Twitterの記事一覧

Facebookの特異性分析(後編)

3回連載の最終回です。
Facebookの特徴的な効果について、備忘録がわりにまとめておきます。

<前回の続き>

6.つぶやき許容効果

最後の効果は、私のように、FacebookもTwitterも実名で登録している人間にのみ、発生する効果です。

実名で両者を併用し始めた頃の私(つい2週間前ですが)は、

① Twitterは、「気軽なつぶやき」「日常のとりとめもないことについてのつぶやき」をするツール(脱力系システム)
② Facebookは、リアルな友人とのビジネス的なおつき合いをする場(渾身
系システム)

と、両者を位置づけていました。

しかし、最近、

「逆ではないか」

と思うようになったのです。

① Twitterは、丁寧に言葉を選び、まじめに情報を発信するべき場(渾身系システム)
② Facebookは、親しい仲間に弱みを見せても構わない場(脱力系システム)

ではないか…と、自分の中での両者の評価が逆転してしまったのです。

これは例の「140字字数制限マラソン」つまり現在の「140字の経営学」をスタートしたことにより、Twitterのほうが公式性が高くなり、結果として、Facebookでは、

「Twitterで140字やってきました。疲れました〜 25mプールで潜水してきた気分。こっち(Facebook)で一休み〜」

といった非公式の投稿をするようになったせいかもしれません。

ただ、

「この感覚がけっこうよいのかな」

…と思うようになりました。

現在、私自身、Twitterで1,000人以上の先輩たちをフォローしているのですが、やはり、

「今、ラーメン食べています。とてもおいしい」

といった日常的な情報が圧倒的に多い。
当然です。
これが本来のTwitterです。

逆に、まじめに、丁寧に、言葉を選び、情報を出し続けると、他の先行する会員の方々に対し、結果として

「差別化」

が発生することに気づきました。

まだ少ないのですが、私の発信する「140字の経営学」を加えてくださったTwitter上の「リスト」(ユーザーがつくるセレクトされた目録)を見ると、そこにリストアップされている他のメンバーの情報は、価値ある、まじめな情報を、言葉を選び、つぶやいていることがわかりました。

「なるほど。こうやって、つぶやく人間を選別してくれる方がいるんだな」

これは大きな気づきでした(TwitterもFacebookもまだ手引書の類を読んでいないので、勉強不足なのです)。

話をもとに戻します。

逆に、Facebookは、一見、公式度が高いのですが、よい「友達」に恵まれれば、スーツを脱ぎ、ネクタイをはずし、クールビズくらいのイメージで接しても、皆さん、暖かく迎えてくれます。
気持ちよく「脱力」できます。

もっとも、「ステテコ一丁」のような感覚での発言は、厳に慎むべきでしょうね。
たとえるなら、

「嫁さんの実家のソファで横になるのは許される」

…くらいの立ち位置までは許されるのではないかと思います。
紳士・淑女の集まりですので。

「Twitterでまじめに情報を発信し、Facebookでその裏話を加える」

現在の私は、こんな両立法を採用するに至っています(マイナーな使い方だと思うのですが)。

以上、前編・中編・後編に分けて、Facebookの特異性(特長的な効果)について述べてまいりました。

ご意見・ご感想は以下のメールにお願いいたします。

takenaga@keieikyouiku.co.jp

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2011年6月18日

発想法不要仮説(Facebookによるアイディア創造)

今年の4月。フレッシュマン向けの研修で、Cookpadのベンチマークを行いました。
マザーズに上場したばかりの新進気鋭のIT企業。
CGM、集合知といったキーワードも学ぶことができる、まさに教材としてはうってつけの企業です。
候補としてあげてくださった新人さんの目のつけどころは誠にシャープ。そして、他の候補企業を採用せず、Cookpadを最終的に選択したグループ・メンバーの判断もまた正しかったと思います。

Cookpadのビジネスは、一般には、会員事業・広告事業が中心だと思われています。
しかし、同社のビジネスの最大の特徴は3本目の事業の柱、すなわち、「マーケティング支援事業」と呼ばれるビジネスにあります。

たとえば、調味料メーカーA社が、自社で新たな調味料(【例】ラー油)を開発したとしましょう。
このラー油が実際にどのような料理で使用され、どのような評価をされるのか…
当然開発したA社にとって、大きな関心となります。

ところが、A社単独で当該ラー油のテスト・マーケティングをしようと思っても、テストしたい標的となる消費者になかなか「到達」できません。
仮に到達できたとしても、膨大な手間とコスト、それに時間がかかります。
そこで、A社は、Cookpadにテスト・マーケティングの代行を依頼します。A社の依頼を受け、Cookpadのサービス画面には、A社が開発したラー油についての特設ページがもうけられ、全国の主婦から、同製品を使った料理のレシピ、感想が、膨大なデータとして寄せられます。
Cookpadはこの情報をA社に渡し、所定の報酬を受け取ります。

