)

この1ヶ月間において、これが一番大きな気づきかもしれません。
Facebookをビジネスにどう活かすか…いろいろなところで議論され、アイディアが無数に生まれていると思います。
これについて、私は次のように考えています。

Facebookのメンバーの間には、たくさんの「研究会」が存在します。
コンサルタントや経営者の皆さんといろいろな情報を交換する「研究会」の存在はたいへん魅力的。
さっそく、私もいくつかの研究会にエントリーしています。
これらの研究会では、おそらく、テーマを決め、輪番制で、リサーチとプレゼンテーションを進め、知識・情報・経験をシェアしていくものだと思います。

ですが、今後、私が主催する際には、まったく「逆」の研究会を主催してみたいと考えるようになりました。
たとえば、こんな感じです。

私が新たに勉強したい、もしくは、講演・講義・研修のネタにしたいと考えている分野のテーマを、私自身が選び、リサーチを行い、資料を作成し、模擬プレゼンテーションを行う(輪番制ではありません)。
これを聴きに来てくださる方を、Facebookで募ります。

たとえば、こんな感じです。

日時:6月20日(金) 19:00より  ××会場にて
テーマ:金融商品取引法の改正点
講師:竹永 亮
講演時間:60分(その後、質疑応答、意見交換、アンケート記入タイム。希望者の方はその後懇親会にもご参加ください)
定員:20名限定
申込み:takenaga@keieikyouiku.co.jp へ直接ご連絡ください
教材のレベル:初稿中心一部未完成、PowerPointスライドなし
参加料:会場使用料・事務手数料として1,000円

すなわち、作成途上の講演ネタ、執筆中の書籍についての情報を披露し、皆さんにはそのモニターになっていただくというスタイルの研究会です。

参加料は、上記例では1,000円としていますが、無料から数千円程度が妥当かと思います。有料の場合、「教材のレベル」や内容によって金額が異なります。

Facebookでお互い実名でやりとりをしている信用できる方々が母集団ですから、モニターをお願いしても安心感があります。

もっとも、現在の私の「お友達」の数はまだ150名くらいですから、ちょっと母集団としては小さいかもしれません。
募集を「お友達の友達」までに拡大してもいいかもしれません。

私に働く効果としては、次の3つが考えられます。
① 無料または極めて低コストで、自分の企画・執筆物の仕掛品についてのAudienceの皆さんの反応を直に見ることができる(テスト・マーケティング効果
② この仕事をしていると「初演」(初めてそのネタで講義・講演をすること)はいやなものですが、本当のお客様の前で話す前に「初演」を終えることができる(トレーニング効果
③ 有料であれ、無料であれ、Audienceがいる以上、プライドもありますから、相当まじめに、しかも、締切りにきっちり間に合うように、新執筆を進める(セルフ・ドライビング効果

ここだけを見ると「私による私のための私の研究会」という印象になりますが、それではどなたにも足を運んでいただけません。
当然、おいでいただく方々にもメリットがなければなりません。

お越しいただくAudienceの皆さんに生じる効果としては、次の3つが考えられます。
① 無料または低料金で、新たな知識・情報をゲットでき、また、私の話の中でおもしろかったところを盗んでいただける(スチーリング効果
② 私の話の中で失敗した点をほくそ笑みつつ、「あそこでは、ああやってはいけないんだな」と気づいていただける(チャックリング効果
③ 集まった方々との人的交流が深まる(アソシエイティング効果

開催場所ですが、私の主戦場である首都圏での開催が中心となると思いますが、大阪出張の折に会場を設定し、ご迷惑でなければ、関西の皆さんにも、”メッタ切り”にしていただけるのではないか…と思います(笑)(大阪勢のほうがむしろ手ごわい…)

仮に、

「2ヶ月に一度のペースでやる!」

ハードと目標を立てれば、今よりももっといろいろな商品を企画・開発・執筆していけると思います。
自分を追い込みますねえ笑
すごい負荷がかかりますが、実現すれば、たいへんありがたいことです。