これが、Cookpadを急成長させた原動力であり、差別化要因にもなっている同社の「マーケティング支援事業」のしくみです。

A社にとっても、低価格で手間をかけずに、しかも、短時間で、膨大な「消費者の声」(Voice of Consumer)を入手することができます。
A社は、受け取った情報を元に、当該ラー油の製品改良を加えたり、あるいは、新たな使い方を示したり…といったマーケティング戦略全体の見直しに着手できます。

「CGMの活用がうまく、集合知を上手にビジネスとして使っている企業だな。うちの業界(コンサルティング業界・人材育成業界)にもCookpad的な存在の企業がいてくれればいいなあ」

漠然としたニーズを私自身がいだいていました。
「研修・講演の新たなテーマ」「経営分析や戦略立案のフレームワーク」「マーケティング調査の新たな方法」「人材育成につながるワークショップ」といったものの開発は、「アイディア」が勝負。

「アイディアの段階でいろいろな方の意見を伺いたい」
「いろいろな方と意見を戦わせたい」

商品開発初期における「ディスカッションがたいへん重要な役割を持っています。
ところが、これがなかなかこれが難しいものなのです。

弊社の場合、社内にもコンサルタントは何人もいますし、登録してくださっている社外コンサルタントは100人を超えます。でも、皆さん、とにかく、おいそがしい。

「ちょっとアイディアがほしいので、集まってください」

といった思いつきで集めてしまっては申し訳ないのです。
逆に、彼らに、

「竹永さん。ちょっとブレストに参加してください」

と頻繁に誘われては、私も困ります。
仕事を中断するにも、再開するにも、ストレスが発生するからです。

「意見がほしい! と思っているときにタイムリーに意見を交換してくれる、そんな夢のようなビジネス・パートナーがほしいなあ」

白馬に乗った王子様を夢見る可憐な少女、もとい、理想のビジネス・パートナーを夢見るおよそ可憐ではない中年コンサルタント…それが私だったのです。

ところで、研修や講演を想定しますと、テスト・マーケティングという考え方はあまりなじみません。

「すみません。今回の研修、実はテスト・マーケティングだったのです。今日のところは失敗しちゃいましたが、次回は修正版をお持ちしますので・乞うご期待!」

などと、クライアントに申し上げたら、即刻出入禁止になります。

早い段階で、アイディアの是非についての意思決定支援をしてくれるシステム、あるいは、忌憚のない意見を言ってくれる仲間がほしい…

これは切なる願いでした。
それでも、

「あまりにも都合が良すぎる。現実的には、無理だろうなあ」

とあきらめていたのですが、最近になって、

「灯台下暗し」

であったことにようやく気づきました。

Facebookです。

私にとって、今や、Facebookは食品メーカーにとってのCookpadのような存在になりつつあります。

Twitterではじめた140字ジャストのつぶやき、あるいは、街を歩いているときに偶然思いついたちょっとしたアイディア。
これらをFacebookに投稿してみると(Twitterのほうは自動的にFacebookに反映されるよう設定してありますし)、短時間でいろいろな方からご意見やご感想をいただけます。

何よりもいいね!」ボタンの存在は大きい。
同業の方々、人事部に所属したり人材育成に携わっている方々、大学の教授、中小企業診断士・弁護士などの有資格者、中小企業診断士の受験生の方々など、さまざまな状況にある方々からの「いいね!」サインやご発言は本当にありがたいものです。

しかも、もっとも短時間の場合には、投稿してから、数秒で「いいね!」がつきます。
上司や部下、同僚にアイディアを見せたって、数秒では意見は帰ってきません。
即時反射性」は、Facebookの最大の特徴の1つです。

もちろん、企業秘密に関わることを社外のメンバーに話すことはできません。
あくまでも話すのは、「◯◯ってどう思いますか?」「☓☓っておかしいよね」といった類の話の延長…つまり、飲んだときに話せる内容がほとんどなのです。
ただ、飲んでいるときのディスヵッションこそ、「イノベーションの母」です。
そこから生まれたアイディアから私はいろいろなフレームワークを創り上げることができました。

私のFacebook上の「友達」は、仮にいっしょに飲みに行ったら(まだお会いしたことのない方もいるので)、ビジネスにおけるさまざまなアイディアを情報交換できる方が大半です。。
以前であれば、100人のビジネス上の友人がいたら、100人の意見を伺うには、極端に申し上げれば、100回飲みに行かなければならなかったことになります(100人に共通の友人がいないと仮定)。これでは肝臓を壊してしまいます。尿酸値も上がっちゃいます。

しかし、今は、一瞬にして、100人の友人と「飲みに行けてしまう」。
しかも、「時間を選ばず」「早朝でも深夜でもいつでもOK」。
すごい時代になったものです。

他のあらゆるアイディア創造システムのどれと比較しても、最高の「即時反射性」を誇るのが、Facebookなのです。

Facebookにはもう1つの大きな特徴があります。
それは、アイディア創出における「自己動機づけ性」です。

通常、企業の中で、上司に

「おい。なんかいいアイディアないのか?」
「明日までにいいアイディアを3つ出せ」

などといわれれば、それはプレッシャーになり、ストレスを生みます。

「アイディアを出す仕事からは逃げたい」

と考えるビジネス・パーソンが多いのはそのためです。

ところが、Facebookの場合、プレッシャーもストレスも感じずに、アイディアを作り出すことができます。

何よりもいいね!」は励みになります。
まとまった意見や感想をいただけなくても、「いいね!」は、

① 精神的な支援になりますし、
② 数がたまるとその「いいね!」の数と、投票してくれた方の属性(診断士、弁護士、人事部門の方、中小企業診断士受験生の方 等)は立派なデータになります。