また、皆さんお集まりの際に、自炊派の方は、裁断済みの書籍をお持ちいただき、物々交換する…といった酒肴、おっと間違え、趣向を凝らしてもいいと思います。

その後に、本当の酒肴を…という流れでしょうなあ。
ううむ、ビール一杯でひっくり返りそうだな。

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2011年6月3日

若ツバメ二股週間

先週は、20代の若き友人たちとの飲み会が続きました。

2日とも、男どおし。サシで飲みました。
2日とも、なぜか鳥。鳥が続きました。
2人とも、私の教え子。優秀な教え子です。
2人とも、私のクライアント企業の従業員。
2人とも、もうすぐ30代。いい面構えです。
2人とも、iPhone4を所有。私と一緒。
2人とも、もうすぐ生活が大きく変わる予定。
2人とも、とても前向き。ポジティブです。
2人とも、現在猛勉強中。パワフルです。
2人とも、自信の夢を語ってくれました。

初日の彼は、婚約中。来年ご結婚予定。
現在は、地方に赴任されており、そちらでバリバリと仕事をしています。
今回は私との共同作業の業務があり、東京でその打ち上げを開催。
現在、彼は自らが務める企業の後輩向け講座の社内講師も努めており、マーケティングの勉強に熱中・没頭しています。
また、経営学全般についても学んでいきたいとのことで、その学習法についてもいろいろアドバイスさせていただきました。
こんな風に書きますと、二人してガンガン飲んだ感じがありますが、実は彼のほうがほとんど下戸。
私ばかりがいいピッチで飲み進め、やがて酩酊気分に(スミマセン)。
別れ際に彼は、自らの将来の夢を聞かせてくれました。個人情報なので、これはもちろん秘密なのですが、とても素敵な夢でした。実現の可能性大だなあ。微力ながら応援したいと思います。

二日目の彼は、昨年結婚され、もうまもなく一児のパパになる予定。
地方のご出身ですが、現在は東京勤務。彼の勤務する会社で、私が研修を担当したのがきっかけ。
6年くらいお会いしていなかったのですが、先日、地下鉄の駅でばったり。
別れ際に飲む約束をして、それが先週実現しました。
彼の当面の夢は(許可をいただいたのでオープンにすると)、MBA(経営大学院)で、マーケティングの勉強をすること。
まもなく受験であり、研究計画書をどのように書けばよいか、面接へはどのように臨めばよいか、そして、大学院生活をどのように送るべきか、それらについての相談を受けました。
出産を控えながらの自費での大学院進学。これも立派。応援してあげたいなあ…と思って分かれました。

奇しくもお二人とも、まもなく三十歳という年齢。
私自身が、中小企業診断士の資格を勉強をはじめ、登録し、転職し、独立し、大学院に通い…という時期と重なる年齢です。
私は彼らに、自らの経験を語り、知識や情報を提供することはできます。
しかし、圧倒的にいろいろなものを貰っているのは、実は私のほうです。
元気、パワー、エネルギー、ソウル、ビート、気、波紋、覇気、闘気、魔闘気…。
文字にすると陳腐になってしまうのですが、これらの「総体」と、数時間ご一緒させていただいている感じ。

いいですね。若さ。
二日連続で、ちょっと、というか、かなり、というか、相当、うらやましくなって帰ってまいりました。

あ、でも、この週末。
なんとなく、肌つやがつるつるしている感じがします。きっと、彼らのおかげです。感謝。

念のため、言っておきますが、私の恋愛対象は、あくまでも「女性」です。誤解のないようにm(_ _)m

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2011年5月29日

できそうなことはとりあえず試してみる

ウインドウズでもMacOSでも、iPadでもiPhoneでも、

「こういうことはできるんだろうか」

と思いついたら(「天啓」と呼びます<笑>)、とりあえずやってみるとうまくいくことがあります。だいたい、自分よりも先にそういうニーズを持つ方が大勢いて、すでに機能として付加されていることが多いからです。