「友達」がいろいろ反応してくださいますから、とにかく動機づけられます。無理やりアイディアを出さなければ…などというプレッシャーもストレスも生じません。実に楽しく、また、気持よく、「議論」できます。

Facebookで知り合ったある友人コンサルタントから、常に考える」ことが大切だ、と教わりました。
その「常に考える」を実現するためのしくみ・システムとして、Facebookの果たす役割はたいへん大きいのです。

先日、ある企業で講演をしていたら、

「竹永さん。はじめまして。いつもTwitterで拝見しています。昨日のブログの話なんですが…」

といって、私のブログの間違えを教えてくださいました。
幸い、講演中ゆえ、目の前にMacがあったので、声をかけていただいた休み時間中に、その方と確認しながら、ブログの当該箇所を直してしまいました。
また、Facebookの友達からもそういったご指摘をいただくことは時々あり、本当に助かっています。

毎回、Twitterやブログ、Facebookを更新する際に、校正を外部に頼んでいたらどうなるのでしょうか。
とんでもないコストが発生してしまいます。

しかし、これらの媒体を通じて知り合えた方々は、まさに無償で、助けて下さいます。
大いなるご協力に感謝するためにも、読み手の皆さんにとって少しでも有益な情報を出し続けなければならないなあ…とミッション(使命感)を再確認いたします。

ダニエル・ピンクが。モチベーションについて語るとき、「Microsoftのエンカルタは失敗した。しかし、ウィキペディアは成功した。この違いは、既存の動機づけ理論では説明できない。内発的動機づけによるものだ」といった事例を引き合いに出します。
Facebookの基本原理もいっしょ。すばらしいシステムです。

即時反射性自己動機づけ性とを兼ね備えた究極のアイディア創造法。」

これがアイディア創造システムとしてのFacebookの正体です。

20世紀に証明されなかったさまざまな数学上の仮説は、Facebookをはじめとする今後のSNSの発展により、つまり、集合知が形成される過程の中で、証明に成功するのではないか…とさえ思うようになりました。

クレイ数学研究所が100万ドルの懸賞金をかけている7つの仮説。
ポアンカレ予想はすでに証明されましたが、あと6つ残っています。

① P≠NP予想
② ホッジ予想
③ リーマン予想
④ ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題
⑤ ナビエ-ストークス方程式の解の存在と滑らかさ
⑥ バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想

SNS全盛の現在。
これらがいつまでも仮説や予想でいられるか、わからなくなりました。

さて、こうなるとアイディア創出術の世界にも「イノベーションの波」が押し寄せます。

ブレインストーミング法、ブレインライティング法、KJ法、ゴードン法、MBS、ワークデザイン法、バズ・セッション、ナイン・チェックリスト法、フィッシュボーン、ロジックツリー、メモリーツリー、マインドマップ…

これらは技法として生き残れるでしょうか。

もちろん、完全になくなるということは考えられません。
ただし、完全にはなくならないまでも、大勢の人間が会議室に集まって行うスタイルのアイディア創出術は、次第に姿を見せなくなるのではないかという予測に至ります。

Facebookでアイディア創出!」

これが今後のトレンドになるのではないでしょうか。

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2011年6月16日

次に本を書くなら『140字の経営学』

6月8日にスタートしたジャスト140字のTwitter(140字字数制限マラソン)。「つぶやき」の数が60個を超えました。

1日に7〜8個のペースで増えている計算になります。

最初のうちには、いわゆる日記風の140字つぶやきもあり、趣旨とは違うものも数個あるのですが、概ね60個に到達したのは間違いありません。
現在では、

① 経営戦略
② マーケティング
③ 行動科学
④ ビジネス法務
⑤ ビジネス技法
⑥ コンサルティング
⑦ 中小企業診断士受験

…概ねこれらが

「7大テーマ」

になっています。

「スタートダッシュキャンペーン」

がモットーの私ですから、今後はペースが落ちていくものと思いますが、

「歯磨きに行くたびに140字でつぶやこう」

をスローガンに掲げれば、1日3回は書くことができます。
このペースで頑張ろうと思います。
根を詰めて作業する…というシロモノではなく、スキマ時間でできますので…楽しく続けることが肝要ですね。

さて。
このTwitterを仮に「書籍化」したらどうなるか。
冷静に考えてみました。

1冊の単行本が180頁だと仮定し、1頁に2つ「つぶやき」を載せます。
1つの「つぶやき」に対し、数行から十数行の解説・補足を加えます。
すべて「つぶやき」だけにしてもよいのですが、そうなると、なんだが「ノストラダムスの預言書」みたくなってしまいます。ですので、この構成は却下です。
つぶやいただけでは、言葉足らずなところもあるわけで、「つぶやき+解説」×2セット…で1頁を構成するものとします。
書籍化の際には、日付順で掲載するのではなく、分野別に再編成すべきです。
さきほど、総つぶやき数は「180頁」と仮定しましたので、1冊の本に仕上げるためには、最低でも「360個」のつぶやきが必要という計算になります。
現在まだ60個ですから、あとちょうど300個つぶやく必要があります。
ありがたい! 目標ができました。

後からまとめて解説・補足を書くと大仕事になるので、
Twitterでつぶやき、後日、その解説を、Facebookに公開する…という方法でいこうと思います(私のTwitterはFacebookに連動しています)。
最近は自然とそうなりつつあるのですが、これを今後はスタンダードにしてみようと思います。

こうすれば、無理なく隙間時間(起床前、喫茶店、移動中、食事中、就寝前)だけで達成できるのではないかと思います。

肝心のタイトルですが

『140字の経営学』

がシンプルで良いかな…と笑

あ、もっともこれは、スポンサー(=出版社)があっての話。今のところ、単なる私の「つぶやき」にすぎません笑

今気づいたんですが

5人くらい共著者がいればすぐにできちゃうんですよね笑

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2011年6月16日

早大大学院・木村達也研究室訪問録(中)

先生の研究室のある11階のフロアでエレベーターは停止。
エレベーターを降りて、またまたびっくり。
まるで高級ビジネスホテルのようなシンプルながら美しいフロアが広がっています。

「…ここは本当に早稲田か?」

ビラやチラシが所狭しと貼ってあり、壁には落書きだらけ。男子トイレのドアは開けっ放し…

私がいた頃の早稲田といえばこんな雰囲気でした。
時代が下り、社会人になってから訪問した、ほんの10年くらい前の早稲田とも雰囲気が違います。
まるで、どこぞの女子大に来たかのような感じ。

「ホームじゃなく、こいつは、アウェイだな…」

訳のわからないことを考えながら、フロアを歩き、先生の研究室を目指します。
右も左も有名教授の研究室が続きます。

「すごい。まるで三十三間堂を歩いているか、五百羅漢を見ているようだ」

と、またまたわけのわからない例えを思いつきながら、ようやく、木村先生の研究室の前に。

ノックをします。
研究室のドアは、高級車の扉のように、質が高いものなので、ノックしてもあまり響きません。今後訪問される方は、強くノックすることをおすすめします。

「どうぞ」
「失礼します」

一礼しつつ、中に入ります。
お変わりない笑顔の木村先生がそこにいらっしゃいました。

お机の上にはMacが1台。
左右の棚には所狭しとマーケティングやビジネス関係の書籍が積み上がり、まさに大学の研究室。
いいですね。他人の書棚を見るのが大好きな私には目の毒というか、いい意味で、気が散ります笑

「どうですか、すぐ、研究室、わかりましたか?」

先生のご質問にお答えすべく、ここまでの経緯を説明申し上げます。

「女子が多いのは、この校舎の低層階が国際交流センターになっているからかもしれないね」

なるほど。留学生は女子学生の比率が高いようです。
それでも、商学部だけをとってみても、昔に比べれば女子の数ははるかに多いのも確かです。
やはり、時代とともに、母校も変わってきているようです。

「竹永さん、この校舎になってからは初めてだものなあ」

有名教授の研究室の中を、三十三間堂を巡るか、あるいは五百羅漢を眺めるように歩いてきたとお話すると、先生も大笑い。

昔話に花が咲きます。
先生との出会いは、今を遡ることおよそ10年前。
私が、日大大学院グローバル・ビジネス研究科に入った入学式の後、学生と教授との初めての面談のときでした。
実は入学まで、『コトラーのマーケティング戦略』の木村先生がいらっしゃることは知りませんでした。中小企業論を学ぼうと思って入学したコースでした。
ところが、新任の当時・助教授として、木村先生のご紹介があり、びっくり仰天。
路線を変更して、研究目的をマーケティングに切り替えてしまったのです。
私は、仕事が忙しく修士論文を同期生といっしょに提出できず、2年半に渡り大学院にいたのですが、留年した半年を除く2年間、木村先生の教えを受けました。もちろん、木村ゼミに所属していました。
先生の日大在籍期間は私たちの入学から卒業までのちょうど2年間。ですから、たいへんよく私たちのことを覚えていて下さり、卒業生の幾人かとは今でもやりとりがあるとのことでした。