今朝の「天啓」は、

「Mail(Macに標準装備されているメール・ソフトの名称。WindowsのOutlook Expressに相当)に届いた電子メールを、ドラッグして、iCal(Macに標準装備されているカレンダー・ソフトの名称。Googleカレンダーと完全に連動。こっちのほうが見やすい)に持って行くと、そのまま、新規スケジュールに『返信』してくれるのではないか」

というもの。
もともと、MailはiCalとの連動性が「売り」で、Mail上の電子メールを開くと、メール本文中の日時や「明日」「Next  Monday」といった言葉を自動的に識別し、クリックすると、プルダウン・メニューが登場。そのまま、iCalに書き込むことができます。両者の親和性は極めて高いわけです。

というわけで『天啓』を信じて、トライ!
知人から届いたスケジュールに関するメールを、iCal上にドラッグします。
見事、ドラッグしたメールは、そのまま、iCal上で、新規スケジュール(新規の予定)に変化! これは便利ですね(知らなかったのは、私だけかもしれませんが笑い)。

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2011年5月27日

現代版「ペンは剣よりも強し」

今朝方アップした「汝、PowerPointに支配されることなかれ」に、たくさんのご意見・ご感想を頂戴し、本当にありがとうございました。

「Facebookに登録して良かった」

と、改めて実感いたしました。

今回は、「PowerPointを使わなければならない環境」を前提として、私の方法をご紹介いたしましたが、本来、PowerPointを使わないほうが、講義・講演の説得力ははるかに増します。
受講者・聞き手に対し、白いホワイトボードだけを用いて、縦横無尽に「落書き」をしながら、話を進めていくほうが、よっぽどインパクトがあります。
コンサルタントとして、講師として、講演者として、力もつきます。

PowerPointにばかり依存していると、果てはPowerPointがないと何もできなくなってしまいます。
ホワイトボード主体の講義・講演は、PowerPoint主体の講義・講演と比べると、自らの脳に与える刺激の質・量が圧倒的に違います。北宋の文人・欧陽修は、アイディアが生まれやすい場所として、「三上(さんじょう)」をあげています。三上とは、以下の3つの「上」の総称です。

① 枕上(ちんじょう) 目が覚めるとよいアイディアが浮かぶというものです。
② 馬上(ばじょう) 馬に乗っているとよいアイディアが浮かぶというものです。
③ 厠上(しじょう) トイレですわっているとよいアイディアが浮かぶというものです。

なるほど。
ドイツの数学者カール・フリードリヒ・ガウスは、

「1935年1月23日、午前7時、起床前に発見」

というメモを残しています。これは①「枕上」に該当します。

ポアンカレ予想で有名なフランスの数学者アンリ・ポアンカレは、乗合馬車の踏段に足を触れた瞬間に素晴らしいアイディアがひらめいた、と述べていますが、これは②「馬上」(実際には、「馬車」ですし、「乗る前」ですが<笑>)に該当します。

一方、誰が作った言葉かは存じていないのですが、「三中(さんちゅう)」というのもあります。

① 無我夢中
② 散歩中
③ 入浴中

イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは、

「タバコを買いに出かけた帰り道で考えが火花のように浮かんだ」

と述べています。これは②「散歩中」に該当します。

ギリシアの科学者アルキメデスが、風呂の中で「浮力の法則」を発見したのは、③「入浴中」に該当します。
うれしさのあまり、「Eureka(エウレカ、見つけた)!」と叫びながら、裸で王宮まで走っていったという故事は有名です。

私の場合、「三上」「三中」に該当するヒラメキの経験も確かにあるのですが、一番、いろいろなアイディアが出てくるのは、なんといっても、講義中・講演中です。

「三上」ならぬ「壇上」であり、「三中」ならぬ「講演中」なのです。
特に、ホワイトボードに何かを書いているとき。本当にいろいろなことを思いつきます。
脳が受ける刺激が強く、それにより、脳が活性化しているからだ…としか説明できません。
とにかく、次々といろいろなアイディアが湧いてきます。「壇上」で「講演中」ですから、ひらめいたアイディアをなかなか書き留めにくいのですが、それでも、ちょこちょこっと付箋紙にキーワードだけでもメモする…くらいのことはしています。

今や、一般的にも、アイディア発生装置として、ホワイトボードは広く認識されています。360度ホワイトボード…という会議室を備えた会社に伺うと、それだけでわくわくしてまいります。

ところで。

私の場合、ビジネス上、最もホワイトボードが効果を発揮してくれるのは、講義・講演中ではなく、実は、商談中なのです。
商談中の相手先企業に伺い、会議・打ち合わせに参加したり、プレゼンテーションさせていただいたりする場合に、会議室を見渡し、ホワイトボードを見つけたら、頭の中に「!(エクスクラメーション・マーク)」が出現します。

「ちょっとホワイトボード、お借りしていいですか」

マーカーを手にとり、説明を加えながら、自らの企画を1枚の体系図として描き上げていきます。

「絵描き歌」でも歌うかのように、スムーズに、スムーズに、ブリッジをしっかりと掛けながら、聞き手の理解の速度とシンクロさせ、1枚の美しい企画体系図を仕上げていきます(もちろん、即興です)。
カラーマーカーが置かれていれば、もちろん、使います。
古い事例で恐縮ですが、

「できるかな」(NHK教育)のノッポさん
「満点パパ」(NHK総合)の故・三波伸介さん

がお手本です。先方の会議室において、ホワイトボードの使用許可がおりれば、他の道具はいりません。

パソコンの蓋を「パタン」と閉じてしまうのはもちろんですが、事前に印刷してきた企画書さえ先方に渡さずに持って帰ってきてしまうこともしばしばです。ホワイトボード上に完成した美しいチャート(企画体系図)をiPhoneで撮影し、

「メールでお送りしておきますね」

と告げ、その場で先方でお送りし、会議・プレゼンはおしまい。

「私どもからの提案は以上です。ご清聴ありがとうございました」

ここまでいけば、仕込みは上々。
後は「まな板の上の鯉」
「果報は寝て待て」とも申しますので、とにかく…心静かに結果を待ちます。
数日後。

「今回の件、御社にお願いいたします

という受注のメールが届きます。
この方法で、今まで商談が不成立だったことはほとんどありません(特に新規獲得の際はほぼ100%成立しています)。

閑話休題。
私がもし、「三銃士」の時代に生まれていたり、「西部劇」の時代に生まれていたらどうなるか。ちょっと思考実験をしてみましょう。

これらの時代に生まれていれば、痩せても枯れても男の子。好むと好まざるとにかかわらず、決闘に臨まなければならない場合もあるでしょう。

決闘の場で、相手に
「おい、貴様。武器を1つだけ選べ」

といわれたら、私は迷わず、

ホワイトボードを」

とリクエストいたします(笑)。
よりも、よりも、如意棒よりも、PowerPointよりも、戦闘機よりも、はたまた、三つのしもべモビルスーツ宇宙戦艦よりも…なんといっても私には

「ホワイトボード」

が一番頼りになるのです。

「ペンは剣よりも強し」

ならぬ、

「ホワイトボードはPowerPointよりも強し」

というわけです。

さてさて。
冗談はさておき(笑)。最後にちょっとだけ真面目な話を。

ホワイトボードに描いた情報は、もともと、常にデジカメに収める習慣のあった私ですが、記録した写真の活用法もどんどん変化しています。
ホワイトボードを巡る環境変化において、近年、最もありがたかったのは、Evernoteの登場とそのたゆまぬ進化です。
Evernote導入以来の2年間。私は、描いたホワイトボードは、ほぼすべて、Evernoteに保存しています。
その間にも、Evernoteは進化を続けていて、最近ではホワイトボード上の手書き文字認識してくれるまでになりました。
活字ではなく、手書き文字の認識…ですから、恐れ入ります。
もっとも、丁寧に書かなかった文字(いわゆるミミズ文字)、略字等については、今のところ認識されません。
まだまだ、認識率は低いのです。
それでも、