その後、先生は早大に移籍され、その半年後に、私も日大大学院を卒業することができました。

そんな昔話が一巡した後のことです。
先生から私に逆質問。

「ところで、竹永さんのブログにあった『マグロの解体ショー』についてなんだけどさ…」

「え、先生、あれ、お読みになってくださったのですか」

「読んでる、読んでる。ちょっと、具体的なやりかたを教えてくださいよ」

…まさか、早大の研究室で、「マグロの解体ショー」に話が及ぶとは…

「想定外です」

ちなみに、「マグロの解体ショー」とは、なんのことはありません。今流行の書籍の「自炊」のことなのですが、「自炊」という呼び方に疑問を感じている私が提唱している、およそ、ディファクト・スタンダードにはなるはずのない呼び方です。
そもそも、Twitter上では私自身「自炊」と呼んでいます。「マグロの解体ショー」では長すぎてつぶやきがまとまりません。

「ちょうど、Facebookで公開した映像がありますから、それをご覧に入れましょう」

動画をお見せしながら、具体的な手順について2人で大研究です。

「あ、すごいね。裁断機を使うと、日経文庫も一瞬でバラバラになるんですね」
「はい。あっという間です。それから、先生、スキャナーは富士通ScanSnapの最新型がいいですよ。従来機とはレベルが違う。また、裁断機は研究室に置かれるのであれば、設置スペース確保の問題が生じますね」

話はやがて、著作権法に及びます。
裁断やスキャニングが、大学教育や社会人教育でどこまでゆるされるか…という問題です。

著作権の制限については、著作権法30条以降にずらりと条文が並んでいますが、今回、先生との議論に関連する対応条文は次のとおり。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(私的使用のための複製)
第三十条  著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
一  公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は主要な部分が自動化されている機器をいう。)を用いて複製する場合
二  技術的保護手段の回避(技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変(記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は改変を除く。)を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。第百二十条の二第一号及び第二号において同じ。)により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合
三  著作権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であつて、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、その事実を知りながら行う場合
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ある程度の制限はありますが、法は、お金を出して著作物を購入した者に対しては、広くその使用を認め、複製も許可しているわけです。
家の中で個人的に「まぐろの解体ショー」をするのが、一般に認められているのは、この条文のおかげです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(学校その他の教育機関における複製等)
第三十五条  学校その他の教育機関(営利を目的として設置されているものを除く。)において教育を担任する者及び授業を受ける者は、その授業の過程における使用に供することを目的とする場合には、必要と認められる限度において、公表された著作物を複製することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びにその複製の部数及び態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
2  公表された著作物については、前項の教育機関における授業の過程において、当該授業を直接受ける者に対して当該著作物をその原作品若しくは複製物を提供し、若しくは提示して利用する場合又は当該著作物を第三十八条第一項の規定により上演し、演奏し、上映し、若しくは口述して利用する場合には、当該授業が行われる場所以外の場所において当該授業を同時に受ける者に対して公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行うことができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該公衆送信の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この条文がありますので、大学や高校の教員の方々は、かなり広く複製が許されていることになります。
ただし、

「本一冊の複製が丸丸OKになるかどうか」
「さらにそれをスキャンして、公衆送信する、つまり、クラウド化してしまうことが許されるかどうか」

このへんは微妙なところです。
大学などで、書籍の一部を、紙としてコピーで配布することは一般に広く行われていますが、スキャンしたデータの配布や公衆送信が可能かどうかについては、私も自信がありません。
もちろん、株式会社である弊社やTBCさんが同じことをするのは許されません。私どもは、「学校」ではありませんので。

著作権法は、産業財産権法と異なり、いろいろな人が「使ってナンボ」という精神の法律ですから、著作権は、特許権と異なり、「独占排他的権利」などではなく、さまざまな「著作権の制限」を法定化しているのです。
ただ、今後は、「制限」の線引きがいっそう難しくなりそうです。

「マグロの解体ショー」の業者への依頼もグレーゾーンです。
いろいろ調べると、裁断だけなら原稿の著作権にはひっかかりませんが、スキャンまでしてしまうのは、まずいでしょう。前述した30条1項(私的使用)の規定にひっかかってしまいます。

「しかし、いずれにしても、今後は、大学教育も変わるのではないかな。MITが授業を無料公開して以来、その波はどんどん世界中の大学に押し寄せてきていますからね」

話は、SNS時代、集合知時代、無料動画配信時代における大学の機能や役割に移ります。また、私たちのような民間における社会人教育のやり方も変化するのではないかという、予想にも話が移っていったのです。

<次回に続く>

 

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2011年6月14日

意外と楽しい「140字字数制限マラソン」

先日よりスタートしたTwitterによる「140字字数制限マラソン」。
思ったより楽しく走っております。さきほどの「つぶやき」を転載しますね。

スタートして数日が経過したTwitterによる「140字字数制限マラソン」。139字に妥協せず、すべてジャスト140字でつぶやいている点には、我ながら感心。いろいろな方が「沿道」から励ましてくださるが、どうか、ご安心を。このマラソン、当人は全く苦に感じていない。フロー状態にある。

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2011年6月13日

140字字数制限マラソンで汗を流す

予告通り、Twitterにて、140字字数制限マラソンを開始。
毎日140字×3〜8個程度、つぶやいては、汗を流しています。

その日の仕事に合わせ、主に、「行動科学脳」「経営戦略脳」「マーケティング脳」「ビジネス法務脳」「ビジネス・スキル脳」を使い分けている私ですが、ウォーミング・アップには140字はちょうどよい分量です。