「ダメもと」

で、自分が過去に描いたホワイトボードの写真について、Evernoteの中をキーワード検索してみると、案外見つかってくれるものです。

今後、手書き文字の認識率が高まれば、これまた、仕事の能率アップが期待できます。10年後。
ホワイトボードを巡る環境は、どのように変化しているのでしょうか。
想像するだけでも、またまたわくわくしてまいります。

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2011年5月25日

「インターフェイスの複雑化」と「悪魔の証明」

Word、Excel、PowerPoint、Evernote、Acrobat、Twitter、Facebook、Safari、FireFox、Internet Explorer、Mail、Calendar、FTP、写真閲覧ソフトに、動画閲覧ソフト。

私たちは毎日いろいろなアプリを使っています。
最近、たくさんのアプリを使うことに少々疲れてきました(笑)

厳密にいえば、たくさんのアプリを使うことに疲れたというよりも、各々のアプリごとに、使用する機器や端末の種類に応じて、別なインターフェイスが存在し、それらの差異を気にしながら使うことに疲れた…といったほうが正確です。

機器・端末が1つであり、使用するインターフェイスが1種類であれば、アプリが増えても、さほど気にはなりません。アプリが異なれば、インターフェイスが異なるのはしかたのないことです。
しかし、最近では、同じアプリであっても、使用する機器・端末が異なるために、別のインターフェイスを使うことを強いられることが多くなってきました。
これが苦痛の原因です。

なにせ、最近は、使用する機器・端末・インターフェイスの種類が多い…
機器・端末の種類が異なれば、当然、使用するインターフェイスの数も増えていきます。

私の場合

① ThinkPad
② Mac(MacBook Air、iMac、Mac mini)
③ iPhone
④ iPad

…常時、以上4種類の異なる機器・端末を使用しています。

これがネックになります。

同じFacebookでも、機器・端末が違うと、インターフェイスが微妙に異なり、

「Macの画面でできたことが、Windowsの画面だとできない」
「同じOSであっても、iPadとiPhoneでは微妙に操作方法が異なる」
「そもそも、この画面上で、できることなのか、できないことなのか、そもそも、その判断ができない」

ということがしばしば。

特に、三番目の

「そもそも、この画面上で、できることなのか、できないことなのか、そもそも、その判断ができない」

ことが、一番の問題となります。

先日も、Wordで資料を作成していたとき、WindowsではできたことがMacではできず、途方に暮れました(索引の作成法に関する問題だったのですが)。
この場合も、途方に暮れたのは、「できるか、できないか、わからない」ためです。「できない」とわかれば、未練なく、他の方法に切り替えるのですが、その意志決定ができない…ここに大いなるジレンマがあるわけです。

マニュアルや操作手順書を見ればよい…と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そもそもマニュアルや操作手順書には、

「できること」

は書いてありますが、

「できないこと」

は書いてありません。

「悪魔の証明」

という言葉がありますが、まさにそれと同じです。
知りたいのは、

「できないこと」

なのです。

このご時世、それでも、いろいろ調べれば、8割くらいの場合、解決するのですが、概ね2割は解決しません(苦笑)

「まったくもってややこしい」

と頭が痛くなります。

一昨日、また齢をとったので、やっぱり、歳のせいですかねえ。

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2011年5月14日

微弱電流仕事法

私のベッドの枕元には常にパソコンがあります。
半年前まではThinkPadだったんですが、このところはMacBook Air1号が置かれたままになっています(2号はビジネスバッグの中)。

枕元に置いておく理由はただひとつ。寝る瞬間までメールをチェックできるし、朝起きた瞬間にメールをチェックできるからです。ご質問やご要望、クレーム等があった場合、即座に対処できるからです。思いついたことや書きたいこともすぐ書けます。iPhoneやiPadでもよいのですが、まとまった量の文章を書くなら、きちんとしたKeybordが付属した端末、すなわち、パソコンに勝るものはありません。

微弱電流仕事法などと称して、講演でお話しすることもあるのですが、実のところ、仕事に熱心であるとか、勤勉であるとか、顧客志向の追求のためであるとか…そういう積極的な理由でやっていることではありません。
案件を貯めたまま、もやもやした状態でいたくない!という極めて消極的理由からはじまった習慣なのです。

ですが、いつの間にか、これが私のビジネス・スタイルになってしまいました。

24時間営業年中無休(の精神)。

海外にいても、標高3,000メートルにいても、①メールがつながって、②長文が書けること…という2つの条件は常に満たしていないと、どうも落ち着かないのです。

完全にOffにすることができないのです。
山小屋でも、iPhone+Wireless Keybordでせっせとお仕事。
海外でもそう。
微弱電流を流していたほうが、気持ちが楽なのです。
本当に脱力してがっちり休んでしまうと、元に戻るのに苦労するタイプです。

完全Offからの起動。
考えただけで…ぞっとします。
耐えられそうにありません笑

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2011年5月11日

iPhoneと新製品普及プロセス論

HOTELの外を眺めながらふと思ったことがあります。
Marketingにおける新製品の普及過程の研究によれば、普及の段階は5段階に分かれるとされています。

第1段階:革新者への普及期
第2段階:初期採用者への普及期
第3段階:前期大衆への普及期
第4段階:後期大衆への普及期
第5段階:遅滞者への普及期

「これをiPhoneに当てはめると、うまく説明できるんじゃないだろうか。」

さっそくやってみましょう。

第1段階:革新者への普及
物好きな一部の人たちが、iPhone3を購入した段階(私も発売当日からiPhone3を使っている物好きな一人です)。「あ、買ったんですかあ。使いにくいでしょう。おサイフケータイついていないし、赤外線もないし」と会う人全てに言われていた時期です。

第2段階:初期採用者への普及
オピニオン・リーダーとしての影響力のある人たちがiPhone3Gを購入した段階。使い勝手が格段によくなった3G。市場での認知度も高まり、新しもの好きな人達の間ではブームに。「いいなあ。ほしいなあ」と思う人達も激増。この時期、Appleの携帯電話市場におけるマインド・シェアは極大値に(と推測)。

第3段階:前期大衆への普及
多くの人がiPhoneを認知し、携帯電話買い換えサイクルに従い、iPhone4を購入していった段階。4を買ってもさほど騒がれないが、普及は一気に進む。もっとも、ライバルであるAndroidの登場で、ポーター先生のおっしゃる「よい競争」が実現。両社の機能・品質争いに拍車がかかります。

ここまでが、過去・現在です。
ここからが予測。
今日の日経によると、iPhone5の発売時期は、「今夏」でなく「今秋」とのこと。まだ、半年先ですね。

第4段階:後期大衆への普及
iPhone4を購入しなかった多くの人(【例】高齢者 等)が、買い換えの際に、iPhone5を選択、iPhoneの普及がほぼ完了する。うちの母は今もガラケーを使っていますが、iPadに慣れてきたのであれば、iPhone5への移行は十分考えられます。文字は大きいし、見やすい画面は、高齢者にもおすすめです。

さらに、1年半後の来年の秋。

第5段階:遅滞者への普及
iPhone6が発売されるも、すでに成熟期に入ったiPhoneは売上が停滞。買い替え需要のみに終わる。これを見越したジョブスは、新たな端末、新たなHard、新たなConcept、新たな概念の市場投入を画策する…

当たるも八卦、当たらぬも八卦。
検証は2年後に m(_ _)m

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2011年5月7日

HyperMac External Battery

しばらく前に個人輸入で、HyperMac External Batteryを2台購入しました。
この商品はなかなかの物。
震災で電源の確保が問題になりましたが、計画停電中もこのバッテリーのおかげで、複数の機器が普通に稼働。長時間の使用にも耐えるため、本当に助かりました。