ブログの更新は、しばらくの間、暇を見て…ということでご容赦くださいませ。

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2011年6月11日

「140字」それが問題だ

先日までうまくいかなかったTwitterとFacebookの連動が、今朝再トライしたら、なぜか、うまくいきました。理由は不明。ITの世界は、不思議なことが多いですね。
結果オーライ。深く考えるのはやめましょう。

さて。
せっかくFacebookとつながったTwitter。
使わないのはもったいない。
今後はどしどし使って、情報発信したいと思います。

Facebookのほうは、先日お話ししたとおり、情報のオープン範囲を狭めてしまったのですが(友達の友達まで。新規でリクエスト頂く場合には、原則として、実名で、プロフィール等についてもある程度公開している方。特に業種・業界が近い方は大歓迎)、Twitterは実名で「つぶやいて」います」。
Facebookと連動していますので、原則として「ビジネスに関するつぶやき」に限定する予定です。
当然ですが、Twitterのほうは、フォローしていただければ、どなたでもご覧いただけます。

アカウント名  MakotoTakenaga

ところで。
今朝から、テスト的に何通かつぶやいてみて、1つ大きな「壁」があることが判明。

それは

「140字」

という壁です。

何を今更…とおっしゃる方が多いと思います。

「140字という字数制限は、Twitter黎明期にこそ話題になったが、今更それをわざわざ壁として取り上げるか?!?」

たしかにそうです。
でも、私、正確には、中小企業診断士の第2次試験対策を行なっている講師にとって、この、

「140字」

は大きな壁となります。
正直、ハードルが高い!

なぜかと申しますと、私たちは、普段、

「皆さん。100字と指定があったら、最低でも99字、できれば100字きっかりで書きましょうね」

と論述指導しているのです。
中小企業診断士の第2次試験(筆記試験)は、字数制限論述が出題の基本なのです。
こうなると、140字に対して、132字とか、136字とかで、投稿するのは、いささか気が引けます。

今気づいたのですが、
山口も、矢田も、鳥島も、木下も、…同僚講師諸氏はTwitterをやらないわけです(笑)

しかし、今更後には引けません。
今後は、最低139字、最高140字のTwitterにチャレンジしてみましょう。

138字以下のつぶやきを見つけたら、「反面教師」として笑ってください。

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2011年6月8日

Facebookをどう使うか

正式に1ヶ月ではありませんが、概ね1ヶ月経ちましたでしょうか。
いやはや。非常におもしろい1ヶ月でした。絡んでくださった皆様には本当に感謝申し上げます。
特に、登録後数日で誕生日を迎え、多くの方から温かいメッセージが(T T) 感動いたしました!

ミクシーもTwitterも挫折した私ですが、Facebookのおかげで、SNSのなんたるかを少しずつ、理解…というよりも、体感しています。
マーケティング・コンサルタントとしては、誠にお恥ずかしい話ですが、この年になると、世の中のスピードについていくのはたいへんなのです。

元々は既存の大学・高校時代の友人の再発見を一番の楽しみとしていたのですが、これは実のところほとんどうまくいきませんでした。
私たちの年代ですと、まだまだSNSの普及率は低いのかもしれません。40代のビジネス・パーソンにSNSについての意識調査をやってみたくなりました。
もしかすると、私の高校のOBは、金融機関やお役所務めの方が多く、実名でいろいろなことをオープンにするのは難しいのかもしれません。
結局、450人いた高校の卒業生ですが、連絡がとれたのは、わずか数人でした。
タレントの三船美佳さんが、インターナショナル・スクールの同期生の大半と連絡がとれた!とテレビで嬉しそうに話していたのとは対照的な結果です。

もっとも、現在、Facebookの国内ユーザー数は300万人といいますから、まだまだごく一部。仮に、総人口の半分である6,000万人が対象だとすれば、2%にすぎません。
イノベーション普及プロセス論に当てはめれば、まだ、「革新者(イノベーター)」または「初期採用者」…といった段階です。
今後の普及を待ちましょう。

私はiPhoneを日本での発売日から使っている1人ですが(並んだわけじゃありません。「8GBの黒なら、キャンセルが出ましたが、いかがされますか?」という連絡をSoftBankのご担当からいただき、夜になって契約に行ったのです)、当時は、本当に苦労しました。

①相談できる人はいない
②ネットには情報がない
③テキストや指南書は発売されていない
④ソフトは不完全な状態
⑤ハードの力も弱い…5重苦でした。
加えて、日本の携帯電話とは大きく操作性が異なる…という基本思想には、ほとほと悩まされたものです。

それに比べると、Facebookは身近に相談できる方も多く、情報はすでに巷にあふれかえっています。ありがたいことです。

遅ればせながら。
先日、ザッカーバーグの半生を綴った映画(『ソーシャル・ネットワーク』)も拝見いたしました。地味ながら、なかなか面白かった。
比べていいかどうかわかりませんが、ナッシュの生涯を映画化した『ビューティフル・マインド』よりも印象に残りました。どちらも、フィクション部分が多いので、割りきってみないといけませんが。