私は一番小さい60というサイズを購入し、そのうちの1つを家で充電、もう1つを常にかばんに…と心がけています。
emobileにも使えますし、iPhoneやiPadの充電にも使えます。
何よりも、MacBook Airへの給電が可能な、世界で唯一の外部バッテリーです。残念ながら、給電であり、充電ではありません。

本商品は実は数ヶ月前、Macへの充電ができるケーブルが付属していることに対して、本家Appleが難色を示し、特許権侵害問題にまで発展。
結局、製造元の米国・HyperShopは同ケーブルの付属を取りやめてしまいました。

現在は、Appleのオプションを経由すれば、給電だけはできる仕様に変更され、販売が再開されています。
日本の雑誌にもちょこちょこ紹介され始めており、日本でもユニポスという企業が窓口となり、普通に通信販売で購入できるようになりました。

2台すでに購入している私ですので、追加購入の予定はありませんが、強力な外部バッテリーがほしい方にはおすすめの商品です。

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2011年5月4日

行列のできる林檎屋さん

本日よりGWに突入。
今年に入ってまだ4か月ですが、本当に、本当に、いろいろなことがありました。
弊社では、2月が社を挙げての大忙しで、

「創業以来の忙しさ。3月になれば休めるぞ」

をモットーに頑張ってきたのですが、世の中一寸先はわからないものです。
大震災で仕事の予定は大幅に変更。
3月・4月の仕事の予定は、一夜にしてまったく変わってしまいました。

3月は予定していた法人様向けの講演や研修、打ち合わせやコンサルティングはこぞって延期。当然のことです。

4月に入り、クライアント企業2社様の新入社員研修を担当させていただきました。暗いニュースが飛び交う中、元気で、情熱あふれる若い方々とお会いでき、私自身、本当にエネルギーを頂戴しました。
偶然にも、各社とも5日ずつ私の担当があり、大変密度の濃い時間を初々しい新人の方々と共有させていただきました。
テーマは両社ともさまざまです。マーケティング、財務、法務、プレゼンテーション、戦略論、発想法等々。
ワークを進めながらさまざまなテーマにぶち当たります。
知恵を絞って、皆さん自身で乗り越えていただくことが大切です。
私に求められていたのは、インストラクターやアドバイザーといった立場ではなく、むしろ、コーチやファシリテーターとしての役割でした。
各社とも(これも偶然)、一昨日27日に先輩・上司の方々の前で、最終プレゼンテーションを敢行。両社の新人の皆様、いずれも、高い評価をいただけたようです。
皆さん、本当にお疲れさまでした。
まだ、入社してまもないのに、日曜日に集まってミーティングをしたり、夜遅くまでプレゼンの準備をしたり…と、本当に、自分の新人時代を思い起こすと、頭がさがる想いです。今の新人さんたちはすごいですね。
休憩時間に

「初任給は何に使うのですか」

と伺ってみると、回答は、皆様さまざま。
でも、ご両親に何かを送ると考えている方が多いようです。
これまた感心です。
中には、

「母にiPadを贈ろうと思います」

という方もいらっしゃいました。
このブログを参考にしてくださったのでしょうか。だとしたら、嬉しい限りです。
ちなみに、こんな回答をしてくださった方が、今年は複数いらっしゃいました。
お贈りするご両親がはじめてiPadをお使いになるのでなければ、何も新型のiPad2である必要はなく、旧型のiPad1でよいわけです。
量販店では、週末には3万円を割り込んで、たたき売りされていましたので、新人の皆様が初任給でご両親にプレゼントするにはもってこいの価格です。
店頭在庫が残っていたことをお祈りします。

27日で私の今年の新入社員研修業務は無事終了。
28日は、日本経済新聞社様で終日講演。以前にも、当ブログでご紹介したとおり、初心者の方向けのマーケティングについての基礎講座です。
前回は「満員御礼」どころか、座席がたりなくなるほどのお申し込みを頂いた当研修ですが、今回は、震災の影響で、残念ながら、お客様は激減。
やむを得ないところだと思います。
その分、お越しいただいたすべての方と名刺交換させていただくことができました。東日本の方は非常に少なく、西日本(九州・関西・中部等)の方が大半でした。
お忙しい中、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

講演の帰りに、丸の内から有楽町まで足を伸ばしてみると、なんと、Apple Store銀座の前に、長蛇の列が(200名ほど並ばれていたそうです)!
行列の先には、看板が…

「iPhone4ホワイト発売」
「iPad2発売」

おお! ダブルで発売だったのですね。講演のことで頭がいっぱいで、全然知りませんでした。
「まもなく発売」という記事は目にしていたのですが、29日(祝日)かなあ…などと勝手にたかをくくっていたのです。

「やられた」

という感じです。

で、私は買ったのか?

…もちろん

…と申し上げたいのですが、残念ながら、29日午後現在、購入にはいたっていません。
残念ながら、このゴールデン・ウィークは、4日まで全部、中小企業診断士受験対策講座の経営法務の特別講義を入れてしまいました。詳しくは、TBC受験研究会様のホームページをご覧頂きたいのですが、今日を皮切りに、

①会社法、②英文契約、③倒産法、④特許法

のセミナーを毎日開催しております。

午前中に講義したら、午後はその内容を即スタジオで収録。
今ようやく本日分を1本撮り終えたところです。
4日まで、ほぼ毎日、この繰り返しです。
それまでは、他のことは考えず、このセミナーに全力投球です。

ところで。
読み返してみますと、

「忙しくなければiPad2を買っていた」
「一段落したらiPad2を買いに行く」

と、とれそうなコンテクスト(文脈)ですね。

昨夜、事務所に戻ったら、スタッフからこんな一言が。

「え? 買って来なかったんですか? 竹永先生が買ってくると思ったから、私たちは、会社にいても、今日はiPad2に触れるよね…って話していたんですよ。」

おいおい。
今日は、非番で銀ブラしていたんじゃなくて、丸の内で終日講演していたっちゅうに…(-_-;)

もっとも。
部下の「期待」に答えるのは、上司の役割かもしれません。

はてさて。
買うか買わぬか。To buy or Not to buy…

それが問題です。

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2011年4月29日

トレード・ドレス

すでに新聞やテレビなどで報じられているとおり、Appleは最近サムスン電子のスマートフォン(GALAXY S)とタブレットPC(GALAXY TAB)がiPhoneとiPadを模倣して特許権と商標権を侵害したとしカリフォルニア北部地方裁判所に訴訟を提起しました。

Appleは裁判所に出した訴状で、サムスン電子がGALAXY SとGALAXY TABの表面デザインと画面中アイコンなどがiPhoneやiPadと似ていて、全16件の特許権および商標権を侵害したと主張しています。

報道の中で、「トレード・ドレス」という言葉が使われていることに気づいた方も多いと思います。

トレード・ドレスとは、もともとは製品のパッケージを意味する言葉でしたが、現在では、製品自体の形状や装飾も含むように解されています。
パッケージに付される商標だけではなく、容器や包装の輪郭,大きさ、形、色、デザイン印象、感触,素材なども含まれる「商品の衣服(ドレス)」という意味です。

特定の「商品や役務」に使用して自社製品と他社製品を区別するために使用する「商標」や、デザインを登録する「意匠」や「商号」とは異なる概念です。
日本の不正競争防止法における「商品等表示」に近い概念です。

米国では、他社のトレード・ドレスの使用は法律で禁止されています。判例では、トレードドレスを「商品もしくは役務の全体的な外観若しくはイメージ」と広く解する傾向が示されています。

米国におけるトレードドレス保護のための要件は、次の3点です。
①識別力を有しているかどうか(識別力要件)
②混同のおそれがあることどうか(混同要件)
③保護を求めるトレードドレスが非機能的であること(非機能性要件)

本訴訟では、Appleのトレード・ドレス保護が認められるかが焦点となります。
たいへん気になる訴訟です。

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2011年4月21日