さてさて。
登録から1ヶ月経過し、気づいたことを、3つ記しておきます。
①目標・方針を持つこと、②公開情報レベルに配慮すべきこと、③ビジネスへの応用方法を考えること、という3点です。
以下、詳述いたします。

1.ビジネス目的かプライベート目的か、方針を決めてから入ったほうがよい(目標・方針を持つこと)

私の場合、もともとはプライベート目的でしたが、友人はほとんど再発見できず、かわりに、先輩・同期・後輩のコンサルタントの方々や、さまざまな企業研修や講演でお世話になった受講者に方々との再会を果たすことができました。
これは、まさに「想定外」!
中小企業診断士・税理士・気象予報士等さまざまな資格取得者の方々、大学の先生や愛読書の著者の先生、果ては政治家の方々…との出会いもありました。
これらのつながりはいずれも今後のビジネスを進める上で、大切なネットワークとなります。筆不精の私にとって、こんなに素晴らしいメディアはありません。
逆にいえば、プライベートな情報のやりとりは、自分の「ウオール」ではしにくくなりました。再発見した学生時代の旧友とのやりとりは、メールやメーリング・リスト中心になっています。
これから、加入される方は、この点、ビジネス目的なのか、プライベート目的なのか、その両方がOKなのか、ご自身の『プロフィール』に述べておいたほうが親切だと思います。

2.プライベート情報の設定をちゃんとチェックする(公開情報レベルに配慮すべきこと)

見切り発信大好き人間、勇み足大歓迎男の私の場合、いろいろ失敗します。
冒険遺伝子が発達しているのかもしれません。
数百年前に生まれていたら、ふぐ料理の試作品を口に入れ、名誉の「戦死」を遂げていた口です。
今回もちょっと失敗。自分の情報がどの程度オープンになっているのか、事前にチェックしていなかったのです。海外の友人のアドバイスで、そのことが判明。お恥ずかしい限りです。

Facebookでは、アカウント設定の中で、自らのプライベート情報をどこまでオープンにするか、細かく設定できるようになっています。
私の場合、実名ですし、会社も明らかにしていましたし、会社のブログとほぼ同じ内容を日々アップしていましたから、最初はあまりプライベート情報の設定について、深く考えませんでした(実名もアドレスもブログで公開していますので)。
ですが、個人アドレスや携帯電話の番号等や、自分の居場所についても、常にオープンというのは、やはりまずいかな…と思い、現在、設定を変更。情報公開範囲を、いったん、ぐっと狭めました。
今後、いろいろな方にお話を伺い、ちょうどよい「湯加減」を推し量っていく所存です。

3.自分のビジネスへの具体的な活かし方を考える(ビジネスへの応用方法を考えること)

この1ヶ月間において、これが一番大きな気づきかもしれません。
Facebookをビジネスにどう活かすか…いろいろなところで議論され、アイディアが無数に生まれていると思います。
これについて、私は次のように考えています。

Facebookのメンバーの間には、たくさんの「研究会」が存在します。
コンサルタントや経営者の皆さんといろいろな情報を交換する「研究会」の存在はたいへん魅力的。
さっそく、私もいくつかの研究会にエントリーしています。
これらの研究会では、おそらく、テーマを決め、輪番制で、リサーチとプレゼンテーションを進め、知識・情報・経験をシェアしていくものだと思います。

ですが、今後、私が主催する際には、まったく「逆」の研究会を主催してみたいと考えるようになりました。
たとえば、こんな感じです。

私が新たに勉強したい、もしくは、講演・講義・研修のネタにしたいと考えている分野のテーマを、私自身が選び、リサーチを行い、資料を作成し、模擬プレゼンテーションを行う(輪番制ではありません)。
これを聴きに来てくださる方を、Facebookで募ります。

たとえば、こんな感じです。

日時:6月20日(金) 19:00より  ××会場にて
テーマ:金融商品取引法の改正点
講師:竹永 亮
講演時間:60分(その後、質疑応答、意見交換、アンケート記入タイム。希望者の方はその後懇親会にもご参加ください)
定員:20名限定
申込み:takenaga@keieikyouiku.co.jp へ直接ご連絡ください
教材のレベル:初稿中心一部未完成、PowerPointスライドなし
参加料:会場使用料・事務手数料として1,000円

すなわち、作成途上の講演ネタ、執筆中の書籍についての情報を披露し、皆さんにはそのモニターになっていただくというスタイルの研究会です。

参加料は、上記例では1,000円としていますが、無料から数千円程度が妥当かと思います。有料の場合、「教材のレベル」や内容によって金額が異なります。

Facebookでお互い実名でやりとりをしている信用できる方々が母集団ですから、モニターをお願いしても安心感があります。

もっとも、現在の私の「お友達」の数はまだ150名くらいですから、ちょっと母集団としては小さいかもしれません。
募集を「お友達の友達」までに拡大してもいいかもしれません。

私に働く効果としては、次の3つが考えられます。
① 無料または極めて低コストで、自分の企画・執筆物の仕掛品についてのAudienceの皆さんの反応を直に見ることができる(テスト・マーケティング効果
② この仕事をしていると「初演」(初めてそのネタで講義・講演をすること)はいやなものですが、本当のお客様の前で話す前に「初演」を終えることができる(トレーニング効果
③ 有料であれ、無料であれ、Audienceがいる以上、プライドもありますから、相当まじめに、しかも、締切りにきっちり間に合うように、新執筆を進める(セルフ・ドライビング効果

ここだけを見ると「私による私のための私の研究会」という印象になりますが、それではどなたにも足を運んでいただけません。
当然、おいでいただく方々にもメリットがなければなりません。

お越しいただくAudienceの皆さんに生じる効果としては、次の3つが考えられます。
① 無料または低料金で、新たな知識・情報をゲットでき、また、私の話の中でおもしろかったところを盗んでいただける(スチーリング効果
② 私の話の中で失敗した点をほくそ笑みつつ、「あそこでは、ああやってはいけないんだな」と気づいていただける(チャックリング効果
③ 集まった方々との人的交流が深まる(アソシエイティング効果

開催場所ですが、私の主戦場である首都圏での開催が中心となると思いますが、大阪出張の折に会場を設定し、ご迷惑でなければ、関西の皆さんにも、”メッタ切り”にしていただけるのではないか…と思います(笑)(大阪勢のほうがむしろ手ごわい…)

仮に、

「2ヶ月に一度のペースでやる!」

ハードと目標を立てれば、今よりももっといろいろな商品を企画・開発・執筆していけると思います。
自分を追い込みますねえ笑
すごい負荷がかかりますが、実現すれば、たいへんありがたいことです。

また、皆さんお集まりの際に、自炊派の方は、裁断済みの書籍をお持ちいただき、物々交換する…といった酒肴、おっと間違え、趣向を凝らしてもいいと思います。

その後に、本当の酒肴を…という流れでしょうなあ。
ううむ、ビール一杯でひっくり返りそうだな。

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2011年6月3日

「インターフェイスの複雑化」と「悪魔の証明」

Word、Excel、PowerPoint、Evernote、Acrobat、Twitter、Facebook、Safari、FireFox、Internet Explorer、Mail、Calendar、FTP、写真閲覧ソフトに、動画閲覧ソフト。

私たちは毎日いろいろなアプリを使っています。
最近、たくさんのアプリを使うことに少々疲れてきました(笑)

厳密にいえば、たくさんのアプリを使うことに疲れたというよりも、各々のアプリごとに、使用する機器や端末の種類に応じて、別なインターフェイスが存在し、それらの差異を気にしながら使うことに疲れた…といったほうが正確です。

機器・端末が1つであり、使用するインターフェイスが1種類であれば、アプリが増えても、さほど気にはなりません。アプリが異なれば、インターフェイスが異なるのはしかたのないことです。
しかし、最近では、同じアプリであっても、使用する機器・端末が異なるために、別のインターフェイスを使うことを強いられることが多くなってきました。
これが苦痛の原因です。

なにせ、最近は、使用する機器・端末・インターフェイスの種類が多い…
機器・端末の種類が異なれば、当然、使用するインターフェイスの数も増えていきます。

私の場合

① ThinkPad
② Mac(MacBook Air、iMac、Mac mini)
③ iPhone
④ iPad

…常時、以上4種類の異なる機器・端末を使用しています。

これがネックになります。

同じFacebookでも、機器・端末が違うと、インターフェイスが微妙に異なり、

「Macの画面でできたことが、Windowsの画面だとできない」
「同じOSであっても、iPadとiPhoneでは微妙に操作方法が異なる」
「そもそも、この画面上で、できることなのか、できないことなのか、そもそも、その判断ができない」

ということがしばしば。

特に、三番目の

「そもそも、この画面上で、できることなのか、できないことなのか、そもそも、その判断ができない」

ことが、一番の問題となります。

先日も、Wordで資料を作成していたとき、WindowsではできたことがMacではできず、途方に暮れました(索引の作成法に関する問題だったのですが)。
この場合も、途方に暮れたのは、「できるか、できないか、わからない」ためです。「できない」とわかれば、未練なく、他の方法に切り替えるのですが、その意志決定ができない…ここに大いなるジレンマがあるわけです。

マニュアルや操作手順書を見ればよい…と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そもそもマニュアルや操作手順書には、

「できること」

は書いてありますが、

「できないこと」

は書いてありません。

「悪魔の証明」

という言葉がありますが、まさにそれと同じです。
知りたいのは、

「できないこと」

なのです。

このご時世、それでも、いろいろ調べれば、8割くらいの場合、解決するのですが、概ね2割は解決しません(苦笑)

「まったくもってややこしい」

と頭が痛くなります。

一昨日、また齢をとったので、やっぱり、歳のせいですかねえ。

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2011年5月14日